2022年度の東京レインボープライドに電通グループとして3年ぶりに出展

電通グループの展示ブース写真
展示ブース
来場した北風祐子Chief Diversity Officerを囲んでスタッフ集合写真
来場した北風祐子Chief Diversity Officer(前列中央)を囲んでスタッフ集合写真

日本最大級のLGBTQ+のイベントである東京レインボープライド(TRP)に今年は電通グループとして参加。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、2020年と21年のオンラインイベントのみの開催を経て、本年度は代々木公園でのオフラインイベント(プライドフェスティバル)が復活。電通としては19年までに何度か有志で出展してきたが、今回は北風CDOの下、DJN(電通ジャパンネットワーク)のDE&I(ダイバーシティ:多様性、エクイティ:公平性、インクルージョン:包摂性)推進の一環として参加し、イベント(オフライン)およびオンラインメニューの両方に参加した。

4月22~24日に代々木公園で開催された「プライドフェスティバル」ではブース出展で参加。コミュニケーションを事業領域とする電通グループらしさのある企画として、「Rainbow Gallery of Words(ことばのレインボーギャラリー)」をテーマにした展示を行った。その目的は、LGBTQ+にまつわる数多くの言葉が生まれた背景や使われる文脈を理解し、それらの言葉に込められた希望や夢、あるいは潜んでいる偏見や差別についても意識していくことだ。

天井を透明にしたオリジナルなブースで明るくカラフルな展示に。VIも特別仕様
天井を透明にしたオリジナルなブースで明るくカラフルな展示に。企業ロゴ(VI) も特別仕様

具体的には3つのコーナーで構成された。
①うップンすっきりペーパー powered by チーム80
知らず知らずのうちに、差別や偏見を含んだ言葉を使っているかもしれない。その言葉を受け止めて「うップン」をため込んでいる当事者がいるかもしれない。そんなフレーズの例をトイレットペーパーにプリントして紹介。読んだ後は使って流してスッキリしてもらおう、という企画。会場では来場者がその場で思いついた「うップン」フレーズを専用のアプリとプリンターで印字して提供。なお、この企画には21年の新入社員中心のチームが研修の課題として開発した「トイレットペーパーに自由な文字をその場で印刷できるシステム」を活用した。

うップンすっきりペーパー

②言葉の天秤(てんびん)
意外と気付きにくい、言葉の中に潜む「性」「ジェンダー」の偏り、それを見える化する天秤。例えば、性別を特定しているニュアンスがある「彼氏」「彼女」ではなく「配偶者」「パートナー」を使うべきである、といったニュートラルな言い回しへの気付きを楽しみながら確認するツールである。

言葉の天秤

③レインボー名言
少しずつでも世界が変わるきっかけとなったたくさんの人の言葉を引用し、その歴史的な背景も含めて学ぶコーナー。

レインボー名言

また、今回の参加に当たり、LGBTQ+の当事者やアライ(理解者・支援者)の象徴であるレインボーをモチーフにした特別な企業ロゴ(VI)も使用している。

フェスティバルは感染リスク対策にも配慮し、主催者側で慎重な運営管理を実施。例年よりも出展者数や入場可能者数に上限を設けての実施となったが、会期中の3日間で66,949人(主催者発表)の来場者を記録した。電通グループブースにも約2,200人が訪問し、グループ内から集まった約50人のボランティアがシフトを組んで対応。DE&Iについて多くのゲストと学び合い、対話をすることができた。

また、今回のTRPでは、毎年6月の「プライド月間」(アメリカで世界初の大規模なLGBT運動が起こったのを記念して世界的にさまざまな啓発活動が行われる期間)にも連動し、例年よりも展開を拡張。オンラインメニューも充実させており、例年以上に積極的な情報発信を展開。電通グループはその一環であるオンラインブースにも展示。「電通グループのこれまでとこれから展」と題し、過去のTRP展示や各方面で参照されている電通ダイバーシティ・ラボの「LGBTQ+調査」なども改めて紹介しながら振り返るとともに、北風CDOのメッセージも発信するなど、これまでにない積極的な展開を紹介している。

■電通グループのオンラインブースはこちら(22年9月まで閲覧可能)

 

2022年度の東京レインボープライドに電通グループとして3年ぶりに出展

電通グループの展示ブース写真
展示ブース
来場した北風祐子Chief Diversity Officerを囲んでスタッフ集合写真
来場した北風祐子Chief Diversity Officer(前列中央)を囲んでスタッフ集合写真

日本最大級のLGBTQ+のイベントである東京レインボープライド(TRP)に今年は電通グループとして参加。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、2020年と21年のオンラインイベントのみの開催を経て、本年度は代々木公園でのオフラインイベント(プライドフェスティバル)が復活。電通としては19年までに何度か有志で出展してきたが、今回は北風CDOの下、DJN(電通ジャパンネットワーク)のDE&I(ダイバーシティ:多様性、エクイティ:公平性、インクルージョン:包摂性)推進の一環として参加し、イベント(オフライン)およびオンラインメニューの両方に参加した。

4月22~24日に代々木公園で開催された「プライドフェスティバル」ではブース出展で参加。コミュニケーションを事業領域とする電通グループらしさのある企画として、「Rainbow Gallery of Words(ことばのレインボーギャラリー)」をテーマにした展示を行った。その目的は、LGBTQ+にまつわる数多くの言葉が生まれた背景や使われる文脈を理解し、それらの言葉に込められた希望や夢、あるいは潜んでいる偏見や差別についても意識していくことだ。

天井を透明にしたオリジナルなブースで明るくカラフルな展示に。VIも特別仕様
天井を透明にしたオリジナルなブースで明るくカラフルな展示に。企業ロゴ(VI) も特別仕様

