東谷義和氏“金勘定と今後”…ドクターAの4000万融資でBTS詐欺被害者に弁済開始?

 2022年2月14日のチャンネル開設後たった50日で登録者数100万人を突破した、ご存じ「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」。

 チャンネルを主宰する東谷義和氏は27年間にわたってさまざまな芸能人たちを“アテンド”し、ときにはトラブルをもみ消すなどギョーカイの便利屋として暗躍してきたことから得た独自情報をもとに、暴露系YouTuberとして芸能界に激震を走らせ続けている。城田優、綾野剛、新田真剣佑といった人気俳優たちが続々と過去のスキャンダルを暴露され、この「ガーシーch」の名が参議院行政監視委員会で読み上げられるほど、いまや国家も認める大人気チャンネルに成長しつつあるわけである。

 ある週刊誌の芸能記者は、ガーシーchの“スゴみ”をこう語る。

「最近でこそ暴露ネタをやや小出しにし始め、『それはまたゆっくりやります』などと先延ばしをするようになってますが、それでもギョーカイの内部にいた者ならではの圧倒的な情報量には目を見張るものがある。我々メディアの側が絶対に裏取りができなかったり写真を撮れなかったりしてなかなか掲載にまではいたれないようなネタでも、彼はLINE画面やプライベート写真を証拠とし、自身の実体験として暴露できてしまう。見せ方としても非常にうまいし、説得力もありますよね。

 ただ、最大瞬間風速としてはすさまじいですが、YouTube側からいつBAN(アカウント停止)されてもおかしくないため、有料のメンバーシップ会員を募ったり生配信で投げ銭をもらったりと、マネタイズにも余念がない。そもそも、自分が働いた詐欺行為の被害者に弁済するために自身のチャンネルを立ち上げたとみずから認めており、一説にはその弁償金額は1億円以上ともいわれています。チャンネルの収益化は一応グーグルから認められたようですが、計算上、彼のもとにお金が入ってくるのは5月中旬。それまでは絶対にチャンネルをBANされないよう、薄く長くネタを引き延ばしていくでしょうね」

ドクターAから融資を受け、4000万円を弁済? 新たな芸能ネタも持ち込まれ、もはや“ひとり文春砲”

 4月21日の生配信では、ネット上で「ドクターA」としてブレイク中の東京美容外科統括部長・麻生泰氏とコラボ。麻生氏より融資を受け、「被害者に対し4000万を弁済する」と明言したガーシー。実際、一部では「3億円の懸賞金がガーシーの首にかかっている」などともいわれているが……。

「それも本人がチャンネル内で話しており、少々大げさだとは思いましたが、あながち嘘でもないのでは。4月21日にNEWSポストセブンが報じた内容が事実だとすれば、真剣佑からの借金だけで少なくとも6000万円ですからね。ガーシーがチャンネルを開設した当初は、芸能関係者や暴露を恐れた有名人の側近たちは血眼になって彼の行方を探っていたということですが、なかなかシッポをつかめないため、最近は半ばあきらめ気味だとか。実際は側近スタッフとともにドバイに潜伏しているという話もありますが、本当にどこにいるのかわからないようですね。

 有名人の“お世話係”として長く影の存在だった男が、暴露系YouTuberとして突然表舞台に。今やLINEのスタンプができたり、ガーシーのロゴが入ったTシャツを作るなど、有名人気取りです。また、彼のもとには多数の暴露ネタが証拠写真とともに送られてきているようで、芸能界の闇を暴くため、今後はそうした持ち込まれネタも投下していくと豪語しています。もはや“ひとり文春砲”な無双状態ですが、そもそも、いったいいかなるモチベーションでこうした行為に及んでいるのか、ここまでくるともはや理解不能(笑)。いつの間にやら本人の詐欺行為は棚上げされた状態になっているようで、視聴者からの熱い声援を受け、ガーシー本人はダークヒーローにでもなったつもりなんでしょうね」(前出の芸能記者)

ネット上でこそ大盛りあがりはするものの、対世間に関していえば“不発”状態

 この4月7日に登録者数が100万人突破した際には、新田真剣佑の「ステマ疑惑」や「淫らな女性関係」の暴露爆弾が投下され、再び芸能界を震撼させることに。

 あるスポーツ誌の記者はこの爆弾の余波をこう分析する。

ガーシーの暴露に慣れてきた視聴者にとって、ステマ疑惑、脱税、淫らな女性関係は想定内。真剣佑さんはすでに撮影が完了しているハリウッド映画『Knights of the Zodiac(聖闘士星矢)』で主演を、またネットフリックスで制作される『ONE PIECE』にも出演するとあって、ガーシーは『この2本をお蔵入りにするまで暴露を続ける』と鼻息を荒くしていましたが、真剣佑さんが逮捕でもされない限り、実際問題その可能性は極めて低いでしょう。真剣佑さんは海外に拠点を移しており、ガーシーがどれだけ証拠LINEをYouTubeにアップするなどしても、明確な犯罪行為でもない限り、刑事事案として警察が捜査に乗り出すなどといったことはまずないでしょうしね。

 そもそもガーシーにも詐欺疑惑があることもあって、一般の芸能プロや大手主要メディアも、いまだに彼のことを黙殺状態。国会で名前が出たのも、NHK党の議員が『スキャンダルを暴露された城田優を朝ドラで使うのはいかがなものか』と糾弾したかっただけで、これも世間的には黙殺されています。つまりガーシーの一連の爆弾投下行為は、ネット上でこそ大盛りあがりはするものの、一般社会にまで影響を与えているかというと、“不発”状態なわけです。

 暴露を続けて芸能界の闇に光を当て“世直し”をたくらむガーシー自身はダークヒーロー気取りでも、結局のところまずは、みずからがしでかした詐欺行為を解決することが先決ということでしょう。5月中旬に無事に換金できれば、月の売り上げは1500~2000万円は堅いはず。このままのペースでいけば、年収2億も夢ではないでしょう。ただ、ガーシーの暴露にも徐々に新鮮みが失われつつあるので、ここからこの勢いをどう存続させていくかが、彼にとって勝負では。登録者数は100万人を超えていても、再生回数がまったくともなってないチャンネルはたくさんある。つまりガーシーchは、暴露される芸能人にとってのみならず、本人にとってもまだまだ予断を許さない状況にあるわけです」

 YouTube界に颯爽と現れた色黒中年ダークヒーロー、ガーシーこと東谷義和。数々の暴露爆弾でネット民を歓喜させてきたが、ガーシーに課せられた“ハードル”は上がるばかり。彼が過去を清算し、真のヒーローになる日は訪れるのか? まだまだしばらく目が離せそうにない。

(文=藤原三星)

●藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara