映像制作における温室効果ガス削減、プロセス効率化の実現に向けた共同プロジェクト「メタバース プロダクション」が発足

電通クリエーティブXは、東北新社ヒビノとともに、テクノロジーを活用し、映像制作ワークフローにおける温室効果ガス削減とプロセス効率化を目指す共同プロジェクト「メタバース プロダクション」を発足させた。

「メタバース プロダクション」では、インカメラVFXを用いたバーチャルプロダクション技術※を駆使することで、東北新社と電通クリエーティブX における従来型の映像制作ワークフローと比較し「スタジオ撮影時の廃棄資材を最大 90%削減」「ロケーション撮影時の参加人員を最大 90%削減」などを目指す“PX サービス”を2022 年から提供していく。
(PXはProduction Transformationの略で、映像制作トランスフォーメーションを意味する造語)

※インカメラVFXを用いたバーチャルプロダクション技術:
LEDディスプレイ・システム、カメラトラッキング、リアルタイムレンダリングを組み合わせた撮影技法。高精細LEDディスプレイにCGで制作した情景(仮想世界)を映し、仮想世界と同期させたカメラで被写体と一緒に撮ることで、バーチャル空間の撮影をリアルタイムに実現可能。

 

インカメラVFX撮影イメージ
インカメラVFX撮影イメージ
Virtual House StudioのテンプレートCGイメージ
Virtual House StudioのテンプレートCGイメージ

■「メタバース プロダクション」が開発予定のPX商材例とポイント
① 「Owned Virtual Set」「Owned Virtual Location」:

要望に応じオーダーメイドでCG美術セットやCGロケーションを制作し、繰り返し使用できる広告主所有のバーチャル素材(仮想世界)とすることで、廃棄物量やスタッフ工数削減が可能となる。

②「実写ロケーション VFX」:
実写背景をあらかじめ素材として別撮りしておくことでロケーション撮影参加人員を最少化。また、出演者撮影はスタジオで背景素材を大型LEDに映写して実施することで、従来のロケーション撮影における時間、空間から解放された、あらゆる時間帯や場所、天候での撮影が可能となる。

③「Virtual House Studio」:
あらかじめ用意されたテンプレート CG素材から美術セットを選択し、若干のカスタマイズをして利用することで、映像制作における徹底的な効率化と高品質を両立するプリフィクス制作が可能となる。

「メタバース プロダクション」による映像制作の核となる「CG制作」は東北新社グループのオムニバス・ジャパンを中心として、「インカメラVFX撮影システム」「高精細大型LEDパネル」はヒビノの協力を得て実施する。

今後、リーズナブルな予算での映像制作からハイエンド案件まで、さまざまなニーズに対応する“PXサービス”の開発・提供に注力し、将来のスタンダードになることを目指す。

■本件に関する電通クリエーティブXのリリースはこちら
 

経営戦略から見たクリエイティブ

クリエイティブの技術は、マス広告に代表される広告表現だけに活用されるものではない。言葉、デザイン、考え方。伝え方を設計し、実現する。そうした技術を、経営のあらゆる局面で活用し、ビジネスにドライブをかけていく。正しく伝えることはもちろん、心を揺さぶる。みんなの気持ちを束ねて、進むべき方向を定める。

この連載では、そんなクリエイティブの事例を、さまざまな企業の、さまざまなセクションの方々からの声をもとに、紹介していきます。

第1回は、森永製菓。創業120周年を機に新たに策定したグループの企業理念を表すムービーにまつわるエピソードを、経営戦略部 森加誉子(もりかよこ)氏に伺った。

文責:ウェブ電通報編集部

 森永製菓グループ「OUR PHILOSOPHY ~ムービー~」の一場面
森永製菓グループ「OUR PHILOSOPHY ~ムービー~」より

 新たに企業理念を策定

「創業120 周年という節目に、従前の企業理念を見直しました。新たに策定した企業理念は、多くの従業員の声を集め、経営陣で議論を重ね、出来上がったものです。森永製菓グループ従業員の想いがこもったものとなっていると思います。」と森氏は語る。「さらなる発展を遂げていくためには、創業の精神や足跡を見つめ直したうえで、目指すべき未来像を描き出し、全従業員で共有することが大切」という太田栄二郎社長の考えのもと、社長自身が全社員に呼び掛け、意見を集めたのが企業理念策定のきっかけだったという。
 

森永製菓グループの企業理念
森永製菓グループの企業理念

■森永製菓グループの企業理念はこちら

目指したのは、グループ全従業員への企業理念の共有

「企業理念を知ってもらうためのツールとして、大きく4つの制作物を作成しました。特設サイト、社長のメッセージ動画、OUR PHILOSOPHY ~ブック~(企業理念を表すブック)、そしてOUR PHILOSOPHY ~ムービー~(企業理念を表すムービー)です。」と森氏は振り返る。制作物作成の一番の目的は、「企業理念浸透のファーストステップとして、まずは企業理念が新しくなったことをその内容とともに従業員に知ってもらうこと」。そこでこだわったのは、「全従業員にくまなく伝えること」と「しっかりと記憶にとどめてもらうこと」だったという。「さまざまな職種や立場の社員がいる中で、いかに全従業員に伝えることができるか、という観点からWEB媒体、紙媒体、さまざまな制作物を作成することを考えました。そして、いかに従業員の記憶にとどめてもらうか、という点から、何か印象に残る伝え方はないだろうか、と悩み、電通様に相談を持ちかけたことが、ムービー作成のきっかけでした」
 

