4月2日放送の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授とコメンテーターの高木美保が新型コロナウイルスについて激論を交わし、話題になっている。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京都は都立高校などの休校延長を決定し、小中学校についても協力を求めている。登校再開の目処が立たない現状について、岡田教授は「命が先なんですよ、ですから、この状況下では致し方なしだと思っております」と語り、続いて高木が以下のようにまくし立てた。
「確か、学校で手洗いとかうがいをきちんとやっていたので、前回の休校のときには、その子どもたちが家で過ごしていても、症状がない可能性もありますけど、コロナにかかったっていうことが明らかにわかった子どもは確か出なかったということで、学校でのコロナ対策は成功しているんじゃないかっていう話もありましたよね。
そうすると、子どもたちにどんなリスクがあるかというと、まわりの大人たちの感染が増えていくことで、結局子どもたちまで巻き込んでいくっていうことになってしまう。そうすると、たとえばパチンコに行っている人とか、飲み会とかね、ゼミの打ち上げみたいなことやってる……なんとなく人間って、できる理由をわざわざ探して、これだからいいよねって、ちょっと自分の都合のいいように、感染症を広げてしまうような行動を自分に許して取ってしまう。ちょっと都合のいい解釈があるなっていうのを、最近よく感じています」
この高木の主張を受けて、以下のようなやり取りが続いた。
岡田「子どもさんたちに関しましては、感染してないかどうかはわからないですね。不顕性感染(症状が認められない感染者)のお子さんたちも多いわけでございまして、あんまり症状が出やすくないので。ですから、学校で感染伝播が起きてないかどうかっていうのは、そういうデータは取られていないわけですね」
高木「じゃあ、メディアで出たのはなんだったんでしょう?」
岡田「症状が出なければ積極的には検査がないので、もしかしたらお子さんたちも感染してても症状があんまり出なければっていうことなんです。ただ、これだけ市中感染率が上がってくると、今までとは違うフェーズになってくる可能性があるわけですよね。ですから、文科省も都のほうも、そういうことを鑑みながら、今のところはすぐには再開っていうリスクは踏めないということだと思うんです」
高木「もちろん、すぐに登校を再開するという意味ではなくて、子どもたちをリスクに晒す責任っていうのは大人のほうにあるんじゃないかなということを言ったのであって、すぐに登校するべきだとは言っていないので、そこは先生と同じ意見です」
その後、同番組は1歳未満の女の子が新型コロナウイルスに感染し、肺炎の治療を受けているという状況を踏まえて、「年齢が低い子どもほど重症化率が高い」という話題になった。そこで、高木が「先生に確認したいんですが」と岡田教授に語りかけ、こう切り出した。
高木「ちゃんとしたドクターが、今までの患者さんの症状とか、治った方、亡くなった方の資料を見ると、コロナウイルスから攻撃を受けるのは肺だけでないんじゃないかっていう。肝臓、心臓、腎臓っていう多臓器不全っていう状態で亡くなる方も多いと。肺だけではないんじゃないかっていう私見をおっしゃってたんですけど」
岡田「それはですね、肺でガス交換できなくなれば、血中酸素濃度が下がってきて、各種の臓器の機能が落ちてくる。別に脳とか腎臓で感染してるってことではないです」
高木「最初はそういうふうに言われてたんですけど、最近の科学雑誌の中に、コロナウイルスが肝臓を攻撃するっていうことが出てきてるっていうのを……その先生は科学雑誌読める方なんで。聞いてますか? そういうことは」
岡田「私は、呼吸器と消化器以外で感染しているっていう状況は承知しておりません。ウイルス的な変異も、そういう変異はございません。今のところは」
いずれも高木の主張を岡田教授が退けるような状況になったことで、この様子がネット上で議論の的になっている。
「高木美保、自分の意見が岡田晴恵さんに論破されてる」
「高木の言動は的を射ていないから、もはや不要では」
「高木の話が長くて頭に入ってこない、ちょいちょいズレてる感じがする」
「朝からうんざりでテレビ局に苦情を入れたいレベル」
「知ったかぶりのような質問に岡田さんイラついてない?」
「専門家に上から目線で食ってかかるのすごい」
一方で、いずれもコメンテーターの玉川徹氏が高木の話を一部フォローするような見解を述べていたことで、以下のような反応もみられる。
「高木と岡田教授のバトルを玉川さんが仲裁している感じ」
「新型コロナについてはまだわかっていないことも多いし、高木の話が一理ある可能性もあるのでは?」
「とりあえず、情報が錯綜していることはわかった」
多様な意見を議論するという意味では、情報番組としての機能は十分に果たしたのではないだろうか。
(文=編集部)