JRA天皇賞・秋(G1)「美浦」関係者の告白……レイデオロより気になる「デキは抜群1000万下なら勝てる」?

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 今週末に開催される2000m古馬頂上決戦、天皇賞・秋(G1)。この伝統の1戦を制するべく、美浦の各陣営は日夜、出走馬の馬体調整を行っている。そんな忙しい日々を送る美浦の関係者より届けられた【有力情報】の中からピックアップした、注目すべき出走馬をご紹介しよう。

 まずは押しも押されもせぬ本命・レイデオロ(牡4歳、藤沢和雄厩舎)だ。

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 前走のオールカマー(G2)で、約1年ぶりの勝利をあげたレイデオロ。だが、終始前を走っていたアルアインを後方からなんとか交わして勝利を収めており、その内容には疑問符が付けられていた。

 今回の天皇賞・秋で強い競馬を見せて、改めてその実力を知らしめたいところだったが、1週前追い切りで騎手が馬を止め下馬するアクシデントが発生。その後、藤沢調教師は「何の心配もない」と答えていたが、不安を覚える者も少なくないだろう。

「前走は休み明けということもあり、調教でもどこか気が抜けてピリッとしていなかったみたいですね。そのせいか、レースでも前半は気持ちがまったく入ってなかったように見えました。最後こそいい脚を使ってくれましたけど、危なかったですね。今回は前走から2カ月ほど開きましたが、徐々にレースに向けての気持ちが出来はじめているようです。

 1週前追い切りのときにアクシデントがありましたけど、あれは馬場の穴に脚を入れてしまったから。一時、歩様は乱れましたが、その数日後には坂路で調整を行い、非常にいい動きも見せていましたので特にレースに影響は出ないと思います」(美浦関係者・A)

 昨年のダービー馬がG1競走2勝目を狙う。

 古豪・サクラアンプルール(牡7歳、金成貴史厩舎)も一撃を狙う。

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 今年は中山記念(G2)4着、日経賞(G2)3着、函館記念(G3)2着と掲示板に載る好走を続けていたサクラアンプルール。連覇を狙った札幌記念こそ6着に終わったが、調子は悪くなかったと関係者は語る。

「札幌記念は、調子は良かったものの、流れに上手く乗ることができませんでしたね。馬群が詰まってくれれば、もう少し上の着順もあったのかもしれません。

 前走後は放牧に出され、天皇賞・秋を目標に調整。先週にも南ウッドで5F66.7-12.5秒としっかりと追われました。今週の最終追い切りの併せ馬でも最後までしっかり動け、クビ差先着。本馬は昨年、重賞初制覇を達成した晩成タイプです。相手は強いですが、7歳とベテランなので大舞台でも動じず、なにかしてくれそうな雰囲気を醸し出しています」(美浦関係者・B)

 大器晩成なるか。

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 そしてもう1頭、美浦からはアクションスター(牡8歳、和田勇介厩舎)が天皇賞・春に出走する。

 約4年前に1600万下を勝利したアクションスター。その後、重賞戦線に挑戦し続けるも勝利は遠い。

「重賞はおろかOP戦でも好走していないので、さすがに荷が重い気がしますね。関係者も『デキだけならバツグン!1000万下なら好勝負』なんて軽口を叩いていましたよ。

 当初は次週のアルゼンチン共和国杯(G2)を目標に調整していたものの、オーナーが大舞台が好きみたいで『G1に使えるなら』と出走することが決定したと聞いています。記念出走的な意味合いが強いんではないでしょうか。もし、3着内に来たら事件ですよ」(美浦関係者・C)

 スターにはなれそうにもない!?

 有力馬がずらりと顔をそろえた平成最後の天皇賞・秋。発走は28日15時40分を予定している。