具体的には3つのコーナーで構成された。
①うップンすっきりペーパー powered by チーム80
知らず知らずのうちに、差別や偏見を含んだ言葉を使っているかもしれない。その言葉を受け止めて「うップン」をため込んでいる当事者がいるかもしれない。そんなフレーズの例をトイレットペーパーにプリントして紹介。読んだ後は使って流してスッキリしてもらおう、という企画。会場では来場者がその場で思いついた「うップン」フレーズを専用のアプリとプリンターで印字して提供。なお、この企画には21年の新入社員中心のチームが研修の課題として開発した「トイレットペーパーに自由な文字をその場で印刷できるシステム」を活用した。

うップンすっきりペーパー

②言葉の天秤(てんびん)
意外と気付きにくい、言葉の中に潜む「性」「ジェンダー」の偏り、それを見える化する天秤。例えば、性別を特定しているニュアンスがある「彼氏」「彼女」ではなく「配偶者」「パートナー」を使うべきである、といったニュートラルな言い回しへの気付きを楽しみながら確認するツールである。

言葉の天秤

③レインボー名言
少しずつでも世界が変わるきっかけとなったたくさんの人の言葉を引用し、その歴史的な背景も含めて学ぶコーナー。

レインボー名言

また、今回の参加に当たり、LGBTQ+の当事者やアライ(理解者・支援者)の象徴であるレインボーをモチーフにした特別な企業ロゴ(VI)も使用している。

フェスティバルは感染リスク対策にも配慮し、主催者側で慎重な運営管理を実施。例年よりも出展者数や入場可能者数に上限を設けての実施となったが、会期中の3日間で66,949人(主催者発表)の来場者を記録した。電通グループブースにも約2,200人が訪問し、グループ内から集まった約50人のボランティアがシフトを組んで対応。DE&Iについて多くのゲストと学び合い、対話をすることができた。

また、今回のTRPでは、毎年6月の「プライド月間」(アメリカで世界初の大規模なLGBT運動が起こったのを記念して世界的にさまざまな啓発活動が行われる期間)にも連動し、例年よりも展開を拡張。オンラインメニューも充実させており、例年以上に積極的な情報発信を展開。電通グループはその一環であるオンラインブースにも展示。「電通グループのこれまでとこれから展」と題し、過去のTRP展示や各方面で参照されている電通ダイバーシティ・ラボの「LGBTQ+調査」なども改めて紹介しながら振り返るとともに、北風CDOのメッセージも発信するなど、これまでにない積極的な展開を紹介している。

■電通グループのオンラインブースはこちら(22年9月まで閲覧可能)

 

【参加者募集】Do! Solutions Webinar「2022年、どうしたらファンを増やせるのか~ファンコミュニティマーケティングの最新動向を解説~」5月26日開催

電通が運営する課題解決マーケティング情報サイトDo! Solutionsは、5月26日に開催するウェビナー「2022年、どうしたらファンを増やせるのか~ファンコミュニティマーケティングの最新動向を解説~」の参加者を募集している。

商品やブランド、企業にとってファンは心強い存在である。収束がままならないコロナ、物価の上昇、消費者心理の冷え込み。そんな先行きが見えない時でも、ファンはともに歩き、支え、愛してくれる。2022年、ファンコミュニティへの参加は増えているという。今こそ、企業と生活者をつなぐファンコミュニティをマーケティングに活用したい。

本ウェビナーでは、ファンコミュニティマーケティングに精通するクオン社社長と電通プランナー陣が、その最新動向を解説する。

「2022年、どうしたらファンを増やせるのか」案内告知


Do! Solutions Webinar ~2022.5~
2022年、どうしたらファンを増やせるのか
ファンコミュニティマーケティングの最新動向を解説

【概要】
日時:
5月26日(木)14:00〜15:00
費用:無料
形式:Zoomウェビナー
登録締切:5月23日(月)17:30
定員:先着500名
※定員を超過した場合は、事後録画のアーカイブ案内をさせていただきます。

■参加登録・セミナー詳細はこちらから

【プログラム】

第1章
2022年、なぜファンコミュニティへの参加が増えているのか
第2章
なぜ、ファンコミュニティの活用をおすすめするのか
第3章
ファンを増やすためには、“ファンコミュニティ”を“市場”につなぐべきである
第4章
ファンの生の声は、宝!
〜ファンコミュニティ発のコンテンツの作り方〜
第5章
データドリブンマーケティングへの活用
~さまざまなデータを活用し、ファンコミュニティと市場をつなげる~
第6章
ファンコミュニティマーケティングオンライン講座のご案内

【登壇者プロフィール】

クオン 代表取締役
武田 隆(たけだ たかし)

1996年、クオンの前身となるエイベック研究所を創業。クライアント企業各社との数年に及ぶ共同実験を経て、企業と生活者をつなぐ「ファンコミュニティ」をマーケティングに活用する理論と手法を開発。創業以来、累計200社超のファンコミュニティを構築・運営。海外特許を含む複数の特許技術を用いたデータサイエンスを駆使し、企業・自治体と生活者の関係構築や課題解決、持続的発展を支援している。
2020年に開設した、企業・自治体・生活者が双方向につながるコミュニティモール「“絆”のコミュニティ」では、“絆”をテーマにした交流や、企業・自治体のコラボレーション企画を実施。生活者起点の価値共創イベントでは、生活者の投稿をもとにしたオムニバス映画およびラジオドラマ化を実現し、いずれも好評を博す。著書に『ソーシャルメディア進化論』(ダイヤモンド社、2011年)。FMラジオ「企業の遺伝子」パーソナリティも務める。

