能登の未来へ走れ――「のと鉄道の旅」をCMに。 広告小学校、被災地・穴水町で特別授業

CMづくりを通して次世代のコミュニケーション力の育成を目指す電通の社会貢献活動「広告小学校」が、能登半島地震からの復興に歩みを進める石川県・穴水(あなみず)町で、特別授業を実施した。

このプログラムは、子どもたちがCMづくりのプロセスを実際に体験しながら、伝える力や表現力、チームでの創造力を育むことを目的としたもので、2006年からこれまでに全国約530校、延べ6万7000人以上が体験してきた。今回の授業には、2024年元日に発生した能登半島地震で大きな被害を受けた地域にある、穴水中学校の2年生39人が参加。復興への願いを胸に、「のと鉄道の旅」をテーマにしたCMづくりに挑戦した。

image

特別授業は6月30日(月)のリモート授業からスタート。電通1CRプランニング局 木村亜希氏が講師となり、「つたえる=つたわる、にするために、大事なこと」をテーマに、CMづくりに必要な視点や考え方について授業をした。その後の7月4日(金)、生徒たちは実際にのと鉄道に乗車し、沿線の魅力を取材。7月11日(金)、穴水中学校で「広告小学校」の特別授業が行われた。

当日は、木村亜希氏や電通2CRプランニング局の田中元氏をはじめとする講師陣が授業アドバイザーとして参加。多様な視点からアイデアを導き出す方法や、映像で人の心を動かすヒントを生徒たちに伝授した。

image

講師を務めた木村氏は「決まった答えのないCMづくりに、生徒たちは最初こそ戸惑いながらも、自由に発想する楽しさに目覚めていくようでした」と語る。多様な意見を取り入れながら新しい価値を生み出し、拡散させた思考を収束させていく過程では、広告の現場でプロが使う「考え方の考え方」も自然と身につく授業となった。

image

10のグループに分かれた生徒たちは、最後に30秒のCM劇という形で「のと鉄道の旅」の魅力を発表。自然や車窓風景はもちろん、人とのふれあいやのと鉄道が取り組んでいるさまざまな仕掛けなど、それぞれが選んだテーマを個性豊かに表現し、見る人の心を引きつける作品が次々と披露された。

特別授業に全面協力している、のと鉄道の宮上哲夫氏は「被災してもなお、ふるさとには数えきれないほどの魅力があることへの気づきや、その魅力を伝えようとするみずみずしい感性を引き出してくださり、生徒自らの手で能登の未来に希望を生み出していく、大きな一歩になったと思います」と振り返った。

image
今後、生徒たちはさらにコンセプトやストーリーを練り上げ、のと鉄道の全面協力のもと停車中の車両や駅ホーム、学校などでの本格的な撮影。完成した30秒のムービーは、来年、東京にある石川県のアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」で放映される予定。

目指すのは、単なる紹介映像ではなく、「のと鉄道に乗ってみたい」「能登を訪れてみたい」と見る人の心を動かす30秒CM映像。中学2年生たちの挑戦は、復興の歩みと重なりながら続いていく。

image

また、「広告小学校」のノウハウをもとにした授業プログラム「みんハピ」が新たに開発され、その体験会を8月25日(月)に開催する。現在、参加者を募集している。

※「みんハピ」体験会の概要・申し込みはこちら(定員に達し次第締め切り)
https://forms.cloud.microsoft/r/MKx2sn97f2

ジャパンブランドウイークリーチャート

image

再び訪れたいという満足度指標

この10年間で、インバウンド(訪日観光)は市場規模・来訪者数ともに急拡大しました。来訪者の約7割は近隣地域からとなっており、リピート率の高い国・地域やアジアパシフィックエリアを中心に、再訪日観光の意向も高水準を維持しています。

なお、本チャートで紹介している再訪意向は、海外旅行経験者を対象とした訪問経験のある旅行先(国・地域)への再訪意向を複数選択・水平比較したものであり、訪日経験者に限定した日本への再訪意向ではありません。

image

地方観光への期待

オーバーツーリズムの軽減と地方創生の実現を同時に満たす対策として、地方送客が代表的な手法として注目されています。難易度の高い地方分散を実現するためには、それぞれの地域にあった戦略と戦術の構築が求められており、特に地方観光における観光資源の再発見・再編集が重要と考えられます。そのためには、海外の消費者が求める可能性のある観光資源について、定期的かつ切口別の把握が必要です。