 森永製菓グループ「OUR PHILOSOPHY ~ムービー~」の一場面
森永製菓グループ「OUR PHILOSOPHY ~ムービー~」より

クリエイティブの魅力は、「発想の幅」 

ムービー作成は、電通のクリエイティブチームと共に進めることになる。森氏によれば、経営戦略という普段は広告クリエイティブと接していない部門であるがゆえに、当初は戸惑いがあったという。「実は、最初はこちらの要望した内容と違ったモノが出てきたんです」と森氏は語る。「先ほどもお話しした通り、今回のムービー作成の目的は、企業理念が新しく変わったこととその内容を従業員にしっかりと伝えたいということでした。パーパス、ビジョン、バリューと体系化した新たな企業理念を明確に伝えること。それが我々の最も重要な課題だと捉えていました。ですが、クリエイティブの方からご提案があったのは、従前から掲げている『おいしく、たのしく、すこやかに』という言葉を主軸にした内容だったのです」

電通クリエイティブチームからの提案は次のようなものだった。「森永製菓が長年掲げてきた『おいしく、たのしく、すこやかに』は食品企業にとって非常に素敵な言葉だと思う。森永製菓の資産でもあるこの言葉をもっと大事にされては?キャッチ―で社外の方にも伝わりやすいこの言葉を使って、社内はもちろん、社外に向けても発信できるようなムービーも選択肢としてありなのではないか」

森氏自身、「おいしく、たのしく、すこやかに」の重要性は分かっており、これからも大切にしていきたい言葉だと思っていた。今回の企業理念においてもコーポレートメッセージとして掲げている。「ただ、今まで当たり前のように使用していたこの言葉をクリエイティブの方にそのように言っていただき、『おいしく、たのしく、すこやかに』の大切さ、重要さを実感した気がしました。また、当初は社外発信という視点もあまりなかったので、新たな視点に気付くことができました」と当時を振り返る。

その後は、〈確実に伝えたい新しい要素〉と〈変化はしていないけれど伝えていかなければならない要素〉をうまく組み合わせた作品になるよう、クリエイティブと議論を交わし、試行錯誤し、現在HPに掲載しているムービーが出来上がった。

■森永製菓グループ「OUR PHILOSOPHY ~ムービー~」はこちら

ムービーの締めのナレーションは「おいしく、たのしく、すこやかに。この言葉が持つ無限の可能性を信じ、変わらない言葉とともに、変わり続けていきます」というものだ。「とても素敵だな、と。短い文章に、無駄なく、思いを詰め込む。その言葉の紡ぎ方に、これがプロの技術なんだなぁ、と感心しました」と森氏は語った。

当初は戸惑いがあったものの、結果として良いものになったと森氏はプロジェクトを振り返る。「クリエイティブチームの方々の『発想の幅』の広さにも、助けられましたね。企業理念の内容を事細かに説明したいなら、こんな表現方法。情緒的なイメージを伝えたいなら、こんな表現方法。その中間なら……みたいな感じでさまざまな提案をしてもらえたので、ああ、このあたりがイメージに近いかも。という具体的なモノが湧きました」
 

 森永製菓グループ「OUR PHILOSOPHY ~ムービー~」の一場面
森永製菓グループ「OUR PHILOSOPHY ~ムービー~」より

心に響くものを作る

「心に響かせるテクニックにもいろいろあるんだな、と学ばせてもらいました」と、森氏は言う。ムービーのナレーション一つをとっても、男性にするのか、女性にするのか、その声のトーンを高くするのか、低くするのか?によって伝わり方が違ってくる。さまざまなパターンを試していく中で、「ああ、これが伝えたいイメージに合うなぁ」というふうに答えが見つかっていく。「イメージに合うものを見つけるまで、クリエイティブの方々には辛抱強く付き合っていただき、とてもありがたかったです。心に響くものを作るために、常に真摯(しんし)に業務に向き合っている方々なんだと感じました」

森永製菓 経営戦略部 森加誉子氏
森永製菓 経営戦略部 森加誉子氏

食文化の担い手として

インタビューの最後に、森氏に「食文化」について質問してみた。「歴史的な建造物とか、高価な絵とかが文化として認められるのは、なんとなく分かりますが、命をつなぐための、毎日の食が文化になるって考えてみれば、不思議なことですよね?」と。

森氏の答えは、こうだ。「『食文化』って普通に使っている言葉なので、あまり不思議と感じたことはないのですが……。ただ、今まではなかったものが新しく作り出され、お客さまに受け入れられ、いつの間にか当たり前に日常に溶け込んでいき、なくてはならないものになる、ということが文化なのであれば、総合食品メーカーである我々は、常に食文化の担い手であり続けていきたいな、とは思いますね」

