複数の借入を一本化できる「おまとめローン」を使えば、返済先が1つになって管理がしやすくなるうえに、金利負担を小さくできる可能性があります。しかし、銀行系と消費者金融系では、おまとめできる範囲や金利、審査基準などが異なります。どちらが自分に合っているのか迷う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、おまとめローンの選び方やメリット・デメリットを解説しながら、銀行系と消費者金融系のおすすめ商品をそれぞれ9つ紹介します。自分の借入状況や返済プランに合わせて、最適なおまとめローンを見つけましょう。
おまとめローンがおすすめな理由と対象者
おまとめローンとは「複数の借入を1つのローンに統合するもの」です。
おまとめローンを利用するメリットは、以下の通りです。
・返済先が1つになるため、管理がしやすくなり、返済日や残高の確認も簡単になる
・金利が下がる可能性があるため、利息負担を小さくできる
・返済期間を延ばすことで、返済月額を減らすことができる
・総量規制の対象外であるため、年収の3分の1以上でも借り入れできる
おまとめローンは、「複数の借入先から返済することに手間・ストレスを感じている人」や「今よりも金利を下げて利息負担を小さくしたい人」におすすめです。
おまとめローンの種類と選ぶときのポイント
おまとめローンを取り扱う主な業者は、銀行と消費者金融の2種類があります。
おまとめローンを選ぶ際には、「おまとめ範囲」と「金利」の2つが重要です。銀行系は複数種類の借入をまとめたい人におすすめですが、金利は低くならない場合があります。消費者金融系は今よりも金利を低くしたい人におすすめですが、おまとめできる範囲は限定的です。
まとめると、おまとめローンを選ぶポイントは、以下の3つです。
・今よりも金利が確実に低くなるか
・返済期間や月々の返済額が収入に合っているか
・追加借入が必要かどうか
おまとめ対象ローンの内訳
「おまとめローン」はそれぞれの商品によってまとめられるローンの種類が異なります。一例ですが、代表的なおまとめローン商品と、対象となるローンを表にまとめました。
| おまとめローン商品名 | おまとめ対象のローン |
| 横浜銀行カードローン | 他のローンやクレジットカードのリボ払いなど |
| 東京スター銀行 「スターワン乗り換えローン」 |
金融機関(銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農業協同組合・信販会社・カード会社・消費者金融会社等)のローン(但し事業性資金を除く) |
| 楽天銀行スーパーローン | カードローン、クレジットカードのキャッシング機能、リボ払いなど |
| アコム「借換え専用ローン」 | 消費者金融からの借入、クレジットカードでのキャッシングのみ(銀行のカードローン、クレジットカードのショッピング利用は対象外) |
| プロミス「おまとめローン」 | 消費者金融・クレジットカードなどによる借入(銀行のカードローン・クレジットカードのショッピングなどは除く) |
上記のように、おまとめローンの商品によって、対象となるローンには違いがあります。
おまとめローンの審査に通るためのコツ
おまとめローンの審査に通るためには、以下のようなコツがあります。
・収入証明書を提出:収入源や年収を明確にし、返済能力に対する信用を高める ・他社で同時に申し込まない:信用情報機関に申込みの記録が複数残り、審査で不利になる ・借入状況を正確に申告する:借入状況を偽…