具体的には、属性軸において、リピーターとのエンゲージメントづくり、対日関心度・理解度の高い人の誘致戦略が不可欠です。また、体験軸においては、季節性を生かした自然景観、心身ともにリラックスできる環境、観光資源としてのローカル電車・バス、各地域の名湯、歴史を感じさせる街並み、地元でしか味わえない郷土料理、ガストロノミー体験などが挙げられます。これらの要素から読み取れるのは、物質的な豪華さよりも、その土地ならではの景観的・文化的な豊かさを五感を通じて提供できるかが重要であるという示唆です。


問い合わせ先:
ジャパンブランドプロジェクトチーム
japanbrand@dentsu.co.jp
 
※注記・免責事項
1.本記事における対象国・地域の名称表記は日本国内の読者を想定対象とし、日本の社会通念やビジネス慣習に沿ったものになります。
2.本調査における国・地域の名称表記は、統計上または分析上の便宜を目的としており、いかなる政治的立場や見解を示すものではありません。
3.本調査における構成比は小数点以下第2位(一部整数表示の場合は小数点以下第1位)を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
4.本調査で使用した地図(世界地図および日本地図)は分析内容やページのレイアウトに合わせて一部修正・加工・トリミングを行っており、必ずしも国境線および国土範囲を正確に反映したものとは限りません。
5.各国・地域とも性年代別に均等割付で標本収集し、人口構成比に合わせてウエイトバック集計を実施。

【参加者募集】電通×電通マクロミルインサイト 共催ウェビナー「どうなる?ポストSDGs!未来の人々が望む商品・サービスとは? 市場をリードする新たな価値のつくり方」9月3日開催

電通と電通マクロミルインサイトは、9月3日(水)に開催するウェビナー「どうなる?ポストSDGs!未来の人々が望む商品・サービスとは? 市場をリードする新たな価値のつくり方」の参加者を募集している。

SDGsのゴールイヤーである2030年が近づき、ポストSDGsのアジェンダに関する議論が、国連をはじめとする国際機関、各国政府や経済界において始まっている。Beyond GDPといった概念も提唱され、経済成長だけでは捉えきれない「実感できる豊かさ」を新たな指標とする動きが広がりつつある。「より良い社会や暮らし」に向けて、企業はこれから何を届けていくべきか。SDGsのその先を見据えた、新たな価値創造のあり方が問われている。

本ウェビナーは、未来視点からのバックキャスト型アプローチにより新規事業・サービス開発やビジョン策定を支援する電通「未来事業創研」と、生活者の主観的なWell-beingなどのインサイト研究を行う電通マクロミルインサイト「人と生活研究所」が共催する。最新の“幸せ調査”の結果も踏まえ、「ポストSDGs」および「Well-Being」を軸に、これからの価値創造の方向性を探る。未来に選ばれるブランド・事業を構想するうえで、未来の生活者視点に立って何が必要か、そのヒントを共有する。
 
「未来の人々が望む商品・サービスとは?」

【概要】
日時:
9月3日(水)13:00~14:00
形式:オンライン
費用:無料
申し込み締め切り:9月1日(月)12:00
主催:電通、電通マクロミルインサイト

■参加登録・ウェビナー詳細はこちらから


【プログラム】

・ポストSDGsとWell-Being
・生活者の主観的Well-Beingについて
 「人と生活研究所」主観的幸せの9因子のご紹介
・最新の調査結果から読み解く“幸せを感じる”商品・サービスとは
・ポストSDGs時代を意識した、あるべき未来の可視化方法
・あるべき未来からバックキャストで考えるこれからの人々が望む商品・サービスとは

【登壇者プロフィール】

電通  シニア・ディレクター/未来事業創研 ファウンダー
吉田 健太郎

モバイル事業、スマホアプリ領域を中心とした市場分析、戦略プランニング、コンサルティングなどに従事。電通モバイルプロジェクトリーダーとして、CES/MWCに2011年から毎年参加し、TECHトレンドを把握。2021年、国内電通グループ横断組織「未来事業創研」設立。未来の暮らしの可視化からのバックキャストでの事業開発を得意とする。消費者庁 新未来ビジョンフォーラム フェロー、経営管理学修士(MBA)、日本デジタル空間経済連盟 2045年の社会像検討委員。

