ゆたぼん、日本一周達成も不発…1年4カ月後に義務教育終了で“賞味期限”問題が深刻化

 「少年革命家」を名乗る不登校YouTuberのゆたぼんが、14日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。6月から続けていた日本一周の旅を終えたことを報告したが、16日までの再生回数が約2.4万回と想像以上に伸び悩み、連日ネットニュースを騒がせる話題性とは裏腹に厳しい現実が浮き彫りになっている。

 ゆたぼんは「日本一周して全国の不登校児やその保護者らと触れ合って元気づけたい」という目的を掲げ、クラウドファンディングで旅の資金を募り、6月30日に専用車「ゆたぼんスタディ号」で東京を出発。途中で「各地のグルメを食べたり、観光地で遊んでいるだけの動画が多すぎる」といった批判が起きるなどしたものの、全国で不登校児や支援者らと交流を深め、137日かけてゴールを果たした。

 ゆたぼんは感極まった様子で「137日間、本当にいろんなことがありました!」と旅を振り返り、「この旅で、不登校の子たち50人以上と会ってきました。学校に行ってなくても、こうやってやりたいことをやれるし、こんなふうに旅をしていろんなことをやって、いろんな経験をしていろんな人と会ったこともスタディ。挑戦してたら人生丸ごとスタディ!みんなも自由に楽しく生きようぜ!」などと訴えた。

 大型企画のフィナーレを飾る動画だったのだが、再生回数は16日までに2.4万回程度。そもそも、日本一周の旅関連の動画で10万回再生を超えたのは、旅の途中で資金が尽きたとして「投げ銭」を募って物議を呼んだ動画や、バイクに乗せられたゆたぼんが転倒して「危険すぎる」と批判が集まった動画など“炎上系”のみで、それも数えるほどしかなかった。

 ゆたぼんは2日付のTwitterで「10月だけで俺に関するニュースが100本ぐらいあったらしいw これが少年革命家ゆたぼんやで 俺を超える13歳がおったら教えてな」などとツイート。実際に連日ニュースで取り上げられていて、“日本一ニュースになる13歳”とも称されているが、それにしては肝心の動画の再生数が少なすぎる。チャンネル登録者数も約15万人と微妙なところだ。

 SNSのフォロワー数も話題性の高さと比べると寂しく、16日時点でTwitterは約7700人、Instagramは約4500人となっている。つまり、ゆたぼんの「純粋なファン」はそれほど多くないように見受けられる。にもかかわらず、ネットニュースで盛んに取り上げられるのは「アンチ」が多いためだ。

1年4カ月後は「ただのYouTuber」で迫る賞味期限

 ゆたぼん側もそれはわかっているようで、YouTubeやSNSで「アンチはね、デートしたことがない連中ばっかりやと思うから」「友達もおらんくて、食べたい物も食べれんくて、行きたい所にも行けんくて、何も挑戦できひんようなアンチが俺に嫉妬してごちゃごちゃ言ってて、めっちゃダサい」「俺は毎日が楽しくて天国やけど、アンチの人生は地獄みたいなんやろうな(笑)」などとアンチへの挑発を繰り返し、それが話題性へとつながっている。

 なぜそんなにアンチが多いのかといえば、ゆたぼんが「不登校YouTuber」という物議を醸す存在であることが最大の要因だ。父親で心理カウンセラーの中村幸也氏の意向もあって「学校に行くことに絶対的な意味はない」というスタンスを取っており、それが賛否を呼んで“ニュースバリュー”を生み出している。

 しかし、ゆたぼんは現在中学2年生で義務教育期間はあと1年4カ月ほどで終了する。中学卒業後は不登校YouTuberから「不登校」が外れて「ただのYouTuber」となってしまうわけだが、先述したように現在のところ動画そのものの魅力は十分といえない状況だ。義務教育が終われば批判する大きな要素がなくなり、話題性の原動力であるアンチも激減するだろう。

 ある意味、日本一周の旅は今後を占う大型企画だったはず。それが不発気味となってしまったことで、いよいよ“賞味期限”問題が深刻化しそうだ。