電通 ソリューション・プランナー
杉之尾 剛生(すぎのお たけし)

電通総研入社。価値観国際比較調査、予測市場などの研究活動に従事。電通に転籍後、マーケティング戦略プランナーとして、クライアント企業に対する、データドリブンなアプローチでの戦略プランニング業務にたずさわる。
現在、プラットフォーマー活用型販促キャンペーンやPDMファンコミュニティクラウド活用など、企業や領域を横断するマーケティングデータを活用した戦略プランニングサービス提供のに取り組む。

電通 CMプランナー/ソリューション・プランナー
近藤 祐見(こんどう ゆみ)

すべてのCX領域へクリエイティブの力を拡張するCXクリエーティブ・センターに在籍。これまで、マスからデジタルまで各種広告の企画制作を担当、CRM領域のコミュニケーションプランニングへと業務を広げてきた。
現在では、顧客とのエンゲージメント・クリエイティブに携わり、顧客とのつながりを深め、さらにそのつながりを新しい顧客へ広げていくことに注力している。

電通 ソリューションプランナー
白木 杏佳(しらき きょうか)

化粧品、飲料、トイレタリー、食品、交通、など多様なクライアント業務において、ストラテジックプランニングを担当。
深いインサイトやデータを掛け合わせたプランニングが強み。また、協業パートナーと連携し、ファンデータを活用したマーケティングプランニングも推進中。

トップKOLのリンピンさんに聞く!中国インフルエンサーマーケティング

リンピン氏、桜庭氏
リンピン氏、桜庭氏

中国ではKOL(Key Opinion Leader)や、KOC(Key Opinion Consumer)と呼ばれるインフルエンサーが、SNSを中心としたECの購買行動に大きな影響を与えています。

今回のゲストは、日本文化や商品・サービスを中国に向けて発信する林萍在日本(リンピンザイリーベン。以下リンピン)氏。中国のSNS「Weibo」では、2022年4月現在で総フォロワー約566万人という、まさにトップクラスの在日中国人KOLです。

電通の中国ビジネス専門チーム・CXC(シーバイシー、China Xover Center)の桜庭真紀が、中国インフルエンサーマーケティングのリアルな実態や、越境ECを成功させるコツについてリンピン氏に話を聞きました。

<目次>
KOLの役割は「憧れ醸成」で、KOCの役割は「具体的な使用感」
京都の梅酒がブームに!フォロワーが求めるリアルな“発掘感”と“温度感”
ライブコマースで目指すべきは“爆売れ”よりも“ブランディング”
変化の速い中国市場攻略のポイントは“スピード感”と“慎重さ”の両立


KOLの役割は「憧れ醸成」で、KOCの役割は「具体的な使用感」

桜庭:リンピンさんは在日中国人KOLとして活躍され、中国最大級のSNS「Weibo」で約566万人のフォロワーを獲得するなど、大きな影響力をお持ちですね。どうして日本のことを発信するようになったのでしょうか?

リンピン:私は日本映画が大好きなんです。それで「中国語版の出ていない日本映画も見られるようになりたい!」と日本語の勉強を始め、そのうち映画だけでなく日本の文化や生活にも興味を持つようになりました。

来日して、日常生活や旅行など身近な日本の情報を中国のフォロワーに向けて発信していたところ、2010年以降の訪日ブームと共にフォロワーが急増し、KOLとして仕事が成り立つようになったのです。おかげさまで、今は日本映画を見る時間がないほど忙しくさせてもらっています(笑)。

桜庭:ここで、中国市場を語る上では欠かせないKOLとKOCの違いを改めて教えていただけますか?

リンピン:KOLは職業としてクオリティの高いコンテンツを作る必要があり、フォロワー数も多く、大きな影響力を持っているのが特徴です。一方、KOCは買い物が好きでSNSでシェアできる人なら誰でもなれます。

KOLは「ブランドの認知や信頼性、憧れなどを醸成する役割」で、KOCは「より身近な使い方や感想を届ける役割」と考えると分かりやすいかもしれません。

桜庭:なるほど、ビジネス観点でも役割が違ってくるのですね。どうして、中国の生活者はKOLやKOCの情報を重視しているのでしょうか?

リンピン:まず背景として、中国人の間では、2000年代後半からSNSが台頭し、同時に「淘宝網(Taobao)」などのECプラットフォームも整備されたことで、「インターネットでの情報収集」が急速に浸透しました。

加えて、中国人は日本人と比較するとプライベートをシェアすることに積極的な人が多いので、生活者起点の情報発信が膨大に増加し、その中からファンを集めるインフルエンサーのような存在も出てきたのです。

桜庭:たしかに、日本のネットユーザーと比べると、プライベートをシェアすることに抵抗がない印象があります。

リンピン:そしてインターネットの情報自体が、貧富の差に関係なく誰もが公平に受け取れるのも、それまでとの大きな違いです。従来はリーチできなかった層にも、KOLたちが「憧れ」を訴求できるようになったのです。

KOLビジネスはどんどん成長しており、中国ではKOLの専門学校があったり、上場しているKOL関連企業もあったりと、一つの産業として成立しています。

京都の梅酒がブームに!フォロワーが求めるリアルな“発掘感”と“温度感”

リンピン氏、桜庭氏

桜庭:中でもリンピンさんはトップクラスの在日中国人KOLとしてご活躍されていますね。どのようなコンテンツ作りを心がけているのでしょうか?

リンピン:例えばタイアップで日本の商品を紹介する場合、まず2週間はその商品を試した上で、紹介するかどうかを決めています。

桜庭:え、そうなんですね。ということは、お断りすることもあるのですか?