電通マクロミルインサイト リサーチャー/ファシリテーター
工藤 陽子

“人“を基点に、インサイトやトレンドに関するメソッド開発や、情報発信をしていく窓口「人と生活研究所」所属。企業活動におけるWell-Being促進のための研究や、クライアントワークでは、エスノグラフィのような質的調査やワークショップデザインに主に従事。JPPI認定ポジティブサイコセラピスト。

電通ライブがトータルプロデュースをした埼玉初のイノベーション創出拠点「渋沢MIX」がオープン

電通ライブが、埼玉県と共に開設の準備を進めてきたイノベーション創出拠点「渋沢MIX(シブサワミックス)」が、7月25日にオープンした。

※電通ライブは2024年夏に渋沢MIXの施設構築、開設後の運営・管理業務を受託した

 

「渋沢MIX(シブサワミックス)」

本施設は、さまざまな業種・規模の企業や起業家などの交流・マッチングにより共創を行う、埼玉初のイノベーション創出拠点。「オープンイノベーションの創出・促進」「スタートアップの創出・成長支援」「イノベーションを担う人材の育成」の3つをコンセプトに、イノベーション創出のためのさまざまな取り組みを展開する予定。

電通ライブは、同社が持つ高度なプロデュース能力と、これまで培ってきた“にぎわい”を生み出すノウハウを生かし、「渋沢MIX」の継続的な活性化を目指す。

【渋沢MIXの利用について】
1.会員区分

渋沢MIXは、原則として会員登録制(無料)の施設。会員の区分や利用可能な主なサービスについては、以下のとおり。

渋沢MIXの利用について 会員区分

2.会員登録
会員登録に当たっては審査を行う。なお、渋沢MIXで開催されるセミナーなどのイベントへの参加は、会員登録不要(会員限定のイベントを除く)。
①申し込み
申し込みフォームはこちら
https://shibusawa-mix.pref.saitama.lg.jp/membership/
②面談
書類審査終了後、面談を実施(オンライン)。
③登録~利用開始
審査を通過された方は渋沢MIX施設にて利用契約・入退室管理システムの登録を行い、利用開始となる。

3.専門人材
渋沢MIXの会員は施設利用だけでなく、各専門人材への相談も可能。さまざまな専門人材を配置し、利用者同士の出会い・交流の促進やイノベーションの創出・成長を支援する。
●コミュニテイマネージャー
渋沢MIXに常駐し、利用者の相談対応やイベントの企画・運営に従事する。
●共創コーディネーター
企業同士、企業と県内外機関などをつなぎ合わせることで共創を支援する(予約制)。
●スタートアップアドバイザー
スタートアップに対する専門的な助言やベンチャーキャピタルなどへの橋渡しを行う(予約制)。

4.イベントについて
渋沢MIXでは、コンセプトに基づいたさまざまなテーマによるセミナー、勉強会、交流会などのイベントが開催される。
 
【施設概要】
渋沢MIXは、約500もの企業の創立に携わった埼玉県出身の偉人である渋沢栄一翁が、適切な人や企業をマッチングすることで企業を成長に導いたことに倣い、人々が出会い、つながり、共創することで新たなイノベーションが創出される場を目指している。

渋沢MIXのロゴ

名称:渋沢MIX(シブサワミックス)
場所:埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4丁目262番18
   「ekism(エキスム)さいたま新都心」5階
開館:平日 10時~21時
   土曜 10時~18時
   ※日曜日・祝日等除く/イベントでなど延長の場合あり
機能:コワーキングスペース、イベントスペース、ラウンジ、個別ブース(打ち合わせスペース)、受付、情報掲示スペース  など

【施設構築・運営】
埼玉県
統括・トータルプロデュース
 電通ライブ
運営・管理
 電通イベントオペレーションズ 
 コミュニティコム
 アドリブワークス
施設構築
 日展
 テイクアーキテクツ
ロゴデザイン
 TM

【参加者募集】Do! Solutions Webinar「事業成長を加速させる、経営×ブランディング」9月9日開催

電通が運営する、ビジネス課題を解決する情報ポータルDo! Solutionsは、9月9日(火)に開催するウェビナー「事業成長を加速させる、経営×ブランディング 停滞を打破する電通流“習慣化アプローチ”とは」の参加者を募集している。
    
現在の延長線上に自社の未来像を描きにくくなった今、企業の「あり方」そのものが事業成長のカギになる時代が到来。多くの企業が“経営アジェンダ”として「ブランディング」を捉え直し、注力している。一方で、その「ブランディング」のアプローチや成果に悩む企業も多いという。