森永製菓を代表する商品に「inゼリー」がある。パウチ型なので、片手で手軽に飲めるゼリーだ。今では、ゼリー飲料シェアトップのこの商品も、1994年の発売当時は、世の中になかった。でも、今はもう当たり前に存在している。食欲がないときや栄養バランスが偏ったときの栄養補給、忙しく時間がないときの小腹満たしなど、現代のライフスタイルに実にマッチしている。

振り返ってみれば、ミルクキャラメル一つをとっても、日本の人々に栄養価の高いお菓子を届けたいという創業者の強い想いをきっかけに、当時はまだ日本になかった西洋菓子を広めるところから始まった。森永製菓は、間違いなく日本の食文化の担い手であったし、これからもそうしたものを生み出してくれるだろう。これは、お世辞でもなんでもない。歴史的な事実であると同時に、未来への希望だと思う。

森永製菓 企業ロゴ

(了)

「世界のクリエイティブがやってきた!2021」展 アドミュージアム東京で12月4日から開催

アドミュージアム東京は、2021年12月4日(土)から2022年4月16日(土)まで、「世界のクリエイティブがやってきた!2021」展を開催する。

期間中は、ニューヨーク、ロンドン、カンヌの世界を代表するクリエイティブ・アワードの受賞作品を紹介する。国の文化や背景を知るきっかけになるものや、広告の概念を覆すものまで、好奇心を刺激する最新の広告コミュニケーションやデザインを肌で感じることができる。

「世界のクリエイティブがやってきた!2021」展案内告知

第1弾 THE ONE SHOW 2021 2021年12月4日(土)~2022年1月15日(土)
第2弾 D&AD Awards 2021 2022年1月22日(土)~2月26日(土)
第3弾 CANNES LIONS 2020/21  2022年3月15日(火)〜4月16日(土)

【開催概要】
「世界のクリエイティブがやってきた!2021」展
※入館は予約制です

主催:吉田秀雄記念事業財団
協力:電通 / The One Club for Creativity / D&AD /カンヌライオンズ日本事務局 日本経済新聞社
会期:2021年12月4日(土)〜2022年4月16日(土)
会場:アドミュージアム東京 企画展示室(Hall B)
   東京都港区東新橋 1-8-2 カレッタ汐留
開館時間:火〜土曜 12:00〜18:00
※状況により開館時間、曜日が変更になることがあります
休館日:日曜、月曜(ほか不定休あり)
入場料:無料

■来館予約はこちらから

■アドミュージアム東京について
2002年に開館以来、来館者は200万人を超え、広告の社会的・文化的価値への理解を深めるべく活動を行っている。江戸時代から現代まで約33万点の収蔵資料を誇り、ライブラリーでは、広告とマーケティング関連書籍の閲覧、広告作品のデジタルアーカイブを検索・閲覧することができる。
 

 

【無償提供】「見やすいコロナ対策ピクトVer.3」 これから必要な対策を追加

(この記事は、電通ダイバーシティ・ラボが運営するウェブマガジン「cococolor(ココカラー)」に掲載されたコンテンツを編集したものです)

新型コロナウイルスの感染が抑えられてきたが、これからもさまざまな場所での対応が求められる

さまざまな経済活動が戻りつつある。人々の活動範囲も広がってきている。そこで気になるのは人の集まる場所。飲食店や会社や学校、さらにイベント会場や商業施設、旅行先の宿や交通機関でも感染対策をしている。そのことがきちんと伝わっているかどうか、事業者が努力している対策をアピールするために、このピクトグラムは、店の前に貼るポスター、ホームページ、広告などさまざまな場所で、無料で使うことができる。
(使用の際は利用ガイドラインを十分ご確認の上、ご利用を)

ピクトグラム今回追加した20種
(今回追加した20種)

ユニバーサルデザインで作られた、わかりやすく見やすいピクト(全62種)

ユニバーサルデザインは障がい者や高齢者、外国人や子どもたちなど多様な人たちに伝わることを考えて作られるデザインのこと。意味するものができるだけ分かりやすい形になるように心がけられている。また、視力の弱い人にも見やすくなるように、ぼやけた時にも線が細すぎて見づらくならないように気をつけられている。色に関しては色覚の多様性に配慮し、多くの人が認識しやすい色になっている。また、長い間、公の場に貼られることを考えて、見つけやすい彩度を保ちながらも、爽やかな色が選ばれている。

ピクトグラム前回までの42種
(前回までの42種)

海外にルーツを持つ人にも伝わりやすい「やさしい日本語」表記と、通常の日本語の2種類のイベント会場用テンプレートを作成

日本に在留する外国人の数は令和2年6月末で288万5904人(出入国在留管理庁HPより)。外国人=英語と思われがちだが、母国語が英語以外の人のほうが圧倒的に多く、英語表記より「やさしい日本語」で書かれたものの方が伝わりやすいことが分かってきた。2種類のテンプレートが用意されている。