リンピン:はい。もしかすると、断るケースのほうが多いかもしれません。ストーリー性のある商品や、特性の強い商品であれば紹介したいですし、あるいは特性が弱くても自分が感動したところがあればぜひ紹介したいのですが、ちょっと怪しいものや使用感があまり良くないものは、発信していません。

桜庭:なるほど、そうやって吟味しているからこそ、フォロワーからの信頼も厚いのですね。

リンピン:1回でも“うその発信”をすると、ファンはたちまち離れていきますから。KOLとしての寿命は、一般的に3〜4年程度と言われています。次から次へと新しいKOLが出てくる中で、ファンを飽きさせずに、信頼を失わずに、クオリティの高いコンテンツを作り続けることはとても難しいんです。

なので、取り上げる商品は慎重に選んでいます。ただ、日本の商品は本当にストーリーが魅力的で、使用感も洗練されているものが多いので、紹介しやすいと感じています。

桜庭:リンピンさんが特に紹介しやすいカテゴリーやジャンルはありますか?

リンピン:まず、カテゴリー問わず、ストーリーや特性のあるもの。そして、もともと旅行が好きで、日本各地の化粧品や食品を応援したいモチベーションが高いので、実は都市部の大企業よりも、中小企業の商品のほうが紹介しやすかったりします。あとは、日本らしい最先端の技術を使っている商品も大歓迎です。

桜庭:たしかに、リンピンさんのフォロワーは旅行好きな方も多そうですよね。

リンピン:そうなんです!だから、旅行好きが求める“発掘感”や“温度感”を大切にしています。例えばつい最近、京都の酒蔵が作っている梅酒に出合ったのですが、私は今まで飲んだ梅酒の中で一番おいしいと思って紹介しました。

その酒蔵の方は、最初に訪問した際、接客はていねいですが少し距離感を感じたんです。でも、がんばってその良さをフォロワーに紹介して、再び訪問すると、自宅まで案内してくださって、一緒に利き酒も楽しみました。そういう、京都という町のリアルな温度感も含めて発信するんです。京都から中国への配送料や関税なども含めるとけっこう高いのですが、私のフォロワーの中ではプチ梅酒ブームが起きていますよ(笑)。

桜庭:いかにも公式の宣伝というものよりも、リアルな体験に基づく情報であることに価値があるのだと感じました。そう考えると、日本企業、特に地方の中小企業にとって在日中国人KOLは重要な存在ですよね。人数はどのくらいいるのでしょうか?

リンピン:今日本にいる中国人KOLは100人ぐらいだと思います。もともと旅行関係のお仕事をしていた在日中国人が、コロナ禍をきっかけにSNSで情報発信を始めてファンを獲得し、KOL化したケースも増えています。

ライブコマースで目指すべきは“爆売れ”よりも“ブランディング”

リンピン氏

桜庭:中国ではKOLやKOCによるライブコマースが非常に盛んですね。リンピンさんから見て、ライブコマースに向いている商品カテゴリーはありますか?

リンピン:ライブコマースだと、味や触った感触よりも、「視覚的な訴求」のほうが向いていますから、テクスチャーやパッケージに特徴があるものは紹介しやすいと思います。具体的には、洋服やバッグ、アクセサセリーとの相性が良いと感じます。あとは化粧品ですね。

桜庭:リンピンさんはお酒も紹介していますよね。お酒も難しい部類に入るのでしょうか?

リンピン:お酒のライブコマースは難しいですね。主に、酒蔵のストーリーの魅力にフォーカスしたり、飲み方の提案をしたりといったアプローチになります。ただ、必ずしもライブコマースで商品が売れなくてもいいんですよ。大切なのは、ライブコマースを「売り場」として捉えるよりも、「ブランディング活動の一環」として活用することです。

桜庭:ライブコマースは限定セールを展開するなど、“売る”目的に特化した場だと思っていたのですが、実はブランディングに使われていると。

リンピン:はい。中国でもライブコマース単体で大きな利益を出せるメーカーは少ないと思いますよ。その場でたくさん売るより、商品をターゲットに認識してもらい、一度使ってもらうチャンスを作る、そのための場として活用されるケースが多いです。

桜庭:単なる安売りではないのですね。そうなると、企業側もKOLも、最初からブランディングの場なんだと意識して取り組むことが重要ですよね。

リンピン:はい。とはいえもちろん、生活者はライブコマースに“お得感”を求めているので、割引などの限定キャンペーンは欠かせません。その上で、爆売れを目指すのではなく、自分たちの商品の良さを知ってもらう機会にすることが大切です。1回の配信での売り上げが低くてもいいので、リピーターにつながるお客さんを育成するんです。

桜庭:日本はまだあまりライブコマースが根付いていませんが、中国人向けのECを考えるなら、ぜひ活用したいですよね。日本企業がライブコマースを展開するにあたってのアドバイスはありますか?

リンピン:日本企業の相談を受けていて感じるのは、ライブコマースをテレビショッピングと混同される方が多いということです。どちらかといえば、デパートのポップアップストアのほうが近いイメージです。つまり、テレビショッピングのような一方通行の情報発信ではなく、通りかかったお客さんとの「交流」が大事なんです。

KOLが、視聴者からのコメントを積極的に拾ったり、商品とは直接関係のない会話をしたり。お客さんはライブコマースに楽しさを求めているので、「来てくれた人を楽しませられるかどうか」がポイントです。

あとはライブコマースをやるなら、ライティングや画質、アングルなど、見せ方を勉強したほうがいいですね。商品のテクスチャーや色合いがよく分からない状態でお客さんは購入しないですから。中国にはライブコマースのマニュアル本もたくさんあるんですよ(笑)。

桜庭:ライブコマースのマニュアル本がたくさん売られているというのは驚きです。KOLの皆さんは、本当によく勉強されているのですね。

変化の速い中国市場攻略のポイントは“スピード感”と“慎重さ”の両立

桜庭氏

桜庭:リンピンさんのフォロワーにはいわゆるZ世代も多くいらっしゃると思います。中国のZ世代ならではの特徴はありますか?