本ウェビナーでは、経営のメインアジェンダとして「ブランディング」を捉え、事業変革と確かなビジネス成長につなげるための実践知を紹介する。 

「事業成長を加速させる、経営×ブランディング 停滞を打破する電通流“習慣化アプローチ”とは」

【概要】
日時:
9月9日(火)14:00〜15:00
費用:無料
形式:Zoomウェビナー
登録締め切り:9月4日(木)17:30
定員:先着1000人


■参加登録・セミナー詳細はこちらから
 

【プログラム】

第1部
ブランディングは「経営アジェンダ」へ

第2部
事業成長につながる「ブランディング」~電通流アプローチを事例とともにご紹介~

第3部
FAQ

【登壇者プロフィール】

電通 グロース・ブランディング部長
伊神 崇(いかみ たかし)

マーケティングプランニング、コミュニケーションデザイン、メディアプランニング領域の業務を経験。企業や事業、商品/サービスのマーケティング戦略立案・施策立案、またその調査や効果検証/分析業務に従事。2018年よりビジネス・トランスフォーメーションにも領域拡張し、企業の新事業/新領域開発支援、経営分析/事業分析を通じた戦略立案、経営/事業における意思決定支援、ビジョン開発、ブランドコンサルティング業務、インナーアクティベーションなど、企業の成長に寄り添う業務を実施。

電通コンサルティング 執行役員・パートナー
田中 寛(たなか ひろし)

外資系大手会計系コンサル2社で企業再生の事業評価や事業戦略策定、業務改善コンサルを経験し、事業会社に転職。米系大手化学企業や米系大手EC企業にて、社長室・経営企画・事業企画や事業部での営業・マーケティングの経験を通じて、事業成長に向けた取り組みを実践。その後、ブランディング専門コンサルタントを経て、2022年より現職。
 

第78回広告電通賞、決定 総合賞はサントリーホールディングス

第78回広告電通賞の総合賞に、サントリーホールディングスが選出された。総合賞は、広告活動全般にわたり特に優れた成果を挙げた広告主に贈られる賞であり、同社は2年連続、通算27回目の総合賞受賞となる。今回は「フィルム広告」「OOH広告」「エリアアクティビティ」の3部門での最高賞と、2部門での金賞、4部門での銀賞を受賞した。

■本件に関するリリースはこちら

総合賞のサントリーホールディングスが受賞した最高賞3点

フィルム広告最高賞 ザ・プレミアムモルツ「無言の父たち」篇
フィルム広告最高賞 天然水「大自然を味方に」篇
OOH広告最高賞 天然水「大自然を味方に」篇
OOH広告最高賞 天然水「大自然を味方に」篇
エリアアクティビティ最高賞 Beサポーターズ!プロジェクト
エリアアクティビティ最高賞 Beサポーターズ!プロジェクト

応募総数は1274作品。選考対象は、2024年4月から25年3月(「ブランドエクスペリエンス」「エリアアクティビティ」の2部門は24年3月から25年3月)までに実施された広告コミュニケーション作品。デジタル化の加速やAIの普及により、広告コミュニケーション活動は多様化している。いろいろな情報が発信され受容されていく中、「いかに広告主の考え方・思いを正しく伝え、感じさせ、経験してもらうか」に工夫を凝らした事例が多数寄せられた。

選考ではまず、「プリント広告」「オーディオ広告」「フィルム広告」「OOH広告」「ブランドエクスペリエンス」「エリアアクティビティ」「イノベーティブ・アプローチ」の計7部門における最高賞・金賞・銀賞と、名古屋・九州・北海道3地区の地区広告賞・準地区広告賞、さらにSDGs特別賞・SDGs特別賞優秀賞が選出された。続いて、その年を代表し、未来へ向けて顕彰すべき広告コミュニケーションであると推薦があった場合にのみ審議される特別賞が選出された。最後に、最高賞・金賞・銀賞の受賞結果から総合賞が選出され、これにより全ての入賞作品63点が決定した。

【総合賞】サントリーホールディングス
【プリント広告最高賞】ユニクロ    
【オーディオ広告最高賞】味の素
【フィルム広告最高賞】サントリーホールディングス
【OOH 広告最高賞】サントリーホールディングス
【ブランドエクスペリエンス最高賞】マイナビ
【エリアアクティビティ最高賞】サントリーホールディングス
【イノベーティブ・アプローチ最高賞】長崎市
【特別賞】八王子視覚障害者福祉協会
【SDGs特別賞】あすには/東北大学他40社