※以下のピクトグラムは使用者のコロナ対策における主体的な取り組みをより分かりやすく伝えるためのツール(取り組み自体の提示や推奨をするものではない)

 コロナ対策における主体的な取組をより分かりやすく伝えるためのツール
(やさしい日本語バージョン)
 コロナ対策における主体的な取組をより分かりやすく伝えるためのツール
(通常の日本語バージョン)

家族が感染した場合に気をつけることのテンプレートも作成、自治体や保健所などからの案内に

家族が感染した場合に気をつけることのテンプレート
(やさしい日本語バージョン)
家族が感染した場合に気をつけることのテンプレート
(通常の日本語バージョン)

制作:植田憲二、田代浩史(電通ダイバーシティ・ラボ「見やすさプロジェクト」)
 
■cococolorの記事およびデータのダウンロードはこちらから

■お問い合わせ https://dentsu-diversity.jp/contact/
 

【参加者募集】Do! Solutions Webinar「DXは一歩先のチャットボットを求めている~Kiku-Hana~」12月16日開催

電通が運営する課題解決マーケティング情報サイトDo! Solutionsは、12月16日開催されるウェビナー「DXは一歩先のチャットボットを求めている~Kiku-Hana~」の参加者を募集している。

近年、技術進化や業務効率化を求める時代背景から「チャットボット」が注目を集めている。電通においても、専門チームがチャットボットを用いて多くの企業の課題解決のサポートを行ってきた。

本ウェビナーでは、対話領域のDXを成功に導くためのポイントと課題解決の糸口となってきた電通が開発したAI対話ソリューション「Kiku-Hana(キクハナ)」を紹介する。

■「Kiku--Hana(キクハナ)」に関する過去のリリースはこちら
2018年3月22日リリース
2021年7月26日リリース

「DXは一歩先のチャットボットを求めている~Kiku-Hana~」案内告知

対話AIとして注目の“チャットボット”
対話領域のDXを成功に導く、一歩先のポイントとは?
DXは一歩先のチャットボットを求めている~Kiku-Hana~

【概要】
日時:
12月16日(木)14:00〜15:00
費用:無料
形式:Zoomウェビナー
登録締切:12月14日(火)17:30
定員:先着500名

■参加登録・セミナー詳細はこちらから

【プログラム】
第1章 DXを進化させたチャットボット

チャットボットは顧客の問い合わせ対応向けのサービスというイメージがあるが、それにとどまらない導入も始まっている。事例を紹介しながら、成功のポイントを説明する。

第2章 「Kiku-Hana」が選ばれる理由
高度な日本語対話を実現可能な「Kiku-Hana」の強みを紹介し、なぜ「Kiku-Hana」が対話領域のDXの成功に貢献できるのか?を説明する。

第3章 「Kiku-Hana」と創る未来
将来的に対話AIにはどのような可能性があるのか?その可能性について語る。

【登壇者プロフィール】
電通 シニア・イノベーション・ディレクター
松山 宏之(まつやま ひろゆき)

電通独自のAI対話ソリューション「Kiku-Hana」の開発リーダー。多くの企業のために日本語自然言語処理技術を利用した課題解決のプロジェクトマネージメントに携わる。

電通 アソシエイトコミュニケーションプランナー
新井 浩健(あらい ひろたけ)

電通独自のAI対話ソリューション「Kiku-Hana」のメンバー。多くの企業のプロジェクトの企画・提案、開発マネージメント、運用分析を担当。
 

【参加者募集】「Z世代のリアルから見える『働き方』の未来」12月8日開催

真のイノベーションを起こすための共創の場「WASEDA NEO」と「ウェブ電通報」が連携してお届けする社会人向けオンライン講座「ウェブ電通報×WASEDA NEO 連携講座シリーズ」が12月8日に開催される。
今回のテーマは「Z世代のリアルから見える『働き方』の未来」。
講師は、電通若者研究部(電通ワカモン)の西井美保子氏、用丸雅也氏、湊康明氏。参加費は3300円で、当日の午後1時まで受け付ける。

ウェブ電通報×WASEDA NEO 連携講座シリーズ「Z世代のリアルから見える『働き方』の未来」告知案内

【講演概要】
電通のラボ流 未来の創り方を伝授します。第一弾は若者(Z世代)のミライ。
「電通のラボ」。それは、社員一人ひとりの問題意識が活動基礎である社内横断のシンクタンク。社のイノベーションを生み出すエンジンとなった、まったく新しい組織のカタチである。生活者インサイト、テクノロジー、環境、アート、宇宙など、各ラボで扱われる多様なテーマは、メンバーそれぞれの所属部署にとどまらない社員の専門性の深化にもつながっている。「電通のラボ ミライ講座」では、これらのラボの多様な知見や取り組みを紹介し、個人や組織がブレークスルーするヒントを提供する。

第1回は、電通若者研究部(電通ワカモン)が登壇し、これからの経済活動を担っていく存在として注目されているZ世代のリアルから見えるインサイトとともに、半歩先の未来の価値観を紹介する。今回着目したテーマは「働き方」。特にコロナによる影響で、就活環境が大きく変化し、採用活動の在り方も、見直していくべきタイミング。Z世代の働き方への新しい価値観や企業の採用手法の新たな潮流、ワカモンオリジナルの視点で見いだしたソリューションの事例を紹介しながら解決の糸口を提供する。
 