リンピン:情報収集能力が高いのは言わずもがなですが、私や親世代の中国人が感じている“昔は貧しかった”という感覚がないように思います。Z世代の人たちは、海外のハイブランドも好んで着ますが、質やデザインが良いものであれば中国産の商品を買うことにも抵抗がありません。

家電製品も、私たちの世代だと日本製が一番長持ちするので好評でしたが、若い人たちは携帯電話ですら1〜2年で買い替えるようなスピード感で生きているので、「長持ち」や「丈夫」といった日本製品の特性とは少し合わない部分もあります。

桜庭:それは大きな変化ですね。中国のZ世代に、ストーリーや歴史を感じさせる日本のブランドを好きになってもらうことは難しいのでしょうか?

リンピン:そうとは限りません。あくまでも傾向の話であって、そもそも中国は人口の多い国ですから(※世界人口白書2022では約14億4850万人、世界1位)、日本の伝統のていねいさが好きな人もたくさんいますよ。

それに、日本が数百年をかけて紡いできた美意識は簡単にまねできるものではないので、デザイン性が高いアパレルやアート系の分野は、中国のZ世代にもヒットする可能性はあると思います。

桜庭:かつてのように品質の良さだけでは勝負できないということですね。デザイン性などで日本の良さを伝える商品に可能性がありそうです。

リンピン:品質の良いものを作るにしても、中国では「スピード」も大事です。本当に変化が速いので、ていねいに時間をかけてテストや開発をしているあいだに時代遅れになってしまうケースもあるかもしれません。品質とスピードのバランスが大切ですね。

一方で、越境ECビジネスでは“慎重さ”も無視できません。日本企業が参入するなら、中国で本当に信頼できるパートナーを見つける必要があります。中国のリアルなビジネスに精通しているスタッフや外部パートナーに適切なアドバイスをもらいながら、お金の使いどころを精査するのがいいと思います。

桜庭:リンピンさんのようなKOLに、商品開発やマーケティングのアドバイザーとして関わってもらえたら、ブランド側としては心強いですね。

リンピン:実際、商品開発の段階から携わらせてもらい、意見交換やアドバイスをしているケースもあります。ただ、やっぱり案件がないとメーカーさんと交流する機会がないので、もう少しフラットに情報交換できるような「場」があるといいなって思います。

桜庭:電通も、中国のリアルな情報を知りたいというクライアントニーズに対して、KOLの方々にご協力いただきながら応えていきたいと思っています。最後に、中国越境ECを検討している日本企業に伝えたいことはありますか?

リンピン:今、中国の生活者は、どんどん目が肥えています。それでも、日本の商品の競争力は非常に高いと思っています。今まで私が日本の商品を紹介して、その品質に対してファンからクレームが来たことはありません。これは本当にすごいことです。それほど、みなさんが誇りを持って素晴らしいものを作られているのだと思います。

だからこそ、商品の魅力を「知ってもらう」ための工夫が必要です。ぜひ、KOLやKOCをうまく活用し、中国のファンと口コミを獲得するきっかけを作ってください。

桜庭:電通グループでもクライアントに提案する機会が増えている、インフルエンサーマーケティングやライブコマース、Z世代の動向まで、中国のリアルな実態を教えていただき、非常に勉強になりました。これからもよろしくお願いいたします。

リンピン氏、桜庭氏


KOL・KOCを活用したインフルエンサーマーケティングの企画立案・実施は、電通CXCまたはトランスフォーメーション・プロデュース局にご相談ください。

CXC(シーバイシー、China Xover Center)は、インバウンド、越境EC、In-Out(日本企業の中国市場進出)Out-In(中国企業の日本市場進出)などを推進する、電通の中国ビジネス専門チーム。

CXC(シーバイシー、China Xover Center)は、インバウンド、越境EC、In-Out(日本企業の中国市場進出)、Out-In(中国企業の日本市場進出)などを推進する、電通の中国ビジネス専門チーム。


電通ChinaXoverCenter
 <dentsucxc@dentsu.co.jp

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天野彬著『新世代のビジネスはスマホの中から生まれる ショートムービー時代のSNSマーケティング』発売

電通においてメディア・社会の動向について研究する専門組織、電通メディアイノベーションラボ所属の天野彬による著書『新世代のビジネスはスマホの中から生まれる ショートムービー時代のSNSマーケティング』(世界文化社)が4月8日に発売された。

■本件に関するインフォメーションはこちら

天野彬による著書『新世代のビジネスはスマホの中から生まれる ショートムービー時代のSNSマーケティング』(世界文化社)
386ページ、定価:2200円(税込) 、ISBN:978-4418206032

 

【書籍の内容】 

数秒から数十秒の「短尺動画=ショートムービー」は、今ソーシャルメディア領域の中でも最も注目度の高いトピックの一つである。TikTokを中心にYouTubeやInstagramなど、さまざまなプラットフォーマーがショートムービーを提供し、生活者への存在感を高めている。

本書は、ソーシャルメディアの基礎から最先端の動向まで広く深くカバーされた22万字からなる論考で、特に以下の注目を集めるテーマについて、オリジナル調査の結果や有識者インタビューとともに最新の動向を解説している。

◎なぜ若者を中心にTikTokが大流行するのか?
◎情報との出会い方は、「ググるからタグるへ」――そしてその次とは?
◎マス広告時代のAIDMA、インターネット時代のAISAS、そしてAIおすすめ時代の「ALSAS」という変遷が意味すること
◎メジャーデビューしていない瑛人の「香水」はなぜ空前の大ヒットになったのか
◎TikTokは企業のマーケティングやエンタテインメントビジネスにどんなインパクトをもたらすのか?
◎いま注目を集める「TikTok売れ」とはなにか、そしてその発生メカニズムとはどんなものか?
◎バズる動画をつくるには?ショートムービーをうまく使いこなすためのTipsとは?
…etc.

