競馬で巨額追徴課税の芸人・じゃい、不服申し立てに7000人から約400万円の寄付

 お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のメンバー・じゃいが18日、自身のYouTubeチャンネルでライブ配信を実施。競馬の払戻金に対する追徴課税で莫大な借金を背負い、国税不服審判所に不服申し立てをした件について現状を報告した。

 じゃいは一昨年12月に川崎競馬でトリプル馬券を的中させて6410万6465円の払戻を受けるなどし、外れ馬券を含めた馬券代を経費として差し引いた額を所得として申告してきた。ところが、今月5日にアップした動画で税務署から「外れ馬券は経費として認められない」と指摘されたと明かし、数千万円の追徴課税で借金を背負ったと告白した。

 じゃいは「もし年間で馬券に1億円使ったとして、勝ち分が8000万円だったら、2000万円負けているのに勝ち分の金額に2500万円くらい課税される」と現状の税金制度を疑問視。また、馬券は売り上げの1割が国庫納付金に充てられるため、払戻金にも課税するのは「二重課税ではないか」と指摘する声も以前からある。

 外れ馬券の扱いについては、以前は「外れ馬券を経費として認めると、競馬場に落ちている外れ馬券を集めて不正をする人が出てくる」といった理由があったそうだが、現在はネットで購入する人がほとんどで、じゃいも実際にネットの履歴と通帳を提示しているようだ。

 じゃいは東京国税不服審判所に不服申立てをすると決意したが、弁護士や税理士の費用を支払える経済状況でないため、SNSで「寄付を集めることにしました」と発表していた。

早くも7000人から寄付が集まる

 今回の配信では、不服申し立ての書類を提出したことを報告。じゃいは「自分の税金をどうこうしようという目的ではない」とし、問題提起のための行動であると強調した。

 費用の融資を申し出た人もいるそうだが、じゃいは「なるべく共感してくれる人をたくさん集めたい」という思いから、最小で100円、最大でも1000円までの寄付を募る形式にしたという。

 すでに「現在、7000人くらいのかたからトータルで400万円ぐらいの金額が集まっています」とのことで、早くも反応は上々の様子だ。

 ただ、じゃいは「(寄付額が)1000円の人が多かったんですけど100円で大丈夫です。お金というよりも、これだけの人が応援してくれてるんだよっていうことを知らせたいという気持ちです」とし、視聴者に向けて「大勢の皆さんの力がないと国は動かないと思いますので、ご協力お願いしたいと思います」と呼びかけた。

 じゃいは19日に放送された情報バラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも競馬と税金に対する思いを語るなど、反響はどんどん広がっている。はたして、長らく「理不尽」ともいわれ続けてきた馬券の課税問題を動かすきっかけとなるのか、今後も注目を集めそうだ。