10月8日に放送されるTBS系の大型生特番『お笑いの日2022』内で、“日本一のコント師”を決める『キングオブコント2022』が行われる。
2008年から毎年行われている同コンテスト。これまでの王者は、初代から順に「バッファロー吾郎」「東京03」「キングオブコメディ」「ロバート」「バイきんぐ」「かもめんたる」「シソンヌ」「コロコロチキチキペッパーズ」「ライス」「かまいたち」「ハナコ」「どぶろっく」「ジャルジャル」「空気階段」という錚々たる顔ぶれだ。
15回目の開催となる今年、決勝戦に進出するファイナリストとなったのは「いぬ」「かが屋」「クロコップ」「コットン」「最高の人間」「ニッポンの社長」「ネルソンズ」「ビスケットブラザーズ」「や団」「ロングコートダディ」の10組。ちなみに「最高の人間」は、普段はともにピン芸人の岡野陽一&吉住による即席コンビである。
決勝戦の審査員を務めるのは、昨年に引き続き「ダウンタウン」松本人志、「東京03」飯塚悟志、「バイきんぐ」小峠英二、「ロバート」秋山竜次、「かまいたち」山内健司。また、司会の「ダウンタウン」浜田雅功、TBSアナウンサー・日比麻音子は、3年目のタッグだ。
相次ぐ優勝者の逮捕
毎年、お笑いファンや業界関係者からも注目を集めている『キングオブコント』だが、過去には番組や出演者をめぐるさまざまな“事件”も発生していた。
たとえば、2010年の優勝者「キングオブコメディ」は、高橋健一と今野浩喜のコンビで活動していたが、高橋が高校に侵入して女子高生の制服や体操服などを盗んでいたとして15年12月に逮捕され、所属していたプロダクション人力舎は高橋との専属契約を解除すると発表。「キングオブコメディ」は解散となり、高橋は事実上の芸能界引退となっている。
さらに、11年と12年に2年連続で『キングオブコント』ファイナリストとして決勝に進出した「トップリード」は、和賀勇介と新妻悠太で結成されたコンビだったが、18年1月に新妻がマンションの一室への住居侵入及び窃盗未遂で現行犯逮捕。所属していた太田プロダクションは、やはり新妻との契約解除を発表し、コンビ解散となった。
一方、高橋や新妻のように逮捕されたわけではないものの、未成年へ不適切な行為を行っていた疑いが報じられてネットをザワつかせたのは、「バナナマン」日村勇紀である。日村は15~20年まで『キングオブコント』の審査員として出演していたが、18年9月発売の「フライデー」(講談社)により、16年前に当時16歳だった少女と肉体関係を持っていたなどと報じられた。
「フライデー」記者に直撃された日村は、当初「わからない」などと話していたが、その後、所属事務所・ホリプロコムを通じて「よく覚えていません」とコメントしつつ、「相手の方を深く傷つけてしまったことは大変申し訳なく思っております」と謝罪。同報道の影響から、一部では日村が『キングオブコント2018』の審査員を辞退するのではないかとも伝えられたが、実際には予定通り出演。
なお、この時に松本人志が「今年はまた違う緊張感があるのは、もしかしたら日村さんがいるからかも」と番組冒頭でイジり、日村が「お騒がせして申し訳ありません」と謝罪する場面も。これに対し、ネット上には「イジっていい話じゃないと思う」「スキャンダルを笑いに変えて誤魔化そうとするのムカつくわ」といった苦言が寄せられていた。
「ニューヨーク」が松本に“噛みついた”
また、昨年の『キングオブコント』決勝ではファイナリスト10組中、10位となってしまった「ニューヨーク」が、審査員の松本に“噛みついた”として一部ネットユーザーから批判される事態に。この年はトップバッターの「蛙亭」から高得点が続出し、松本が「(審査が難しいので)“もうあんまりウケんな”って思ってしまう」とコメント。その後のステージであまり笑いを取れず、最低点を取ってしまった「ニューヨーク」の屋敷裕政は、「松本さんが“みんな笑うな”って言ったからや!」などと抗議したのだ。
そんな屋敷は後日、公式YouTubeチャンネルで配信された『ニューヨークのニューラジオ』のなかで、ネットユーザーから「おまえの態度、なんだあれは?」と苦言が届いたことを明かしたのだった。
近年の『キングオブコント』をめぐってはそのほか、公式側がファイナリストを発表する前に、一部ネット上でリークされてしまうという問題も。今年も内部からのリーク情報だとして、事前に決勝戦進出者の10組がネット上に書き込まれていた。
「ファイナリストたちの顔ぶれ的には、世間的な知名度はいまひとつかもしれないが、順当に“実力派コンビ”が揃い、昨年同様にかなりレベルの高い争いとなる。なかでも注目は『最高の人間』。岡野は本田和之と組んでいたコンビ『巨匠』時代に2年連続で『キングオブコント』決勝に進出し、吉住は“一番面白い女性”を決める『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)優勝者。その実力は折り紙付きで、即席コンビが会場の空気をどうかき乱してくれるかに期待したい。また、『ネルソンズ』『かが屋』や『ニッポンの社長』あたりも周到に作り込んだコントに定評があり、根強いファンを獲得している。優勝争いはまったく予測不要といえる」(テレビ局関係者)
ともあれ、決勝の行方には今年も注目が集まっている。特に“炎上”などすることなく、純粋に盛り上がることに期待したい。
(文=Business Journal編集部)