企業のマーケティング活動にすぐに取り入れられるヒントはもちろん、メディア論や消費者行動論の学識に立脚した「SNSリテラシー」を中長期的に身につけることにも役立つ内容となっている。
 

【目次】
第1章:スマホ以降、コミュニケーション環境はどう劇変したか 
第2章:私たちの購買心理:進化心理学からのアプローチ 
第3章:SNSが変える情報の広がり方―その変遷と現在 
第4章:インフルエンサーの隆盛がもたらすもの 
第5章:SNSによるマーケティングのコペルニクス的転回 
第6章:コミュニケーションの主戦場は動画(ムービー) へ
第7章:TikTokインパクト 
第8章:ユーザーが夢中になるTikTokの3つの価値 
第9章:TikTok が革新するエンタテインメントのかたち 
第10章:TikTok クリエイターがこっそり明かすバズ動画のコツ 
第11章:TikTok を活用したブランドコミュニケーション―あるいは、「TikTok 売れ」の解明 
第12章:ショートムービー時代の見取り図と羅針盤―そしてSNSのネクストフェーズへ 


【著者紹介】

電通 電通メディアイノベーションラボ 天野彬


電通 電通メディアイノベーションラボ
天野彬

1986年生まれ。東京都出身。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了(M.A.)。電通入社後、マーケティング部門、新規事業開発部門を経て現職。 若年層のメディア・消費行動やSNSの動向に関するリサーチ/執筆/コンサルティングが専門分野。 研究分野に関する著書、経済番組でのコメンテーターや登壇など経験多数。 日経Think! エキスパートコメンテーター、Forbesオフィシャルコラムニスト。
主な著書は以下: 
『シェアしたがる心理―SNSの情報環境を読み解く7つの視点―』(2017年、宣伝会議) 
『SNS変遷史「いいね! 」でつながる社会のゆくえ』(2019年、イースト新書) 
『情報メディア白書』(共著、2016~2022年、ダイヤモンド社) 
『メディアリテラシー吟味思考を育む』(共著、2021年、時事通信社) 

高崎卓馬(文)と平田優(絵)による学習マンガ『地球からの挑戦状 ビイの大冒険 』発売

高崎卓馬(文)と平田優(絵)による学習マンガ『地球からの挑戦状 ビイの大冒険 』(マガジンハウス)が3月17日に発売された。

温室効果ガスや海洋プラスチックなど今地球が直面する問題について、楽しく読みながら、考える力をつけることができる。

高崎卓馬(文)と平田優(絵)よる学習マンガ『地球からの挑戦状 ビイの大冒険 』(マガジンハウス)
112ページ、定価:1430円(税込) 、ISBN:9784838731992

【書籍の内容】 
温室効果ガス・地球温暖化・異常気象・海洋プラスチック・SDGs・ジオエンジニアリング

キミは何個答えられる? 

知って、考えて、行動する
考える力をつける学習マンガ

地球が直面する危機に、小学5年の3人が立ち上がった!

キミが正しいと思うことは
本当に正しいことだろうか。
他のひとから見たら
それはどう見えるだろう。
ちがう世界のひとから見たら
それはちがって見えるかもしれない。
キミの正しさが
だれかを傷つけているかもしれない。
想像しよう。
自分以外のひとのことを。

想像力はやさしさのはじまりだ。

さあ、このマンガでいっしょに冒険へ。
頭と心をきたえよう。

【著者紹介】
高崎卓馬

クリエーティブ・ディレクター/小説家。JR 東日本「行くぜ、東北」 サントリー「ムッシュはつらいよ」など数々の広告キャンペーンを手がける。著書に、「表現の技術」(中央公論新社)、小説「オートリバース」(中央公論新社)、絵本「まっくろ」(講談社)などがある。早稲田大学非常勤講師。

平田優
2004年武蔵野野術大学絵画科油絵卒業。国内外の様々なオリジナル企業キャラクターを開発。水彩を使用した作品をメインに、立体など、アート作品も制作。東京のギャラリーにて個展、グループ展などに参加、展示を行っている。
 

2022年度グッドデザイン賞審査委員に電通の堀田峰布子氏が就任

2022年度グッドデザイン賞審査委員に電通ビジネストランスフォーメーション・クリエーティブ・センターの堀田峰布子氏が就任した。

電通社員としては初めての「ユニット08:情報機器」の担当となる。

■2022年度グッドデザイン賞審査委員はこちら

2022年度グッドデザイン賞審査員に就任した電通ビジネストランスフォーメーション・クリエーティブ・センターの堀田峰布子氏
2022年度グッドデザイン賞審査委員に就任した電通ビジネストランスフォーメーション・クリエーティブ・センターの堀田峰布子氏

