嵐・二宮和也が主演を務める、TBS系「日曜劇場」枠の連続テレビドラマ『マイファミリー』第1話が4月10日に放送された。初回の平均世帯視聴率は12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進。各種ニュースサイトでも、基本的にはポジティブな論調で報じられているようだ。
二宮が在籍する嵐は、2020年の大みそかをもってグループ活動を休止。以降、リーダーの大野智は休業に入り、二宮、櫻井翔、相葉雅紀、松本潤はそれぞれ個人での活動を継続中だ。
21年4月期に櫻井と広瀬すずのダブル主演作『ネメシス』(日本テレビ系)、同10月期に相葉主演の『和田家の男たち』(テレビ朝日系)、今年1月期には松本主演の『となりのチカラ』(同)と、メンバーの主演ドラマが順々にオンエアされ、今期は“嵐きっての演技派”といえる二宮の『マイファミリー』が満を持してスタート。「日曜劇場」枠はTBSの“看板枠”とあって、同局やジャニーズ事務所の気合いも感じられ、ニュースサイトなどでも放送前から同ドラマの内容、また二宮の演技力に期待するような記事が多くみられた。
そんな『マイファミリー』の主人公は、ゲーム会社「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の社長・鳴沢温人(二宮)。妻・未知留(多部未華子)との間には小学生の娘・友果(大島美優)がいるのだが、ある日、その娘が誘拐されてしまう。犯人が要求する身代金は5億円。大切な娘を攫われた温人が、妻と力を合わせて誘拐犯と戦っていく“ノンストップファミリーエンターテインメント”となっている。なお、二宮と多部は07年7月期放送の同局ドラマ『山田太郎ものがたり』以来、15年ぶりに共演を果たした。
『マイファミリー』の登場人物はほかに、鳴沢夫妻の親友で弁護士の三輪碧(賀来賢人)に元刑事の東堂樹生(濱田岳)、神奈川県警捜査一課の警部・葛城圭史(玉木宏)、新人刑事・梅木司(ジャニーズJr.内ユニット・美 少年の那須雄登)、警視・吉乃栄太郎(サンドウィッチマン・富澤たけし)、「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の最高執行責任者で温人のビジネスパートナー・立脇香菜子(高橋メアリージュン)、ネットサービス企業・NEXホールディングスの最高執行責任者である阿久津晃(松本幸四郎)など。
友果が誘拐され、温人の通報によって葛城ら警察が鳴沢家にやって来たり、未知留が三輪&東堂にSOSを求めたりした第1話。ネット上には、
「ニノと多部ちゃんの組み合わせも最高だけど、ほかのキャストも豪華!」
「ミステリー要素が多くて引き込まれた。今後の展開が楽しみ」
「謎解きしながら視聴するドラマは流行ってるし、やっぱり面白いよね」
といった声が寄せられた。
実際、最近は日テレ系連ドラ『あなたの番です』(19年4~9月放送)や『真犯人フラグ』(21年10月~22年3月放送)のような“視聴者もネット上で考察合戦を繰り広げられるミステリー作品”が話題。最終回に近づくにつれて徐々に物語の真相が明らかになっていくため、視聴率も後半の伸びが期待される。『マイファミリー』は初回から好成績を記録しただけに、終盤はかなりの高視聴率を獲得できるかもしれない。
積極的な広報活動のたまもの?
しかし、ネット上にはネガティブな書き込みもみられる。たとえば、
「伏線が多すぎて、最終回までに全部回収されるのか心配」
「結局ドラマで収まらず、結末は映画で! とかになりそう」
「謎解き系は面白いけど、飽きてきた。1話完結だと気楽に見られるのにな~」
というような意見だ。また、実は主演の二宮に対しても、
「二宮さんの演技力ってやたら絶賛されてるイメージだけど、改めて見てみるとそうでもなくない?」
「このドラマの役に合ってないだけかな? なんか演技に違和感あった」
「二宮さんの演技ってこんなにわざとらしいのか……」
など、首をかしげる者もいたようだ。
「ネット上には否定的な意見も書き込まれているのですが、ほとんどのメディアはそれらを無視していて、ポジティブな記事ばかりが溢れている状況。そのため、“二宮和也やジャニーズに対する忖度がエグい”という声もみられます」(テレビ局関係者)
また、別のテレビ局関係者はいう。
「放送前から放送直後、そして翌日に視聴率が2ケタ台に乗ったことが報じられた直後にいたるまで、各ネットニュースサイトはドラマへの賛美一色で、ちょっと不気味な印象を受けるほどだった。どの記事もTBSから提供された劇中シーンの写真を掲載しており、番組情報や第1話のあらすじ、オフィシャル写真を放送前に提供されているため、批判的なことは書けないので当然といえば当然だろう。
ただ、あまりに多くのメディアが横並びで“絶賛の声続出”“二宮の迫真の演技”といったトーンとなり、一般の人々からは“印象操作”されているかのように受け止められてしまった。TBSとしては、宣伝のために積極的にメディアに売り込んだ結果なのだろうから、テレビ局の広報の姿勢としては100%正しいのですが……」
手に汗握る今後の展開とともに、視聴率の推移も気になるところである。
(文=Business Journal編集部)