詳細は「広告電通賞 」公式サイトをご確認ください。

■第78回広告電通賞贈賞式
贈賞式の概要は次のとおり。
【贈賞式概要】
タイトル:第78回 広告電通賞贈賞式
日時:10月1日(水)15:00開始(予定)
場所:グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール
※オンライン中継を予定(YouTubeにて限定公開)

■広告電通賞について
広告電通賞は、1947(昭和22)年12月に創設された日本で最も歴史のある総合広告賞。「広告電通賞審議会」によって運営されており、優れた広告コミュニケーションを実践した広告主を顕彰することで、広告主による課題解決の道を広げ、日本の産業・経済・文化の発展に貢献することを目指している。選考は全国の広告主、媒体社、クリエイター、有識者ら約500人から構成される選考委員により行われる。
 

 

電通デザイアデザイン FUKAYOMIチーム著「未来の消費者は何を欲望するのか」発売

電通において消費者研究を行うプロジェクトチーム「DENTSU DESIRE DESIGN(電通デザイアデザイン)」による著書「未来の消費者は何を欲望するのか―ヒット作品を読み解いて分かった6つの価値観変化―」(日経BP)が7月26日(土)に発売される。ヒットコンテンツが消費者の価値観に与える影響から、消費者の「未来の欲望」を予測する新メソッド「FUKAYOMI」が紹介されている。

「未来の消費者は何を欲望するのか―ヒット作品を読み解いて分かった6つの価値観変化―」(日経BP)
日経BP、A5判、480ページ、2640円(税込)、ISBN:978-4-296-20834-0


【書籍の内容】
電通デザイアデザインの「FUKAYOMIチーム」に所属する10人以上の現役マーケターとクリエイターは、毎年30作品以上のヒットコンテンツを独自の分析手法で「深読み」して、クライアントに対して消費者インサイトやマーケティング活動のヒントを提供している。

本書では、映画、ドラマ、アニメなどのヒットコンテンツをソーシャルリスニングなどの手法を用いて分析し、コンテンツが消費者の価値観に与える影響から「未来の欲望」を予測する新メソッド「FUKAYOMI」について紹介している。

また、2020~25年のヒットコンテンツの「FUKAYOMI」分析の結果として、今後消費者に生じる「6つの価値観変化」と、そこから生じる消費者の「未来の欲望」の予測、さらに2030年の消費者像を描いた小説「未来“欲望”予想図」を書き下ろしている。

コロナ禍をはじめ、AIの進化、地球温暖化、物価高など、昨今の大きな社会環境変化により、これまでの常識が書き換えられる「価値観のアップグレード期」を生きる消費者を理解し、中長期的に支持されるコミュニケーションや商品・サービスを能動的に構想するためには、現在の消費者の行動や意識を調査・分析するだけではなく、見えないところで進行する時代の「価値観変化」の道筋を先んじて捉え、そこから生じる「未来の欲望」を予測することが重要である。

マーケティングの最前線で蓄積した「FUKAYOMI」の知見をまとめた本書は、アフターコロナの暮らしが定着していく中で、これからの社会を生きる消費者の行動原理や消費動機の変化を俯瞰(ふかん)的に捉え、多くの示唆を提供する。今までにない消費者理解のための書籍として、企業のマーケティング担当者にとって、これからの時代の消費者コミュニケーションや、商品・サービス開発のヒントとなる。

【目次より】
第1章    ヒットコンテンツで未来の欲望を読み解く
第2章    価値観変化①“みんな”と同じ感情を共有する ― 細分化する個人の好みの裏で強まる他者とつながりたい気持ち ―
第3章    価値観変化②“自分軸”を信じて我が道を行く ― コロナ禍の分断によって強化された自分本位欲望 ―
第4章    価値観変化③“自分の好き”と“誰かのため”をつなげる ― やりたいことの追求が社会的意義も持ってほしい社会接続欲望 ―
第5章    価値観変化④“神の視点”から見下ろす ― 正解が複雑化した世の中で、俯瞰して真実に近づく ―
第6章    価値観変化⑤“社会のひずみ”に気付かされる ― 日常の裏に潜む誰かの負を改善して、みんな幸せに ―
第7章    価値観変化⑥“熱中・夢中・没頭” ― 経済合理性を超えて、生きている手応えを取り戻す ―
第8章    データからひもとく「6つの価値観変化」
第9章    未来の消費者は何を欲望するのか
小説  未来“欲望”予想図