■プロフィール

堀田峰布子(ほった みほこ)
DENTSU DESIGN FIRM主宰。大手電機メーカーのプロダクトデザイナーを経て、通信事業会社でプロダクトデザイン、UXデザインを統括。その後、グローバルメーカーで日本市場に向けたプロダクトブランディングとマーケティング、PRのマネージャーに。電通入社後は、UX、サービス、プロダクトに精通するビジネスデザインの専門家として活動。iF Product Design Award 、Red Dot Design Aaward 、グッドデザイン賞など受賞多数。HCD-Net認定 人間中心設計専門家、日本人間工学会認定 人間工学専門家。

■グッドデザイン賞について
1957年に開始 された日本を代表するデザイン賞。商品をはじめ建築、各種のアプリケーションやソフトウエア、デザインを活用したプロジェクトや取り組みなど、生活環境を構成する有形無形のさまざまな対象に贈られる。「社会を前進させるデザイン」という考え方のもと、受賞デザインに関する展示や出版、各種のイベントなど多彩なプロモーションを展開することで、受賞者の価値の向上に加え、社会へのデザインの普及を促し、デザインの可能性を高めることに一貫して貢 献している。これまでの累計受賞数は50,000 件以上となる。
公式サイトはこちら
 

【参加者募集】Do! Solutions Webinar「『食ラボ』が提案するニューノーマル時代の食のファンづくり」4月14日開催

電通が運営する課題解決マーケティング情報サイトDo! Solutionsは、4月14日に開催するウェビナー「『食ラボ』が提案するニューノーマル時代の食のファンづくり」の参加者を募集している。

食生活ラボ(食ラボ)は、日本の食生活の「今」を知り「これから」を共創していくことを目的とした、電通のバーチャル社内横断組織プロジェクト。
食にかかわる課題解決や未来につながるビジネスに取り組んでいる。
 

コロナ禍によって、私たちの食生活は大きく変化した。外食の自粛により家での調理や食事の機会が増加する一方で、「食」のマーケティングにおいても、オンラインコミュニケーションが新たなスタンダードになりつつある中、従来のような店頭での試食会やリアルイベントに加え、オンラインによる生活者へのアプローチという新たな選択肢が確立されはじめている。

本ウェビナーでは、「食ラボ」が捉えた「食」を取り巻くキーワードと社会潮流を解説。さらには開発者・生産者のこだわりや思いを上質な食体験とともに魅力的に届ける「オンラインレストラン」の実践を通じて得られた知見を紹介しながら、これからの時代の「食のファンづくり」につながるポイントを解説する。

「『食ラボ』が提案するニューノーマル時代の食のファンづくり」案内告知
Do! Solutions Webinar ~2022.4~
「食ラボ」が提案するニューノーマル時代の食のファンづくり
その食材・商品へのこだわりを上質な食体験にする「オンラインレストラン」

【概要】
日時:
4月14日(木)14:00〜15:00
費用:無料
形式:Zoomウェビナー
登録締切:4月11日(月)17:30
定員:先着500名
※定員を超過した場合は、事後録画のアーカイブ案内をさせていただきます。

■参加登録・セミナー詳細はこちらから

【プログラム】

第1章
コロナ禍における食生活の変化

「食ラボ」が捉えたコロナ禍での食生活の変化について、「食」を取り巻くいくつかのキーワードを抜粋して解説。

第2章
「オンラインレストラン」実施に至った経緯と背景

コロナ禍において「食ラボ」が考えたこと、そして「オンラインレストラン」を生み出した経緯と背景について説明。

第3章
オンラインレストラン実施フレームと「ファンづくり」につながる3つのポイント

オンラインレストランの実際の流れを説明し、生声を通してその魅力を伝えるとともに、ニューノーマル時代の「ファンづくり」につながる3つのポイントを解説。

【登壇者プロフィール】

電通 チーフディレクター 「食ラボ」主宰
大屋 洋子(おおや ようこ)

入社後、マーケティング・プランニング部門において、食品・飲料・製薬会社を中心とした数多くの企業のコミュニケーション戦略立案、商品開発等を担当。
2010年「食生活ラボ」を発足、主宰。 「食」というフィルターを通した生活者インサイトの発掘、ビジネス開発等を行うとともに、テレビや新聞をはじめとする各種メディアの取材、寄稿、講演依頼に対応。その他、飲料・食品関連企業の商品開発や各種セミナーの講師も務める。
「食」を通して考える。コロナ禍で見えた社会課題の解決のカギとは?(ハフポスト)
今どんな「食」が求められているのか?「食」のマーケティングを知る(マイナビ農業)

電通 統合ソリューションプランナー 「食ラボ」研究員
岡田 瑛里子(おかだ えりこ)

2017年より「食ラボ」に参画。「食ラボ」では、女子グルメ担当として、社内セミナーで女子高生からみる食トレンドについて講演。その他、”オンラインレストラン”の企画・運営に携わる。

電通ライブ 「食ラボ」研究員
原口 真吾(はらぐち しんご)

企業や商品のプロモーション領域を長年担当。イベント施策からデジタル施策まで幅広い実施経験あり。2012年からは「食」領域を中心に各種プロモーションを担当し、レシピ開発から、食品提供までの施策を数多く手掛ける。
 

電通、アップサイクルプログラム「で、おわらせないPROJECT」を始動。第1弾は「名刺用凸面点字器」

電通は、電通グループ横断でサステナビリティに関するプロジェクトを推進する「サステナビリティ推進オフィス」および「電通Team SDGs」のもと、国内電通グループ4社、パンテックと共同で、使用しなくなったプラスチック製品のアップサイクル※1を推進することでさまざまな社会課題に対応する「で、おわらせないPROJECT」を始動した。

