2017年から活動を休止していた歌手の中森明菜が30日、突如として公式Twitterと公式サイトを開設。再始動を示唆したことで多くのファンが歓喜に沸いた。だが、その一方で「レコード会社に無断」「恋人兼マネージャーだった男性と音信不通」などといった謎が明らかになり、さまざまな憶測が飛び交う事態になっているようだ。
明菜はTwitterに「いつも応援してくださるファンのみなさまへ」と題した文書を投稿。「長い間、ご心配をおかけしており申し訳ありません。ほんの少しですが、体調が良くなってきましたので、この度、お手紙を書かせていただこうと思いました」とファンに語りかけた。
続けて「デビュー40周年として、何らかの活動をと日々体調と向き合ってきておりましたが、まだ万全な体調とは言えません。ゆっくりになってしまうと思いますが、歩き出していきたいと思いますので、どうか見守っていただけると嬉しいです」などと、再始動に向けて前向きな思いを綴っている。文書の最後には直筆とみられる署名もあった。
同時に公式サイトが開設され、明菜の最新の近影とみられる写真が公開された。また、公式サイトでは再始動に備えて新たな個人事務所「HZ VILLAGE」を設立したことや、12月をめどに新ファンクラブを開設することも併せて公表されている。
「伝説の歌姫」の再臨にネットは沸き返った。Twitterは31日午前の時点でフォロワー数が36万人、先述のツイートはRT(リツイート)数が10万件、「いいね」は42万件を超えた。現役バリバリのアイドルやアーティストならいざ知らず、約5年も休業していたことを考えると、想像を絶する反響の大きさだ。
年末のNHK『紅白歌合戦』に8年ぶりに出場するのではともささやかれ、同じく出場濃厚といわれている松田聖子との「伝説のアイドルそろい踏み」が実現する可能性もあり、ファンの夢がふくらみそうだ。
しかし、今回の発表については謎が多く不穏な空気も流れている。
恋人兼マネージャーと関係解消か?
31日付のスポーツニッポンは『中森明菜名乗るSNS、サイトが“再始動”発表 デビュー40周年に突然、レコード会社「聞いてない」』と題した記事を掲載。記事によると、現在も契約が残っているレコード会社は今回の発表について「聞いていない」と寝耳に水だったという。無断で活動を再開させるのは常識的に考えられない行為で、レコード会社は困惑しているようだ。
また、7月にNHKで『中森明菜 スペシャル・ライブ1989 リマスター版』が放送されて大反響となったが、NHKとの交渉や連絡に際して明菜サイドの窓口になったのは長年連れ添ったマネージャー男性ではなかったという。同紙では「そのマネジャーも明菜本人と連絡が取れていないと聞いてます」という関係者の証言が紹介されている。
明菜といえば、休業中は「恋人兼マネージャーの男性と都内のマンションで暮らしながら療養している」と伝えられていた。その恋人男性は所属事務所の社長だともいわれていたが、今回の発表で明菜は8月に新事務所へ移籍したとされている。
また、業界内では「明菜は携帯電話すら持っていない」という逸話が有名で、そんな彼女が自主的にSNSや公式サイトを開設したとは考えにくいという指摘がある。長年連れ添ったマネージャーとは連絡を絶ち、事務所まで移籍していたとなると、新たな側近的な人物が現れて今回のSNS開設や発表を仕かけた……という想像もできる。
いずれにしても、契約が残っているレコード会社に無断で発表したり、いつの間にか事務所が変わっていたりといった時点でキナ臭い印象があるのは否めない。多くの人が「伝説の歌姫」の完全復活を楽しみにしているだけに、余計なトラブルが起きないことを祈りたいが、不透明な部分があるのは事実で不安要素は残りそうだ。