坂本勇人(巨人)に続き、中村奨成(広島東洋カープ)も起こしてしまった「中絶トラブル」。文春オンラインの報道によれば、坂本は相手女性に「おろすならおろすで早いほうがいい」などと言い、中村もインスタグラムで知り合った女性とのLINEでのやり取りが露呈した。いずれも、妊娠した相手女性への言動や対応が問題視されている。
「目一杯練習をした後に遊ぶのはいいと思うけど、貞操観念がなさすぎる」――相次ぐプロ野球選手の不祥事について、“球界の野良犬”こと愛甲猛はこう切り出した。
「僕も若い頃は女性と遊んだけど、避妊は絶対にしたよ。避妊をしないと、遊びじゃなくなるから。それに、遊ぶなら“ちゃんとした女性”か否かを見極めなければダメだと思う。銀座の女性のように口が堅いタイプとか」(愛甲)
また、有名人である以上、プロ野球選手がトラブルを起こせば自身のイメージ低下にも直結する。
「選手がこういう騒動を起こしていると、“球界の立ち位置”がどんどん低くなるよね。選手は、ファンの手が届かない位置にいなければダメなんだ。昔の野球界って芸能人が憧れる立場にあったんだけど、今は両者の立場が逆になっている。記事の内容が事実だとしたら、自分で自分のレベルを下げちゃったね」(同)
SNSを通じてファンと簡単に連絡が取れる現代と異なり、愛甲の時代は「ファンとの垣根」が存在した。愛甲自身、甲子園で優勝した直後は多くの女性から“黄色い歓声”を浴び、プロ入り後も「ロッテの顔」として活躍したが、勘違いだけはしなかった。
「坂本は球界の中でも、ものすごく高い位置にいるんだから、“許容範囲”が狭くなくちゃいけない。“何でもあり”みたいに思うと、今回みたいな騒動になる」(同)
一方の中村は、まだプロで実績を残していない。2022年は27試合出場で本塁打0。甲子園で大会6本塁打の新記録を作った打力は陰を潜め、同期の村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)との差は開く一方だ。
「遊びに関しては悪くはないし、性欲は本能だから抑制できない。ただ、ちゃんと避妊をしないとダメだし、それを球団が教えないと。『お前らはプロ野球選手なんだから、こういうことはダメだ』と、いろいろな遊びに関して指導するべきだと思う」(同)
遊びにハマって終わる選手も
高校時代からヤンチャだった愛甲は数多くの遊びを経験してプロ入りしたが、すべての選手が遊び慣れしているわけではない。「(避妊など)言わなくてもわかっているだろう」と、大人が勝手に思い込んではダメなのだ。ましてや昔と異なり、今はSNSを通じて簡単に連絡できる時代であり、SNS上のやり取りも露呈してしまう。
「極端に言えば『純粋に近寄ってくる女性は少ない』ぐらいのことを言わないと。プロ野球界って野球しかやってきていない連中の集まりで、遊びにハマって終わった選手もたくさんいた。遊びに熱中すると“タガが外れる”よね。今の時代は恋愛や結婚に対する考え方が昔と違い、たとえば“できちゃった結婚”も当たり前だけど、僕らの時代にはあまりなかったよね」(同)
年代が異なるほど感覚にもズレが生じる。60歳の愛甲と20~30代では生きてきた時代が違うのだ。
「もうひとつ、中絶って命を絶つことだよね。悪い言い方をすれば殺人と一緒。できた命が、どんな子になるか、どういう未来を持っているか。そういうことを考えてほしい。そういったことに関しても球団が教育することが大切だと思う」と愛甲は語る。
特に坂本はジャイアンツの主砲であり、世間から見れば公人だ。「長嶋さんや王さんと同じ立ち位置」(同)なのである。その点を理解して、しっかり反省してほしい。