暴露系YouTuberで参院議員の「ガーシー」こと東谷義和のコラボ対談動画が相次いで削除されている。これに東谷が「日本に言論の自由は存在せんらしいわー」と嘆いたことに対し、2ちゃんねる開設者の「ひろゆき」こと西村博之が「言論の自由とは無関係」と真っ向から否定して持論を展開した。
東谷は現在ドバイに滞在中で、帰国すると逮捕されるリスクがあることから日本に戻らずに議員活動をすると宣言し、今月3日からの臨時国会を欠席した。
所属するNHK党が事前に海外渡航届を提出していたが、参院議院運営委員会理事会は帰国日が記載されていないことなどを理由に全会一致で「不許可」とし、東谷の登院をめぐって波紋が広がっている。
これについて、発行部数10万部を突破した東谷の自叙伝『死なばもろとも』(幻冬舎)を手がけた編集者の箕輪厚介氏は、3日付のTwitterで「日本は内部からは変わらない。黒船や外圧からしか変わらないからガーシーは帰ってこなくていい」とツイート。国外にいるからこその「外圧」としての価値を強調した。
ひろゆきは、これに同日付のTwitterで「TwitterとYouTubeがBANされると、黒船にも外圧にもなれないという脆弱さ、、」とツッコミを入れた。
東谷は6月末にフォロワー数40万人以上を誇っていたTwitterアカウントが凍結され、7月に登録者数120万人超を抱えていたYouTubeチャンネルもBAN(アカウント停止)された。それに伴って影響力や発信力が低下したといわれており、ひろゆきはその現状を皮肉ったようだ。
また、東谷は7月末に箕輪氏のYouTubeチャンネルにゲスト出演していたが、このコラボ動画が今月4日までに削除された。7月にも東京美容外科統括部長でYouTuberの麻生泰氏とのコラボ動画が削除されており、東谷は自身のInstagramで「もうこの日本に言論の自由は存在せんらしいわー」などと愚痴った。
ひろゆきはこれにも噛みつき、東谷の発言を報じた記事を引用しながら「詐欺の逃亡犯が名誉毀損をして金稼いでる動画に広告を載せたいクライアントが居るわけないでしょ、、、」と言い放ち、東谷の主張に対して「YouTubeは外国の営利企業で日本の言論の自由とは無関係」と断じている。
YouTubeに東谷の言論を封殺しようという意図はなく、単に広告主に配慮した営利企業としての当然の判断でしかないという見方のようだ。
ガーシーファンの反論もバッサリ
一連のひろゆきの発言について、ガーシーファンとみられる一般ユーザーから「権力者や金持ちがその力を振りかざして苦しめている女性や弱者を東谷義和(ガーシー)さんが救済しようとしているんです」という反論が寄せられた。
ひろゆきはこのユーザーに対し、東谷が人気男性YouTuberグループ「東海オンエア」のてつやと人気女性YouTuber・きりたんぽの過去の「キス動画」を公開した騒動を取り上げたニュース記事を提示。きりたんぽは騒動の影響で誹謗中傷を受け、そのストレスからか突発性難聴を発症して活動休止に追い込まれている。
ひろゆきは「ガーシーさんが、女性を苦しめてるようにしか見えないのですが、貴方には、きりたんぽさんが権力者の男性に見えるんですか?」と綴り、反論をバッサリと切り捨てた。
また、東谷はYouTubeアカウントのBANや動画の削除について、確執のある楽天の三木谷浩史会長らの「圧力」を疑っているが、ひろゆきはそれについても以前から「陰謀論では」などと疑問を呈している。
ネット界随一の論客となったひろゆきと、暴露ネタ一本でYouTuberから国会議員にまで成り上がったガーシー。意見もキャラクターも異なる両者の直接対決に発展すれば大きな注目を集めそうだが、はたしてその可能性はあるのだろうか。