滝沢秀明氏の退社でSnow Manファンが「滝沢歌舞伎」の消滅を危惧 「井ノ原歌舞伎」トレンド入りの余波も

 ジャニーズ事務所の取締役副社長を務めていた滝沢秀明氏が10月いっぱいで電撃退社したことが11月1日に同社の公式サイトで発表された。芸能界やジャニーズファンが大揺れになる中、Snow Manをメインキャストとして上演していた「滝沢歌舞伎」の存続を危ぶむ声があがっている。

 滝沢氏はタレント時代の2006年、ジャニ―喜多川さんの「僕は滝沢の城をつくりたい」という言葉から企画した時代劇LIVEミュージカル「滝沢演舞城」をスタート。2010年にはそこから派生した「滝沢歌舞伎」が誕生し、滝沢氏が自ら演出を手がけるなどライフワークのような舞台となっていった。

 滝沢氏が2018年いっぱいでタレントを引退して裏方に回ると、翌年からは「滝沢歌舞伎ZERO」にリニューアルし、8年連続でシリーズに出演していたSnow Manをメインキャストに抜擢。メンバーたちが上半身裸になって腹筋で身体を支えながら和太鼓を乱れ打つ「腹筋太鼓」など数々のインパクトある演出で話題を呼び、コロナ禍で中止になった2020年には滝沢氏の発案で映画化され、興行収入20億円超の大ヒットになった。

 Snow Manは2020年1月、滝沢氏のプロデュースでSixTONESと同時デビュー。メンバー個人の人気や知名度のあったSixTONESと比べ、Snow Manは高い実力がありながらジャニーズJr.としてくすぶっていた時期が長かったため、事務所内でデビューに反対する声も強かったといわれている。しかし、滝沢氏は宇宙Sixだった目黒蓮や少年忍者だったラウール、関西ジャニーズJr.の向井康二を加入させた上で、SixTONESと同時デビューさせるという力業によってSnow Manに日の目を見させた。

 いわば、Snow Manは「滝沢歌舞伎」で滝沢氏の信頼を得たことでデビューの道筋が開けたといえる。その後、Snow ManはSixTONESをしのぐ人気を獲得し、King & Princeを猛追して「ジャニーズの新エース」に成長しそうなほどの大ブレイクを果たした。

 そうした経緯から「滝沢歌舞伎」はSnow Manファンにとってとりわけ思い入れが強いが、滝沢氏が退社したことで継続は不透明に。SNSでは「滝沢歌舞伎なくなるの?」「タッキーが退社しても滝沢歌舞伎は続けてほしいけど……」などと、ファンから心配の声が多く寄せられている。

 一部では、ジャニーズJr.を統括するジャニーズ事務所の子会社「ジャニーズアイランド」の新社長に元V6の井ノ原快彦が就任し、滝沢氏の後任となったことから「井ノ原歌舞伎になるのでは」との推測も浮上。Twitterで「井ノ原歌舞伎」がトレンド入りする事態になった。

「タッキーは円満退社」報道の真実がわかる?

 通常なら、退社した人物の名前を冠した舞台を継続するのは難しいように思える。だが、今春にはSnow Manが滝沢氏から主演を引き継いで5年目の節目となる2023年に「スーパー滝沢歌舞伎ZERO」を開催することが発表されていた。滝沢氏は自らの口で、これまでの新橋演舞場を超える大規模会場での公演と、初の海外進出を計画していることを明かして意気込んでいたのだが……。

 テレビなどの大手メディアの報道では、滝沢氏が「円満退社」だったと強調されている向きがある。しかし、業界内では「藤島ジュリー景子社長と意見が対立し、派閥争いのようになっていたことが退社の原因ではないか」との見方が根強くある。

 もし本当に「円満退社」だったのなら、滝沢氏の名前を冠した「滝沢歌舞伎」を継続する可能性もあるだろう。しかし、もし名称変更や公演そのものが消滅するようなことがあれば、かなり「円満退社」報道の信憑性は怪しくなる。そういった意味でも、今後の「滝沢歌舞伎」の存続をめぐる動きに注目が集まりそうだ。