渦中の太田光、香川照之の性加害「TBS番組で報道NG」を暴露…「降板」避ける

 爆笑問題の太田光と田中裕二が情報番組『サンデージャポン』(TBS系)の生放送内で、TBSの番組で俳優の香川照之の性加害問題を取り上げるのはNGになっていることをバラしてしまったとして、一部で物議を醸しているようだ。

 このところ逆風が吹いている状態といえる太田。発端は統一教会(現・世界平和統一家庭連合)問題をめぐる一連の発言だ。太田はMCを務める8月14日放送の『サンデージャポン』内で、統一教会への批判を展開するマスコミ全体の動きについて、

「追及するのと同時に、山上容疑者がやったことを『決して効果的なことじゃない』っていうのも同時に同じ熱量で伝えないと。見てる側のなかには『こうすれば世間が取り上げてくれるんだ』って勘違いする人間がいることを、少なくともマスコミは意識しないと」

と持論を展開。同21日放送の同番組内では、現段階では統一教会は法律で宗教団体と認められているというジャーナリスト・鈴木エイト氏の解説を受け、

「なので今、統一教会をいわゆる『悪いカルト』だというふうに認定はできていない状態だから、そのへんの議論も注意深くやんないと難しいですよね」

と発言。同28日放送の同番組内では、自民党が所属議員を対象に統一教会との関係についてアンケート調査を行ったことについて、次のように語った。

「『統一教会は反社だって確定するんですか?』って僕は岸田(文雄首相)さんに聞きたい。だって今の段階では宗教法人として認められた宗教なわけで、『関係をどんどん調査していきます』っていうのは、まるで暴力団の関係と同じですよね。この先に行くと、『(統一教会は)反社だ』ってみんなが思うわけじゃないですか。そうすると、その信者たちはまるで暴力団の組員のように見られちゃう。何の悪意もなく、ただ信じている人たちはいっぱいいるわけですよね。その人たちはどうやって救済するの? すごい偏見な目で見られちゃう。岸田さんは旧統一教会をどういう団体だと思っているのかをまず明確に発言しないと、ほかの議員もみんな混乱する」

「(統一教会の霊感商法について)商法的には間違っているかもしれないけど、教え自体が間違っているとは誰も言えない」

「(信者から統一教会への献金問題について)本人が信じてるから『これだけあげたいんだ』、それは統一教会に限らずですよ。いろんなお寺やほかの宗教でも『自分が困るくらいにお布施をあげたほうが報われる』っていう教えは、いろんな宗教にあるから、それを取り締まるっていうのは、信仰というのは何なのかっていうことに政治が介入するということだから」

太田の問題提起

 一連の発言を受け、太田光が統一教会に擁護的だという批判が広がっていたが、今月11日放送の同番組内で太田は、

「安倍さんがどこまで(統一教会との関係を)意識していたのか、そこもちゃんと詳しく考えないと、安倍さんが濡れ衣というか、逆効果になって国民の反感をかってしまう」

「岸田さんは『何がなんでも関係がある人は排除するんだ』と、複雑な問題なのに簡単にしちゃって、事なかれ主義になっているような気がする」

とも発言。これを受け、12日にTwitter上では「#太田光をテレビに出すな」というハッシュタグがトレンド入りするなど、SNS上で太田への批判的なコメントが続出。なかには誹謗中傷や個人攻撃とも受け取れるものも増えたため、太田の所属事務所タイタンは14日、誹謗中傷や虚偽事実の拡散等については法的措置を取るという声明を発表する事態に発展している。

「太田は『サンジャポ』内で、統一教会の元信者やその家族の救済活動を行ってきた紀藤正樹弁護士らの名前を挙げて、『僕らは無邪気に“信教の自由は大丈夫かな”ってことを思う。でも“それが障害になっていたんだよ”って思いが強い人たちは、そんなことは言ってほしくないっていうことの30年のギャップがあるかもしれない。大きな意味での向いている方向性は違わない』とも話しており、太田が統一教会擁護派だというわけではないと思う。

 信教の自由の重要性と宗教法人としての組織的な体質の問題をどう考えるべきか、純粋に統一教会を宗教として信仰している信者たちにいっしょくたんに“社会悪”というレッテルを貼ってしまうようなリスクを政治やメディアが生んでしまっていないか、という太田なりの問題提起だとも感じる」(週刊誌記者)

「香川さんは事情があって取り上げられない」

 そんな太田の別の問題をめぐる発言が、マスコミ業界内の一部で物議を醸しているという。

「ネットニュースでもほとんど取り上げられず、意外と注目されなかったのですが、4日放送の『サンジャポ』内で、放送作家の山田美保子氏が中森明菜について『中森さんのTwitterのコメントが本当に中森さん本人のものかどうか、テレビ各局の情報番組は裏取りできなかったから、ほとんど取り上げなかった』と解説した際、太田が『香川(照之)さん(の騒動)は取り上げたのに……』と小声でボケて、田中裕二が『香川さんは事情があって取り上げられない』といさめる場面があったんです。もちろん生放送中のやり取り。TBSでは香川の性加害報道は基本的にNGということがバラされてしまったと、局内では青ざめた関係者もいたといいます」(テレビ局関係者)

 香川照之といえば先月、2019年に銀座のクラブで女性従業員に迷惑行為をはたらいていたことが発覚し、出演番組の降板や出演CMの放送見合わせ・契約終了などが発表。10月スタートの連続テレビドラマ『アトムの童(こ)』(TBS系)の降板も発表されており、現在放送中の『六本木クラス』(テレビ朝日系)が終了すれば、当面は地上波のテレビ番組に出られないという見方が強い。

 その香川の性加害問題の報道をめぐっては、テレビ各局で姿勢が分かれている。日本テレビは情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』で取り上げているが、TBSの『サンジャポ』『アッコにおまかせ!』『情報7daysニュースキャスター』といった情報番組は積極的には取り上げていない。

「理由は、香川が『半沢直樹』『99.9-刑事専門弁護士-』をはじめとするTBSの『日曜劇場』のドラマに多数出演して局に貢献してきたからです」(テレビ関係者)

 ちなみに4日放送の『サンジャポ』では、ほかにも妙なシーンがあったという。

「香川が金曜MCを務めていた『THE TIME,』を『降板』したと伝えず、『出演しない』ことが決まったと表現したのです。これも『降板』という表現はマイナスイメージが強いという判断だったようです」(同)

 TBSによる香川への配慮がうかがえるが、「もし香川が復帰する場合、TBSのドラマで復帰させることを考えているため」(TBS関係者)という理由もあるという。

 香川は『THE TIME,』降板が発表された直後の今月2日放送の同番組にVTR出演し、「私がこの愛する『THE TIME,』の司会として出演させていただくことは、ふさわしくないと判断しました。今後、出演しない決意をしました」と釈明。自身が降板を申し出たかのような口ぶりだったが、「実際はTBS上層部が降板を決断した」(TBS関係者)という。

 果たして香川がTBSのドラマに出演する日はくるのか。

(文=Business Journal編集部)