昨年解散したチャンネル登録者数170万人超のYouTuberグループ「禁断ボーイズ」のメンバーだった「モーリー」こと森衡平容疑者が、名古屋市でマッチングアプリで客を募り女性らに売春をさせていたグループの一員だったとして、売春防止法違反の疑いで逮捕されたと13日にNHKなどで報じられた。衝撃的な“転落劇”にネット上で驚きの声が広がっている。
報道によると、売春グループとして逮捕されたのは森容疑者と、すでに逮捕されていた4人の合わせて5人。グループは名古屋市でマッチングアプリで女性になりすまして客とやり取りし、約束を取り付けて女性に売春させることで約2年9カ月でおよそ1億7000万円を違法に得ていた疑いがあるという。
森容疑者は女性になりすまして客にメッセージを送る役割だったとみられ、報道では「東京・新宿区のアルバイトで、元YouTuberの森衡平容疑者」と伝えられている。売春グループは20名ほどで構成されていたとされ、警察は実態解明を進めていくという。
森容疑者が「モーリー」として所属していた禁断ボーイズは、2015年に4人組として活動を開始。「知らないヤンキーにドロップキックしたら喧嘩寸前になった」といった過激系動画が話題になり、2016年ごろは現在も活躍しているヒカルやラファエルといった人気YouTuberと肩を並べるなど一世を風靡した。ところが、2017年に個人が模擬株式を発行して資金を調達できるサービス「VALU」をめぐる騒動で炎上し、それ以降は過激さが消えて人気が急落。チャンネル登録者数は170万人超にまでふくれ上がっていたが、動画の再生数が激減したことで「オワコン」と呼ばれるようになった。
2021年9月にリーダーが引退したことで人気低下がいよいよ深刻になり、2022年3月には新リーダーを迎え、開き直って「オワコンボーイズ」に改名することで再起を図ったが、「3カ月で登録者数200万人を達成できなければグループを解散する」と宣言するも200万人に遠く及ばなかったことで同年6月に解散していた。
これに対して、ネット上では「登録者100万人超えのチャンネルのメンバーだったのに辞めた途端に逮捕って悲壮感やばい」「禁断ボーイズ好きだった時代あったな…」「絵に描いたような転落ぶり」といった複雑な声が多く寄せられている。森容疑者は今月6日から久々にTwitterの更新を再開し、「お金があったらスシロー救いたかった」などと金欠をうかがわせる記述をしていたが、それからわずか1週間ほどでの逮捕報道となった。
今回の報道によって意外な余波も生まれている。昨年12月の『M-1グランプリ』で優勝した毒舌お笑いコンビ・ウエストランドが、同大会決勝でYouTuberについて「再生数に取り憑かれておかしくなっている!」「若くして大金を得ているからまともではない!」「警察に捕まり始めている! 金の盾を持っているやつはいずれ全員警察に捕まる!」などとネタにして物議を醸していた。
特に「警察に捕まり始めている」という際どいネタについては、一部の現役YouTuberやそのファンから猛烈な反論があったが、今回の森容疑者の逮捕によって「説得力が上がってしまった」という見方が浮上しているようだ。森容疑者の逮捕は本人の問題だけでなく、YouTuberのイメージにも影響を及ぼしてしまうかもしれない。