日時:12月8日(水) 19:00~20:30
場所:オンライン(Zoom)
席数:50席
参加費:3300円(税込)
申し込み期限:12月8日(水) 13:00

■お申し込みはこちらから

【講師】
電通/ビジネスデザイナー
西井 美保子

慶應義塾大学卒業後、電通に入社。未来起点・社会視点で、企業や事業の存在意義を再定義する経営コンサルティングが得意。「電通若者研究部」の立ち上げメンバーで、著書に、「パギャル消費~女子の7割が隠し持つ『ギャルマインド』研究~」、「君たちは就活になるとみんな同じようなことばかりしゃべりだすのか。」がある。 D&AD、Red Dot Design Award、One show、キッズデザイン賞など受賞。2020年世界経営者会議に登壇。農林水産省食育検討委員会アドバイザリー、NPO法人ETICクリエーティブ統括アドバイザリー、Voicyブランド戦略顧問など社外活動にも従事。

電通/クリエーティブストラテジスト
用丸 雅也

東京大学法学部を卒業後、電通に入社。企業のビジョンや事業領域の再規定から、採用やサービス、アクション開発をはじめとする社内外コミュニケーション開発まで、広告領域にとらわれない未来創造型のクリエイティブ開発が得意。「若者から諦めるをなくす」という想いを形にすべく、電通若者研究部としても活動。受賞歴にD&AD ブランディング部門Yellow Pencil、ADFEST PR部門/ BRAND EXPERIENCE部門ゴールド、PR AWARDS ASIAゴールドなど。趣味はダンスとスナック巡り。

電通/プロジェクトプランナー
湊 康明

京都大学大学院工学研究科修士課程修了。 学生時代のHRビジネスの起業・メディア営業・ビッグデータ解析・若者層向けマーケティングなどの業務を経験。幅広い知識をいかしたプロジェクト起案を得意領域とし、「ワカモノ」や「オープンイノベーション」をテーマとした、企画・プロデュースを行う。講演実績に、国土交通省有識者懇談会、データサイエンティストフェス、アドテック神戸、JMAマーケティングサイエンス学会など。

 

【参加者募集】「答えは必ず見つかる 100案思考」12月2日開催

真のイノベーションを起こすための共創の場「WASEDA NEO」と「ウェブ電通報」が連携してお届けする社会人向けオンライン講座「ウェブ電通報×WASEDA NEO 連携講座シリーズ」が12月2日に開催される。
今回のテーマは「答えは必ず見つかる 100案思考」。
講師は、電通のコピーライター/クリエイティブ・ディレクター橋口幸生氏。参加費は3300円で、当日の午後1時まで受け付ける。

電通報×WASEDA NEO 連携講座シリーズ「答えは必ず見つかる 100案思考」案内告知

【講演概要】
誰にでも100案出せる。そして、その中に必ず名案が含まれている。
100案思考。それは、ちまたにあふれるアイデア出しのノウハウ本を試しても三日坊主に終わってしまった現役コピーライターが身につけた思考法。やりかたは、いたってシンプル。「とにかく大量のアイデアを出す」。ファシリテーターもセンスも不要という発想の転換から生まれた。そして、日常や仕事の場でのさまざまな悩みに生かせる。でも、100案出すのって大変そう・・・・。そんな方にこそ聞いて試していただく講座。 
 
日時:12月2日(木) 19:00~20:30
場所:オンライン(Zoom)
席数:50席
参加費:3300円(税込)
申し込み期限:12月2日(木) 13:00

■お申し込みはこちらから

【講師】
電通 コピーライター/クリエイティブ・ディレクター
橋口 幸生

電通に勤務。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。ギャラクシー賞、グッドデザイン賞、朝日広告賞、毎日広告デザイン賞、ACC賞など受賞多数。最近の代表作は「ガーナチョコレート」(ロッテ)「スカパー!堺議員シリーズ」「出前館」「鬼平犯科帳25周年記念ポスター」など。著書に『言葉ダイエット』(宣伝会議)『100万回シェアされるコピー』(誠文堂新光社)がある。

 

【参加者募集】ART PUB NIGNT #2 開催 -アート×ビジネスの第一線で活躍するゲストが、未来を妄想する

「アートとビジネスをつなぎ、豊かな未来をつくる」をテーマとした電通の社内横断チーム「Dentsu Art Hub」と、同チームの協力団体である一般社団法人アートハブ・アソシエーションは11月29日にオンライントークイベント「ART PUB NIGNT #2」を開催する。アートとビジネスの交点の第一線で活躍する5人をゲストに、「NFTが拓く、アートの未来」「芸術制作と、その社会的流通の未来」の2つのテーマから、新しい可能性を語る。現在、参加者を募集している(11月29日イベント当日まで申し込み受付。ただし定員になり次第締め切り)。

