椎名林檎、ヘルプマーク酷似グッズの改定発表に「対応遅すぎ」「本人コメントなしでガッカリ」と厳しい声

 歌手の椎名林檎の公式リミックスアルバム「百薬の長」(UNIVERSAL MUSIC STORE限定版)に付属する特典グッズが「ヘルプマークや赤十字マークに似ていて誤解を招く」などと物議を醸していた件で、ユニバーサルミュージックが18日、関係者に謝罪するとともにデザイン改訂および発売延期を発表した。すでに一部で“実害”が報告されていたこともあり、ネット上で「対応が遅すぎるのでは」と波紋が広がっている。

 11月30日に発売が予定されていた同アルバムのリリースは今月7日に発表され、レコード会社の直販サイトで特典3種付きの限定版が発売されることが決定した。ところが、グッズのひとつであるカードケース「諸々券ケース」のデザインがヘルプマークに似ているとして騒ぎになった。

 「ヘルプマーク」は外見からはわかりづらい病気・障がいを抱えている人たちが援助や配慮を必要としていることを周囲に知らせるためのマークで、赤地に白抜きで十字とハートのマークが縦並びに入っている。一方の「諸々券ケース」は赤地に十字とリンゴのマークで酷似しており、デザインの配置も同じだった。これに対して「このグッズが大量に出回ったらヘルプマークが埋もれて見過ごされてしまう」との声が相次いだ。

 また、もうひとつの特典である「夢語りマスク」にも問題が。白地のマスクケースに赤い十字が描かれており、ジュネーブ条約や国内法で厳しい使用規定が定められている赤十字マークに酷似していると指摘されたのだ。おそらく「百薬の長」というタイトルやコンセプトに引っかけて、医療関係のデザインをパロディとして取り込んだのだろう。

 発表直後から騒動になり、レコード会社は10日に「対応について協議をしております」とするコメントをアルバムの特設サイトに掲載。しかし、その後はしばらく音沙汰がなかった。

 そんな中、ヘルプマークを作った東京都がレコード会社に「早急の対応」を要請したことが14日に判明。さらに、ヘルプマークのユーザーだという高校生が自身のTwitterで「今日、街中で、『それって椎名林檎のグッズですか?!』と、見知らぬ方に突然声をかけられました。僕はヘルプマークだとお伝えしました。正直、ヘルプマークがヘルプマークとして機能しないのは僕たち支援を必要とする人にとって命取りです」と、“実害”を報告していたことも反響を集めた。これ以外にも「椎名林檎グッズと間違えられた」とのツイートは少なからずあがっている。

 そうした経緯があって、ようやく18日にレコード会社グッズのデザイン改定と発売延期を発表。「法令の確認を含めた各種チェックが不十分であったこと、また、日本赤十字社及び東京都福祉保健局からも各マークの使用規定などについてご指導を頂きましたことなどを踏まえて」の判断だとし、ヘルプマークの利用者や普及に努めている人たちに向けて「ご不安・ご不快な思いを抱かせてしまいましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。同時に改定後のグッズデザインが公開され、新たな発売日は未定とされている。

本人のコメントなしで「ガッカリ」の声も

 騒ぎになってから今回の発表までしばらく間があったのは、新デザインの制作や関係各所との調整などがあったためとみられるが、先述した都の要請があってからだと「要請がなければそのまま発売していたのではないか」という疑念がどうしても残る。さらに、SNS上では「実際にヘルプマークとグッズを間違えられる事態が起きているし、対応が遅すぎる」「ただ謝罪してデザインを引っ込めるだけでなく、なぜこうなったのか説明する責任があるのでは?」「椎名林檎さん本人のコメントがまったくないのはガッカリ」といった厳しい声が飛び交っている。

 ただ、その一方で「今回の件でヘルプマークの認知度があがったのでは」「自分も障がいがあるけど、これでヘルプマークの存在が世の中に知られたのならそれはそれで良かった気がする」「これでヘルプマークの認知度が上がってくれるなら悪いことじゃない」といった意見もあるようだ。

