元プロゲーマー・たぬかなの復活めぐり賛否 「170cmない男に人権ない」発言から1年ぶり活動再開

 身長170センチ未満の男性について「人権ない」と発言したことで所属チームを解雇された元プロゲーマー・たぬかなが16日、約1年ぶりに自身のTwitterを更新。20日にTwitchで配信をすると発表し、ネット上で「復活」をめぐって賛否が起きている。

 昨年2月15日、たぬかなはライブ配信中に「(身長)165センチでチビ扱いか」という視聴者からのコメントに対し、「165はちっちゃいね。ダメですね。170ないと、正直人権ないんで。170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら、生きていってください」などと発言。これに視聴者から「言ったな、こいつ」とコメントが寄せられると、たぬかなは「言うよ~。ちっちゃい男に人権なんかあるわけないやろ、調子乗んな」と重ねて“人権ない”発言を繰り出した。

 これが「人権軽視」ととられて猛批判を浴び、さらに過去のインタビュー記事でネット上での女性の容姿に対する誹謗中傷や女性蔑視に憤っていたことが火に油を注ぎ、テレビの情報番組でも取り上げられるなどネットの枠を超えた炎上騒動に発展。同17日、当時所属していたプロゲーミングチーム「CYCLOPS athlete gaming」から契約の解除が発表され、以降たぬかなは表舞台から姿を消していた。

 引退したのではないかとの憶測も流れていたが、たぬかなは今月16日に自身のTwitterで「1/20(金)の21:00から配信します」と突然告知し、自身のTwitchチャンネルのリンクを掲載した。ちなみに、彼女のTwitchのプロフィール欄には「無職」と書かれている。

 SNS上のファンからは「復活キタ!?」「おかえりなさい!」「ずっと待ってました!」などと活動再開を期待する歓喜の声が集まっているが、それ以上に目立つのは批判的な意見だ。「他人の身体的特徴を『人権』という言葉を使って揶揄した人なんて応援できないよ」「地道に積み上げてきたeスポーツ業界のイメージを一瞬で地に落としたのは許されない」「活動再開するなら人権研修を受けてからの方がいいのでは」といった辛辣な意見が数多く寄せられ、復活配信の前から炎上状態になっている。

 一方、たぬかなの失言については擁護論も根強くある。ゲーム業界では、入手しないとゲーム内でまともに立ち回ることができないという意味で「人権キャラ」「人権アイテム」といった言葉がスラング的に使われていた。「人権ない」という言葉はそのまま受け取れば許されない発言だが、たぬかなとしてはスラング的に深い意味なく使ったと推測され、職を失うほど責め立てられることではなかったのでは……という見方がある。

 ただ、それでも「他人の身体的特徴を公の場で否定するのは批判されてしかるべき」という意見は多く、先述したように自身が女性の容姿への中傷に怒りをあらわにしていたという「矛盾」もあって、炎上がいまだに尾を引いているといえそうだ。

 ある意味、大注目となっている今回の復活配信。たぬかなが炎上騒動を経て何を語り、今後どのように活動していくのか、ファンだけでなくアンチなども含めて多くの人が配信を見守ることになりそうだ。