「で、おわらせないPROJECT」のロゴ
プロジェクトの第1弾として「名刺用凸面点字器  ten・ten(テンテン)」を開発し、プラスチック製品のリサイクルによる環境負荷軽減への取り組みとともに、点字でのコミュニケーションを促進することで電通および社会のDE&I※2実現に貢献していく。
「名刺用凸面点字器  ten・ten(テンテン)」写真
名刺用凸面点字器  ten・ten(テンテン)

今後、開発した名刺用点字器を活用した点字講習会などの実施を通じて、電通および国内電通グループ各社の約20,000 人の従業員に対する点字名刺作成の浸透を図っていく。

アップサイクルの全体図
電通は、「Integrated Growth Partner(インテグレーテッド・グロース・パートナー)」※3への進化に向けて、事業変革を推進している。その中で、社会の持続的成長に向けたサステナビリティ分野の取り組みも一層強化しており、その一環として当プロジェクトを位置付けている。
電通、電通グループは今後このプログラムを、さまざまな企業に導入可能な事業ソリューションとして展開する予定。
■「名刺用凸面点字器 ten・ten(テンテン)」とは
従来の点字器に比べ、名刺に特化した凸面点字器は、簡易に名刺に点字を打つことができる。使わなくなったプラスチック製品を粉砕、混錬して加工した再生材ペレットを原料としており、凸面点字器と点筆は防災備蓄品の入換 期限を迎えた防災用ヘルメットから、専用のケースは使用しなくなったクリアファイルからそれぞれ作られている。

■アップサイクルプログラム「で、おわらせないPROJECT」の詳細はこちら

■本件に関するリリースはこちら 

※1 単なる素材としての再利用だけでなく元の製品よりも価値の高いものを生み出すことを目的とする取り組み。

※2 「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」の略。社会における人々の多様性(ダイバーシティ)、公平性(エクイティ)、包摂性(インクルージョン)に関する課題と、それを高める対策のことを指す。
 
※3:顧客企業と社会の持続的成長に貢献するパートナー。詳細は以下サイトを参照。
URL:https://www.japan.dentsu.com/jp/
 

【参加者募集】オンラインイベント「第3回 日経Well-beingシンポジウム」3月25日開催

日本経済新聞社は、3月25日(金)に開催するオンラインイベント「第3回 日経Well-beingシンポジウム」の参加者を募集している。産学官から多彩なゲストを招き、「幸福と充実」について考える。電通からはFuture Creative Center センター長 の小布施典孝氏が登壇する。

人間の幸福と充実を指標の1つとして持続可能な成長を探求する動きが日本でも本格化してきた。2021年3月に公益財団法人Well-being for Planet Earthと共同で「Well-being Initiative」を創設、参加18社と共に企業価値向上にもつながるWell-beingのあり方を考えてきた日本経済新聞社は、昨年12月に発足した「ウェルビーイング学会」からアカデミアの方々も招いて3回目のシンポジウムを開催する。世界で注目されながらまだ議論が成熟していない「主観的Well-being」にも焦点を当てて、収入・資産など客観要素だけではない「内面の豊かさ」について、研究と実践を深める道を探る。

「第3回 日経Well-beingシンポジウム」告知案内


【概要】
主催:
日本経済新聞社
日時:3月25日(金)10:00〜16:45
費用:無料
形式:オンラインLIVE配信
登録締切:3月25日(金)

■参加登録・シンポジウムの詳細はこちらから


【プログラム】

10:00~11:00グローバルセッション "Balance, Harmony, and Happiness? A Discussion of the World Happiness Report 2022."
Lara Aknin(ララ・アクニン)氏(サイモンフレーザー大学 特任准教授/World Happiness Report共同編集者)
Tim Lomas(ティム・ローマス)氏(ハーバード大学 研究員)
内田 由紀子氏(京都大学 こころの未来研究センター 教授)
<モデレーター>
Alden Lai(アルデン・ライ))氏(ニューヨーク大学 School of Global Public Health 助教授) 

11:00~12:10パネルディスカッション 「人的資本経営の最前線」
伊藤 邦雄氏(一橋大学CFO 教育研究センター長)
島津 裕紀氏(経済産業省 経済産業政策局 産業人材課長)
三瓶 裕喜氏(アストナリング・アドバイザー 代表)
<モデレーター>
田中 太郎氏(日経ESG経営フォーラム 事業部長) 

13:00~13:30企業講演「人的資本の開示で本格化するウェルビーイング経営 ~成果を出すための本質的な取り組み~」
鳥越 慎二氏(アドバンテッジリスクマネジメント 代表取締役社長) 

13:40~14:50パネルディスカッション 「Well-beingと経営の在り方と、資本市場への有効な価値訴求について」
入山 章栄氏(早稲田大学大学院経営管理研究科 早稲田大学ビジネススクール 教授)
松江 英夫氏(デロイト トーマツ グループ CSO(戦略担当執行役))
矢島 美代氏(三井住友トラスト・ホールディングス 執行役員 (Well-being担当))
<モデレーター>
小林 暢子氏(日経BP 総合研究所 コンサルティングユニット長 主席研究員) 

15:00~16:15アカデミアセッション 「ウェルビーイングの現状と未来 ~学術界・産業界の取り組みについて~」
スズキ トモ氏(早稲田大学 教授・博士(Oxford))
渡邊 淳司氏(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 上席特別研究員)
高野 翔氏(福井県立大学地域経済研究所 准教授)
<モデレーター>
前野 隆司氏(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授) 

16:15~16:45対談セッション 「変わる企業価値と、再構築の方法論」
小布施 典孝氏(電通Future Creative Center センター長)
松尾 竜聖氏(EYストラテジー・アンド・コンサルティング シニア マネージャー)