オンライントークイベント「ART PUB NIGNT #2」開催告知

【実施概要】
アートとビジネスがつくる未来を妄想する夜ART PUB NIGNT #2
Hosted by Dentsu Art Hub / Art Hub Association

主催: Dentsu Art Hub /一般社団法人アートハブ・アソシエーション 
協力:株式会社 アーツ・アンド・ブランズ
開催日:11月29日(月) )19:00〜21:30 (10分前に開場)
参加費:無料
開催形式:Zoomウェビナー
募集人数:先着500名
応募締め切り:11月29日(月)  ※定員になり次第締め切り

■お申し込みはこちらから
※申し込んだ方にZoom URLが送付されます

【テーマ/登壇者】
■セッション1  「NFTが拓く、アートの未来」(19:00〜20:20)
せきぐちあいみ 氏(VRアーティスト)
藤本真衣 氏(株式会社 グラコネ 代表取締役)
高橋裕行 氏(キュレーター)
■セッション2 「芸術制作と、その社会的流通の未来」(20:20〜21:30)
大山エンリコイサム 氏(美術家)
舘鼻則孝 氏(アーティスト)

【イベントステートメント】
これまでのあらゆる常識が覆されていく時代に向き合うために。
ビジネスにアーティストの思考法を取り入れる「アート思考」を始め、
アートとビジネスがつながることで生まれるさまざまな価値には、
この社会の未来を大きく変えてしまうほどの可能性が秘められているはずです。

この分野の第一線で活躍するアーティストや起業家、研究者たちもきっと
その可能性を感じ、未だ語られぬ「未来への妄想」を内に抱いているはず。

「ART PUB NIGHT」は、そんなゲストをお呼びして
ちょっとゆるめの空気の中でアートとビジネスがつくる未来に向けて
妄想を膨らませる、一夜のオンライントークイベント。

ぼんやりと秘めている妄想も、ありえないと思っていた未来も、
今回のゲスト同士が語り合えばカタチを持ち始め、
「妄想」が「構想」へと変わるかもしれません。

妄想トークで未来を夢見る特別な夜を、どうぞお楽しみください。 

■DentsuArtHub
Dentsu Art Hubは「アートとビジネスをつなぎ、豊かな未来を描く」をテーマとして2019年に設立された、電通の社内チーム(ラボ)。現在部門を横断する約30名のメンバーが所属しており、アートとビジネスをつなげることで生まれるさまざまな価値について研究するとともに、実務において実践を続けている。

■一般社団法人アートハブ・アソシエーション
Art(文化芸術)、Business(企業・経済活動)、People(社会)の間のよりよい関係・エコシステムの構築や支援を通じ、精神的により豊かな未来をつくることに貢献することを目的に設立。アート界、ビジネス界双方の人々の交流やマッチング、知見の共有など、未来に向けた新たな価値を生み出すためのさまざまな活動を推進、支援している。
 

片山俊大著『超速でわかる!宇宙ビジネス』発売

電通の片山俊大による著書『超速でわかる!宇宙ビジネス』(すばる舎)が11月17日に発売された。

片山俊大著『超速でわかる!宇宙ビジネス』(すばる舎)
すばる舎、単行本、146ページ、フルカラー、1430円(税込)、ISBN:978-4-7991-1002-7

【書籍の内容】
今、世界的に急成長している宇宙ビジネス。本書は宇宙ビジネスのキホンを楽しくサクッと幅広く学べる、究極の入門書。1テーマ1見開きの「イラスト+解説」で、「今なぜ宇宙なのか?」「宇宙開発の歴史」「宇宙ビジネスの新旧プレーヤー」など、さまざまなテーマを独自の視点でわかりやすく紹介。
現在、宇宙港(スペースポート)の整備が急ピッチで進む大分・北海道・沖縄をはじめ、日本と世界の宇宙港建設の状況もコンパクトに解説。農業・漁業・不動産・建設・運輸・通信・サービスなど、あらゆる業界に必須のビジネス教養となった、宇宙ビジネス。「もう、地球だけではもうからない」時代の、あらゆる業界のビジネスパーソンにとって必読の書となっている。

【主な目次】
第1章 人類、宇宙へと向かう
〜大国どうしの争いで宇宙開発が加速〜
第2章 宇宙開発、新たなステージへ
〜洋の東西・官民を問わず〜
第3章 宇宙ビジネスで、何が実現するの?
〜みんなの暮らしが大きく変わる〜
第4章 宇宙ビジネスには、どんなプレーヤーがいるの?
〜大企業からスタートアップまで、続々参入〜
第5章 日本⇔宇宙を結ぶ「宇宙港」。最高にイケてる街づくり!
〜地上の一大産業拠点、それが宇宙港〜
第6章 宇宙旅行ビジネス、ついに本格稼働!
〜アフターコロナ時代のツーリズム〜

【著者紹介】

片山俊大

片山 俊大 (かたやま としひろ)
電通 京都BAC

一般社団法人Space Port Japan(スペースポートジャパン)共同創業者&理事。
電通入社後、セールスプロモーション、メディアマーケティング、クリエイティブ、コンテンツビジネスなど、幅広い領域のプロジェクトに従事。その後、化粧品メーカー・総合電機メーカーのアカウント担当後、日本政府・地方公共団体のパブリック戦略担当を歴任。
2015 年より、日本とUAEの宇宙・資源外交に深く携わったことをきっかけに、宇宙関連事業開発に従事。専門分野は「広告・PR領域全般」「新規事業創造」「M&A」「公共戦略/官民連携推進」「エンタメ・コンテンツ戦略」など。

 

タレントのYouTubeチャンネルで、フィリップスの電動歯ブラシを訴求してみた!

