パチスロ4号機『秘宝伝』で「無惨」……強烈な「不幸」に唖然……


 4号機といえば「爆裂AT機」や「ストック機」などを想像する方が多い。実際、4号機中期にはパチスロコーナーが上記の機種で埋め尽くされていた。

 更に、それらの機種は出玉面でのインパクトが絶大。『アラジンA』や『ミリオンゴッド』などは「1万枚」では収まらず「5万枚出た」という情報もある。

 ホールは常に鉄火場で、大量のユーザーが一攫千金を目指していた。しかし、高過ぎる射幸性が問題視され、一部の爆裂AT機は規制の対象となってしまう。

 その後リリースされた『パチスロ 北斗の拳』や『吉宗』の人気も凄まじかった。その人気を受け、様々なメディア化が展開。新規アニメやグッズが広く作られる事態になる。

 この頃にパチスロを始めたユーザーを「北斗・吉宗世代」と呼ぶこともあるほど、この時代を代表した機種であった。

 4号機後期になると『俺の空』や『秘宝伝』などの名機が登場。特に後者は、現在でもシリーズが続いているほどの人気を誇っている。

『秘宝伝』の魅力といえば「高確率」だ。これはチャンス目を起点として突入するチャンスゾーンで、約1/17でRT解除(ボーナスが揃う状態)になる。規定G数は10G、20G、255Gの3種類。

 今でこそ「チャンスゾーン」という機能は主流になっているが、4号機では、その概念すら無かった。先見性のある非常に斬新なシステムだったのだ。

 もちろん、このシステムの虜になるユーザーが続出。私もその1人で「高確率」が楽しくて楽しくて仕方がなかった。

 しかし、愉快な思い出ばかりではない。本機で煮え湯を飲まされることも少なくなかったのだ。

 ある日、『ジャイアントパルサー』でコテンパンに負けて帰ろうとした時だった。ほとんどの客は帰ってしまい、閉店まで1時間もなかった記憶だ。

 ふと『秘宝伝』の島を見ると、違和感を感じる台が目に入った。近づいてみると「高確率」のまま空き台になっている。

 状況を見ると、どうやら255Gの高確率が選ばれたが、ハマってしまい「時間切れと判断してヤメた」というところらしい。

 まだ1時間は打てる。これは僥倖。残りG数は不明だが、ボーナスは約束されているようなものだろう。

 そそくさと台に着席し、コインサンドに紙幣を投入する。「伝説モードに入れば取り切れなくなるかも」などと皮算用しながら回していくが、一向に当たる気配がない。

 2000円、3000円と消化していき、ついには7000円目を投入する前に通常画面に戻ってしまった。つまり、1/17が約180Gハマってしまったことになる。

 こうなる確率は「約0.0018%」らしい。「調子の悪い日は何を打っても駄目」という話も聞くが、それは本当のことだと実感してしまった。

(文=大松)