■電通デザイアデザイン FUKAYOMIチーム
電通デザイアデザインは消費のドライバーとなる深層心理「欲望」に着目した電通のプランニング部門横断の研究開発プロジェクト。独自の「欲望行動モデル」を基に消費者の「欲望」を解明し、トレンド分析、マーケティング戦略立案、新商品開発など、消費者の心が動くさまざまなマーケティングスキームを提唱している。FUKAYOMIチームはヒットコンテンツの消費者への影響から「未来の欲望」を予測する、電通の現役マーケターとクリエイターで構成された専門集団。

本書籍についてブログで公開中。
https://www.d-sol.jp/blog/ddd-fukayomi
 

■本件に関するリリースはこちら
 

国内電通グループ9社、BtoB企業のサーキュラーエコノミーの実装と地域経済の活性化を支援する 「産業共生コーディネーション」サービスの提供開始

国内電通グループ9社(※1)は、企業と地域のサーキュラーエコノミーを支援する「産業共生コーディネーション」の提供を開始する。本サービスは、BtoB企業が排出する廃棄物や副産物を資源として、その資源を相互活用できる異業種企業をマッチングさせ、サーキュラーエコノミーの実装と企業成長を支援する。また、この異業種企業は地理的に近い企業同士をマッチングさせることで、地域経済の活性化も目指す。

多くの企業がサーキュラーエコノミーへの移行を経営戦略に掲げるなか、具体的なビジネス実装が進まないという課題に直面している。一方で、BtoB領域は大量の資源が流通し、企業間の長期的・安定的な取引関係が構築されていることから、循環型社会の実現において重要な鍵を握っている。同サービスは、このBtoB領域特有の構造を生かし、地理的に近接する異業種間での連携を通じて廃棄物や副産物などの資源を相互に有効活用する「産業共生(Industrial Symbiosis)」(※2)に着目。「産業共生」は、環境負荷の低減とコスト削減の両立だけでなく、それぞれの企業が持つ知識や技術の融合を図ることで、地域のオープンイノベーション基盤にもなる。サーキュラーエコノミーへの移行を加速させる仕組みであると同時に、企業の成長機会と地域経済の活性化の実現にも貢献していく。

<「産業共生」の目指す姿>
image
同サービスは、「産業共生」の実現に向けて特につまずきやすい「共生機会の特定」や「マッチング」に関して、国内電通グループ各社のサーキュラーエコノミーやビジネスコンサルティングの専門人財の経験を生かして支援する。地域への「産業共生」の実装にとどまらず、プロジェクトや参加企業のPR、横展開などにも対応し、電通グループならではの一気通貫のコーディネーションを推進。また、サーキュラーエコノミーの社会実装に向け、コミュニティマネジメントの知見や、地域の企業ニーズを把握する各地の電通のネットワークを生かし、地域の産業構造を踏まえた最適な資源循環ネットワークの設計から、自治体・市民との連携まで、社会全体での循環型経済の実現を目指す。

<「産業共生コーディネーション」サービスのプロセス一例>
image
<「産業共生コーディネーション」における国内電通グループの強みと各社の役割>
image
電通:企業間の創造的な連携機会の特定・マッチング、戦略PR
電通総研:実現可能性評価や開発支援などビジネスコンサルティング
電通ライブ:産業共生コミュニティマネジメント、プロダクト・スペース設計
電通北海道、電通東日本、電通西日本、電通九州、電通沖縄、電通名鉄コミュニケーションズ:地域企業、自治体・市民との連携支援

サービス内容の詳細はこちら:Do solutions! e-book
https://www.d-sol.jp/ebook/industrial-symbiosis-for-circular-economy

※1=国内電通グループ9社(順不同):電通、電通総研、電通ライブ、電通北海道、電通東日本、電通西日本、電通九州、電通沖縄、電通名鉄コミュニケーションズ

※2=「産業共生」とは、地理的に近接する異なる産業間で、廃棄物や副産物、エネルギー、水などの資源を相互に交換・利用する取り組み。CO2削減に多面的に貢献し、環境負荷を低減しながら経済的な利益を目指す。「産業共生」の取り組みには 5つの代表的なタイプがある。
 