タレントのYouTubeチャンネルで、商品タイアップを行う企業が増えています。商品を効果的に訴求するためには、どのような点に目を向ければいいのでしょうか?

Talent YouTube+TV
kamui tracker 調べ

今回は、フィリップスの電動歯ブラシ「ソニッケアー 9900 プレステージ」の事例を取り上げ、制作に携わったメンバーが、企画意図やタレント選定、実施した感想についてディスカッションした様子をリポートします。

※本記事は、FIREBUGと電通が2021年8月に実施した共催ウェビナーの内容を、ウェブ電通報編集部の視点で記事化したものです。

 

タレントそれぞれの世界観の中で、商品を印象的に見せる

タレントのYouTubeチャンネルのプロデュースに強みを持つFIREBUG(※1)と、マスメディアでこれまで多くの広告を手掛けてきた電通。両社はタッグを組んで、タレントのYouTubeチャンネルにおける商品タイアップを企画・制作しています。

※1 FIREBUG:主にデジタル領域において、タレントのSNSサービスのコンサルティング、コンテンツ制作・サポート、アーティストのプロデュース事業などを幅広く手掛ける。エンターテインメントを軸に企業に多角的なマーケティングソリューションも提供。2020年11月、電通と業務提携した。

 

フィリップスの電動歯ブラシ「ソニッケアー 9900 プレステージ」のタイアップでは、ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏、モデルの矢野未希子氏を起用しました。

「ロンブーチャンネル」
(画像をクリックすると公式YouTubeチャンネルで動画をご覧いただけます)

ロンブーチャンネル
田村氏の「ロンブーチャンネル」では、ご自身のモーニングルーティン(朝の習慣)を紹介する企画の中で、商品を紹介。寝起きの田村氏をアポなしでインタビュアーのニブンノゴ!森本英樹氏が直撃。時折笑いを交えながら、歯ブラシと連動したアプリなど機能面の特徴や使用感について話す様子がアップされています。

「MIKKO CHANNEL」
(画像をクリックすると公式YouTubeチャンネルで動画をご覧いただけます)

MIKIKO CHANNEL
矢野氏の「MIKKO CHANNEL」では、普段使用している11の美容アイテムのひとつとして「ソニッケアー 9900 プレステージ」を紹介。美しい映像のなかで、商品のデザインの良さをうまく見せています。使用シーンでは、歯磨き粉がいらないことや、ブラッシングの強さをセンサーで自動調節してくれることなど、この商品ならではの良さをさりげなく伝えています。

どちらの動画もいい意味で広告らしくなく、それぞれのYouTubeチャンネルの雰囲気に商品がうまくなじんでいるのが特筆すべき点。これらの動画はネットニュースにも取り上げられ、動画の再生回数アップにつながりました。

タレントのYouTubeチャンネルで商品タイアップをするときのポイントは?

ウェビナーでは動画の紹介に続いて、制作に携わった電通の坂本恵里氏、一芝賢太氏と、インフルエンサー活用の専門家である溝渕竜三朗氏が登壇。本企画についてさまざまな角度からディスカッションしました。

Talent YouTube+TV

商品認知から購買意欲の醸成まで一気に行うため、YouTubeタイアップを企画

ディスカッションではまず、一芝氏が、YouTubeタイアップを企画した意図を説明。「『ソニッケアー 9900 プレステージ』は約4万円もする、フィリップスの最上位機種です。これをローンチするタイミングでしっかり売っていきたい、というのがクライアントの要望でした。この要望に応えるため、商品の訴求メディアとして、タレントのYouTubeチャンネルを選びました」

企画の背景には、電動歯ブラシならではの3つのポイントがあるといいます。

1つ目は、電動歯ブラシは、認知しただけでは買わない商品であること。「歯ブラシについて悩みを抱えている人はほとんどいませんから、新しい電動歯ブラシが出たからといって気軽に購入するケースはまれでしょう。電動歯ブラシは日用品ではなく、もっと歯を白くしたい、口腔内の健康を保ちたい、魅力的な自分になりたい、という気持ちから買うものだということを念頭に置きました」

2つ目は、普段、電動歯ブラシについて考えている時間はほぼないこと。「だからこそ、認知させたその場で、興味を持たせ、買いたい気持ちになるところまでもっていくことが必要不可欠だと感じました」