 いずれにしても、椎名は独特のセンスとパーソナリティで人気を獲得してきたアーティストであるだけに、騒動に対する本人のコメントを聴いてみたいが……。

椎名林檎、ヘルプマーク酷似グッズの改定発表に「対応遅すぎ」「本人コメントなしでガッカリ」と厳しい声

 歌手の椎名林檎の公式リミックスアルバム「百薬の長」(UNIVERSAL MUSIC STORE限定版)に付属する特典グッズが「ヘルプマークや赤十字マークに似ていて誤解を招く」などと物議を醸していた件で、ユニバーサルミュージックが18日、関係者に謝罪するとともにデザイン改訂および発売延期を発表した。すでに一部で“実害”が報告されていたこともあり、ネット上で「対応が遅すぎるのでは」と波紋が広がっている。

 11月30日に発売が予定されていた同アルバムのリリースは今月7日に発表され、レコード会社の直販サイトで特典3種付きの限定版が発売されることが決定した。ところが、グッズのひとつであるカードケース「諸々券ケース」のデザインがヘルプマークに似ているとして騒ぎになった。

 「ヘルプマーク」は外見からはわかりづらい病気・障がいを抱えている人たちが援助や配慮を必要としていることを周囲に知らせるためのマークで、赤地に白抜きで十字とハートのマークが縦並びに入っている。一方の「諸々券ケース」は赤地に十字とリンゴのマークで酷似しており、デザインの配置も同じだった。これに対して「このグッズが大量に出回ったらヘルプマークが埋もれて見過ごされてしまう」との声が相次いだ。

 また、もうひとつの特典である「夢語りマスク」にも問題が。白地のマスクケースに赤い十字が描かれており、ジュネーブ条約や国内法で厳しい使用規定が定められている赤十字マークに酷似していると指摘されたのだ。おそらく「百薬の長」というタイトルやコンセプトに引っかけて、医療関係のデザインをパロディとして取り込んだのだろう。

 発表直後から騒動になり、レコード会社は10日に「対応について協議をしております」とするコメントをアルバムの特設サイトに掲載。しかし、その後はしばらく音沙汰がなかった。

 そんな中、ヘルプマークを作った東京都がレコード会社に「早急の対応」を要請したことが14日に判明。さらに、ヘルプマークのユーザーだという高校生が自身のTwitterで「今日、街中で、『それって椎名林檎のグッズですか?!』と、見知らぬ方に突然声をかけられました。僕はヘルプマークだとお伝えしました。正直、ヘルプマークがヘルプマークとして機能しないのは僕たち支援を必要とする人にとって命取りです」と、“実害”を報告していたことも反響を集めた。これ以外にも「椎名林檎グッズと間違えられた」とのツイートは少なからずあがっている。

 そうした経緯があって、ようやく18日にレコード会社グッズのデザイン改定と発売延期を発表。「法令の確認を含めた各種チェックが不十分であったこと、また、日本赤十字社及び東京都福祉保健局からも各マークの使用規定などについてご指導を頂きましたことなどを踏まえて」の判断だとし、ヘルプマークの利用者や普及に努めている人たちに向けて「ご不安・ご不快な思いを抱かせてしまいましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。同時に改定後のグッズデザインが公開され、新たな発売日は未定とされている。

本人のコメントなしで「ガッカリ」の声も

 騒ぎになってから今回の発表までしばらく間があったのは、新デザインの制作や関係各所との調整などがあったためとみられるが、先述した都の要請があってからだと「要請がなければそのまま発売していたのではないか」という疑念がどうしても残る。さらに、SNS上では「実際にヘルプマークとグッズを間違えられる事態が起きているし、対応が遅すぎる」「ただ謝罪してデザインを引っ込めるだけでなく、なぜこうなったのか説明する責任があるのでは?」「椎名林檎さん本人のコメントがまったくないのはガッカリ」といった厳しい声が飛び交っている。

 ただ、その一方で「今回の件でヘルプマークの認知度があがったのでは」「自分も障がいがあるけど、これでヘルプマークの存在が世の中に知られたのならそれはそれで良かった気がする」「これでヘルプマークの認知度が上がってくれるなら悪いことじゃない」といった意見もあるようだ。

 いずれにしても、椎名は独特のセンスとパーソナリティで人気を獲得してきたアーティストであるだけに、騒動に対する本人のコメントを聴いてみたいが……。