image

めざせ、ダンス/クッキングPR大使!味変で食ロス削減!「ノコサンシャカシャカ ダンス/レシピチャレンジ」公募中 ノーペコ ラボ

電通ソデジン(ソーシャル・デザイン・エンジン)内のプロジェクトで、「子どもと食」に関するあらゆる問題の解決を目指す「ノーペコ ラボ」は、学生をはじめとする全国の老若男女を対象に、「味変」で食品ロス削減を啓発するダンス・レシピコンテスト「ノコサンシャカシャカ ダンス/レシピチャレンジ」の動画を公募している。「いいね」の数などで選出されたダンス部門とレシピ部門の各優秀5チームは、9月9日(火)(グーグーの日※)に開催されるオンラインイベント「ノコサン ダンスホール2025」で最終審査に臨む。後援は、農林水産省・環境省・消費者庁・こども家庭庁・東京都環境局・港区・江東区。締め切りは、8月31日(日)。

※毎年9月9日を「子どもと食」についてみんなで考え行動する「グーグーの日」と制定(日本記念日協会で正式に認定)

 

「ノコサンシャカシャカ ダンス/レシピチャレンジ」

【概要】
ノコサンシャカシャカ ダンス/レシピチャレンジ
内容:
①ダンスチャレンジ(フォーマット曲にダンスをつけた動画)
   ②レシピチャレンジ(フォーマット曲に味変レシピをつけた動画)
   ※両方でもいくつでも参加可能
対象:学生をはじめとする全国の老若男女
賞品:ノーペコ ラボのサイトへの公式アップ
応募方法:ハッシュタグで応募
     ①ダンスチャレンジ #ノーペコダンス#ダンスチャレンジ
     ②レシピチャレンジ #ノーペコレシピ#レシピチャレンジ
締め切り:8月31日(日)

ノコサン ダンスホール2025
日時:
9月9日(火) 19:30~20:30(予定)
内容:事前に選出された5チームの①ダンスと②レシピの最終審査と表彰など
場所:オンライン(YouTube Live)

後援:農林水産省・環境省・消費者庁・こども家庭庁・東京都環境局・港区・江東区
協力:「世界食料デー」月間 2025事務局
主催:ノーペコ ラボ
問い合わせ先:no-peco@dentsu.co.jp
 

■ダンス・レシピコンテストの詳細はこちらから

 

 
動画は、応募締め切りまでに新作が計5本アップされる


■ノーペコ ラボについて
ノーペコ(ノー、腹ペコ!の意味)ラボは、飢餓・貧困の撲滅というテーマを柱に、「子どもと食」のあらゆる問題を、さまざまな企業・団体・世の中との掛け算で楽しく大きく解決することを目指した、電通ソデジン(ソーシャル・デザイン・エンジン)内のプロジェクト。2019年に発足。企業や団体の課題を解決しながら、いいことだとはわかっていてもいざ行動にはつなげにくい社会貢献を、みんながついやりたくなる、自分ごと化できる楽しい活動に変換していく活動を行っている。
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100068660948955
 

ispace「HAKUTO-R」ミッション2、アジア民間初の月面着陸は成功に至らず

RESILIENCEランダー

月面資源開発に取り組む宇宙スタートアップ企業ispaceは6月6日(金)、「RESILIENCE(レジリエンス)」ランダー(月着陸船)の月面着陸を試みたが、通信が途絶え、失敗したと発表した。2023年4月のミッション1に続く2度目の着陸挑戦も、惜しくも成功には至らなかった。

ispaceは6月6日(金)午前4時17分(日本時間)、月面探査プログラム「HAKUTO-R」のMission2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”(ミッション2)による月面着陸に再挑戦した。RESILIENCEランダーは、1月に打ち上げられ、約半年かけて月へ向かい航行し、アジアの民間企業初の月面着陸を目指していた。

同日、東京都内で行われていたMission2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”着陸応援会では、深夜にもかかわらず、ispace社員やパートナー企業の関係者など約500人が来場。月面に向けて降下中の月着陸船から送られてくる高度や速度のデータがスクリーンに表示されると、多くの人々が固唾(かたず)を飲んで着陸の瞬間を見守った。

都内で開催されたMission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON“ 着陸応援会の様子
都内で開催されたMission2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE” 着陸応援会の様子

しかし、着陸予定時刻を過ぎたあと「通信が確立できていない」という情報が伝えられると、会場は緊迫した雰囲気となった。RESILIENCEランダーは、高度約100 キロメートルから降下し、約20 キロメートルで予定通り主エンジンの噴射により減速を開始、着陸船がほぼ垂直になったことも確認されたが、高度192メートルというテレメトリーデータ(遠隔測定法によるデータ)を最後に通信途絶。袴田武史 ispace代表取締役CEO & Founderは、月面への「ハードランディング」の可能性が高いとし、同日午前の記者会見にて「月面着陸は達成が困難であり、ミッションの終了を判断いたしました」と発表した。

