高級クラブのホステス女性への「性加害」報道によって“降板ドミノ”状態になっている俳優の香川照之が、常連の「日曜劇場」からも見捨てられたと伝えられている。
性加害報道後、香川は山崎賢人が主演する10月スタートのTBS系日曜劇場『アトムの童(こ)』への出演が内定していたと一部で報じられ、その扱いがどうなるのかと注目されていた。
香川が主人公の宿敵を演じている放送中のドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)は、すでに佳境に入っていることもあって局が「放送続行」を明言。撮影が始まっている『アトムの童』についても、同じように局側がゴーサインを出さざるを得ないのではともみられていた。
しかし、8日付のスポーツニッポンが「香川照之『最後のとりで』日曜劇場も降板、止まらない性加害疑惑余波」と香川の降板を報道。記事によると、香川は『アトムの童』で山崎が演じる主人公らと対立する企業側のボスとして出演する予定で、すでに6日ほど撮影も済んでいたが、同局の広報部が「所属事務所とも協議の上で総合的に判断し、出演しないことになりました」と降板を認めた。撮影済みのシーンはお蔵入りになり、代役を立てて撮り直すという。
香川といえば、代表作ともいえる大和田常務を演じた『半沢直樹』をはじめ、唐沢寿明が主演した『ルーズヴェルト・ゲーム』、長谷川博己が主演した『小さな巨人』、松本潤が主演した『99.9―刑事専門弁護士―』、小栗旬が主演した『日本沈没-希望のひと-』など10本以上の「日曜劇場」作品に出演。「ミスター日曜劇場」とも称され、局側は絶大な信頼を置いていたはずだった。
だが、先述の「性加害」報道によって香川は出演CMが続々と終了し、番組降板も相次ぐ状況となり、完全に局内の空気が変わってしまったようだ。香川は今年1月から堺雅人との“半沢コンビ”でサントリー「パーフェクトサントリービール」のCMに出演していたが、同社は10月以降の新CMに香川を起用しないと発表。事実上の降板となった。
「日曜劇場」はサントリーが提供スポンサーに名を連ねており、スポンサー企業がCMから降板させた俳優を局がドラマに起用できるはずもない。降板が降板を呼ぶという、まさに“降板ドミノ”を象徴する出来事といえるだろう。サントリーがスポンサーを務めている限り、香川を「日曜劇場」で見ることはないのかもしれない。
歌舞伎界での立場や副業ビジネスまで危うく…
香川は11月に14年ぶりの単独主演映画『宮松と山下』の公開が控えており、こちらは予定通りに封切られることが決定した。だが、舞台あいさつは「未定」の状態。主演俳優のいない舞台あいさつは考えられず、テレビなどでの宣伝活動もほぼできないとみられることを考えると前途多難で、新たな映画のオファーも当面は期待できないだろう。
また、香川は昆虫をモチーフにした子ども向けアパレルブランド「インセクトコレクション」を展開していたが、一部の実店舗が閉店するなど苦境がささやかれていたところに「性加害」報道が直撃。公式サイトから香川の写真や「香川照之プロデュース」の文言を削除するなどしているが、イメージ低下は必至で今後が危ぶまれている。
香川は歌舞伎役者・市川中車としての顔もあり、女性問題に寛容な歌舞伎界なら復活の可能性があるともいわれていた。だが、歌舞伎の興行を手がける松竹が「日本の伝統芸能の看板を破廉恥なスキャンダルで汚したとして怒り心頭」と一部報道で伝えられるなど、梨園での立場もかなり危うい状況となっているようだ。
テレビ、映画、CMの世界から“追放”されそうな気配で、梨園での立場も厳しく、副業ビジネスまで危機に陥っている香川。一部では、香川がVシネマ『静かなるドン』シリーズを出世作とした経歴から「Vシネに戻るしかない」といった声もあがっているが、はたして四面楚歌の状況を乗り切ることはできるだろうか。