3つ目は、電動歯ブラシの市場は成熟しきっているということ。「競合にはメジャークライアントの素晴らしい商品があります。だからこそ、他社と同じような訴求をメーカー発信で行ってもメッセージが埋もれがちです。例えば、フィリップスには『14年連続 歯科医の利用率No.1』という強みがあります。これを、メーカーが伝えるのと、実際に使っているタレントが伝えるのでは、生活者への浸透度は全く異なると考えました」

こうした電動歯ブラシならではのポイントを考えた結果、タレントのYouTubeチャンネルなら、他社と違った訴求ができて、認知から購入意欲の醸成にまでつながりやすいと考え、クライアントに施策を提案したといいます。

テレビCMより金額を抑えて、知名度があり商品の世界観に合うタレントを起用できた

続いて、タレントの選定について、一芝氏が説明しました。

「田村さんを選んだ理由の一つは、ご自身のYouTubeチャンネルで健康にまつわる動画が多く、電動歯ブラシとの親和性が高かったからです。加えて、商品のことを深く理解して使ってくれる。以前、別のウェビナーで田村さんが『本当に自分が良いと思うものしか紹介しない』とおっしゃっていたのがとても印象に残っていました。田村さんなら、第三者のリアルな声をきちんと届けてくれると感じました。また、約4万円もする商品を訴求するにあたり、『第一線で活躍するハイレベルなタレントを起用したい』というクライアントの要望にもぴったりだと考えました」

この商品は男女問わず使用してほしいという思いがあり、田村氏を男性向け、矢野氏を女性向けとしてアサインしたといいます。矢野氏の起用に関しては、スタイリッシュなデザインを訴求する上で、彼女のおしゃれな世界観が合うと感じたことも理由の一つだったそうです。

タレントの選定にあたっては、ギャランティも大きなポイントになったといいます。「テレビCMでタレントを起用するとギャランティが高くなりがちです。今回起用したのは、人気があり知名度も高い方々ですが、YouTubeはテレビCMよりも低い金額でアサインできる可能性があるので、チャレンジしてみました。その結果、この金額でアサインができるのかと、とても驚きました」

二人の起用について溝渕氏は、「クライアントには、他のタレントも提案しましたが、バランスよく選んでいただけたと思う。それぞれの方の個性が生かされ、全く異なる動画となっているのが良かった」と述べました。

商品の売り上げだけでなく、商品ページへのリーチ、エンゲージメント数もKPIに設定

一芝氏は、タレントのYouTubeチャンネルで商品を訴求するにあたって行った、KPIの設定について述べました。

「クライアントの指標は、商品がどれだけ売れたかということですから、購買トラッキングを行いました。ただ、電動歯ブラシのような商品は、動画を見てすぐ購入するのではなく、『まずは調べてみる』というアクションを起こす人が多いですから、商品ページへの遷移やエンゲージメント数もKPIに設定し、追跡しました。

YouTubeでTrueView広告(※2)を配信しているクライアントは、YouTubeで訴求しても、商品ページのクリック数が伸びないと思うことが多いようです。しかし、YouTubeチャンネルを持っているタレントは、彼らを支持するファンに直接リーチすることができますし、ファンの方から能動的に動画を見にきます。また、動画内で『動画の概要欄をチェックしてね』と促し、概要欄から興味のある商品URLをクリックするという導線が確立されているので、通常のTrueView広告とは異なるパフォーマンスが期待できます。うまくいくとタイアップ動画から2~5%のクリック率、動画の内容が良ければもっと高い数字を獲得でき、そこから売り上げにつながることもあります」

※2 TrueView広告……YouTubeなどで動画を見る際に、本編の前や途中に挿入される広告。


クライアントの要望とタレントの意見を丁寧にすり合わせることが大事

ディスカッションの最後には、企画を実施する際に苦労した点について意見を交わしました。

坂本氏は、「タレントのYouTubeチャンネルの世界観の中で、クライアントが打ち出したい商品の魅力・ポイントをいかに盛り込むかが大変でした。タレントは、ご自身のイメージやチャンネルの世界観とかけ離れた訴求ポイントなどを求められることに抵抗があります。クライアントとタレント、双方の譲れないポイントのバランスを取り、調整することに苦労しました」と話しました。

このコメントに対して一芝氏は「それぐらい、企業もタレントもこだわりや熱量を持って動画をつくることが大事です。例えば矢野さんは、動画制作のオリエンテーションの段階から、ご本人が参加し、企画に対して熱心に質問をされていました。そして、商品を実際に使っていただき、ご本人が気に入って初めて企画にOKをいただきました。本当に良い商品だと実感いただけたからこそ、クオリティの高い動画ができたのだと思います」と、丁寧にプロセスを踏む重要性を強調しました。

タレントYouTubeの商品タイアップの最新事例とその裏側を紹介した今回のウェビナー。商品の良さを「誰が、どのように伝えるか」を突き詰めて考えることで、視聴者の心に刺さる訴求ができることを実感したと同時に、タレントYouTube活用の可能性を大いに感じることができました。

次回は、本ウェビナーの中から、「地上波を活用した企業・商品のファンコミュニティ育成」をテーマにしたセッションの内容をリポートします!

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