Mission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON“ 着陸応援会に展示されたRESILIENCEランダー
Mission2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”着陸応援会に展示されたRESILIENCEランダー

6月24日(火)、ispaceはミッション2の軟着陸未達について、技術的要因に関する解析結果を発表。月着陸船が挑んだ月面着陸の失敗について、高度を測定するレーザーレンジファインダー(※)のハードウェア異常が原因だったとした。

※レーザーにより目標物との距離を計測する装置。ランダーから月面までの高度を測定するために利用。

 

6月24日(火)ispaceによる ミッション 2 軟着陸未達に関する技術要因分析報告の記者会見の様子
6月24日(火)ispaceによる ミッション 2 軟着陸未達に関する技術要因分析報告の記者会見の様子

ispaceは6月の月面着陸の挑戦に向けて、電車内広告、モックアップ展示、YouTube広告、TVer広告なども展開。そこでは、ミッション1で月面着陸に失敗したものの、そこで歩みを止めることはなかったこと、失敗を恐れずに、困難を乗り越え、ミッション2に向けて再挑戦を続けてきたこと、挑戦を貫く強い信念と月面着陸に懸ける覚悟を示してきた。

羽田空港第1ターミナルに、期間限定で月着陸船のモックアップを展示
羽田空港第1ターミナルに、期間限定でランダ―のモックアップを展示
東京メトロ電車内(ドア横)にポスター展示
東京メトロ電車内(ドア横)にポスター展示
着陸前日、朝日新聞朝刊に掲載された広告
着陸前日、朝日新聞朝刊に掲載された広告

今回のミッション2における月面着陸への挑戦は、惜しくも成功には至らなかった。しかし、ispaceの挑戦は、民間企業による月面輸送という、これまで国家主導で進められてきた宇宙開発の流れに一石を投じる試みであり、今回の挑戦においても、膨大なデータと貴重な経験が蓄積されたことに疑いの余地はない。

月に向かうRESILIENCEランダーから撮影されたアースライズ(月に昇る地球)
月に向かうRESILIENCEランダーから撮影されたアースライズ(月に昇る地球)

袴田氏は、「ispaceは失敗を単なる技術的な失敗で終わらせず、決してここで立ち止まらず、関係者の皆様からの信頼を取り戻せるよう、常に挑戦者として、次のミッションに向けて再び歩み始めます。“Never Quit the Lunar Quest”」と述べた。

ispaceは、2027年以降にミッション3およびミッション4打ち上げの計画も発表しており、これまで以上に多くの貨物を積載できる着陸船を用いることで、月の裏側・南極付近への輸送や月面探査によるデータ提供を目指していく。

これからもispaceは、高頻度で顧客の荷物を月へ輸送、そして要望に応じて月面のデータを取得するなどの取り組みを行い、月と地球に広がるエコシステムの構築に向けた挑戦を続けていく。

ispaceの挑戦は、終わらない。
 

HAKUTO-Rサイト:https://ispace-inc.com/jpn/m2

【関連過去記事】
ispace 次のミッションは月探査 100億円の資金調達も発表
月面探査プログラム「HAKUTO-R」パートナーを発表
月面探査プログラム「HAKUTO-R」新たなパートナー3社を発表
月を生活圏に。民間企業ispaceが主導する、“全産業参加型”の月面開発プロジェクト
ispace、シリーズB投資ラウンド資金調達を実施新たな月面ビジネスコンセプトを発表(動画あり)
民間月面探査の「HAKUTO-R」がミッションコントロールセンター開設とSMBCグループのパートナー参画を発表
ispace、2022年の打ち上げに向けフライトモデルの組み立てを開始
ispace、2022年末頃に打ち上げへ、「HAKUTO-R」のミッション1と2の進捗報告会を実施
民間月面探査プログラムHAKUTO-R ミッション1、遂に打ち上げ成功。順調に航行
ispace、月面着陸に再び挑む 「HAKUTO-R」ミッション2 月面探査車デザイン発表
ispace、「HAKUTO-R」ミッション2に向け、月面探査車の日本への輸送完了 
ispace、月着陸船順調に航行中、1月に打ち上げ成功 「HAKUTO-R」ミッション2