7日、女優でモデルの桐谷美玲が3月末をもって所属事務所スウィートパワーを退所すると発表されたが、桐谷と事務所の間には深い確執があったという声もある。
桐谷は高校1年のときに地元でスカウトされ、2006年に公開された映画『春の居場所』でデビューして以降、16年におよび同事務所に所属し、モデルや女優として活躍。18年には俳優の三浦翔平と結婚し、20年に第1子となる長男を出産していた。
「デビュー直後から桐谷をファッション誌やテレビドラマ、映画の仕事などにねじ込むべく、各所へ猛烈な営業活動を展開してきたのが同事務所の名物社長、岡田直弓氏だった。岡田社長は自ら率先してタレントの売り込みに走り回り、現場にも足を運ぶ“行動派タイプ”で、その手腕によって桐谷や堀北真希、黒木メイサ、内山理名らを人気女優にのし上げてきた」(週刊誌記者)
その岡田社長をめぐっては、ここ数年、良くない報道も相次いでいた。昨年3月発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、岡田社長が所属する女性タレントにセクハラ行為をはたらいており、それが原因で元KARAメンバーの知英が事務所との契約終了に至ったと報道。さらに5月発売の「文春」は、岡田社長が事務所スタッフらに日常的に暴言を浴びせるなどのパワハラ行為を行っているとも報じていた。
「17年に、岡田社長が手塩にかけて育てた堀北真希が、俳優の山本耕史との結婚を機に事務所を退所した際、堀北は引き留めようとする岡田社長と直接話をすることを拒み、岡田社長は第三者を通じてしか堀北とやりとりができなかったとされる。また、20年11月には高杉真宙が事務所を退所すると発表したが、その時点で出演が決まっていた翌年放送のNHK朝ドラ『おかえりモネ』を降板することになった。堀北も高杉も、そこまでして事務所を辞めたい何か理由があるのではと業界内では噂されていた」(テレビ局関係者)
ちなみに昨年には、スウィートパワー所属の俳優・岡田健史が、同社に対して契約解除を求める訴訟を起こしていたことが明るみになり、同年8月には岡田が23年3月いっぱいで事務所を退所することが発表されるなど、ゴタゴタが続いている様子がうかがえる。
次は黒木メイサ?
「12年に黒木メイサが赤西仁と電撃婚したことで、堀北がその穴を埋めるべく仕事を詰め込まれたことがきっかけで事務所に不信感を抱くようになったといわれているが、その堀北の結婚・妊娠後に、今度は桐谷がキャスター業にモデル、女優の仕事をぎゅうぎゅう詰めにされ、一時は世間から心配されるほど“激ヤセ”したこともあった。
それに加えて、16年間も在籍していれば、事務所の内情については嫌でも耳に入ってくるし、昨年にはたて続けに岡田社長に関する報道が出たことも決定打となり、さすがに嫌悪感を抱いた桐谷美玲が事務所を辞めたがっているという話は以前から燻っていた。夫の三浦は有力事務所のバーニングプロダクション所属ということもあり、桐谷はスウィートパワーを辞めたからといって仕事がやりにくくなる心配はないし、桐谷もバーニングに入ればかえって仕事的にはプラスになる。
黒木メイサの退所も時間の問題だといわれているが、もし仮に黒木も辞めれば、スウィートパワーには名の知れた女優は内山理名と桜庭ななみくらいしかいなくなり、その2人もかつてほどの勢いはなく、経営的にはかなり厳しくなるだろう」(別のテレビ局関係者)
当サイトは21年3月10日付記事『スウィートパワー“剛腕”社長、所属女性タレントにセクハラ報道…堀北真希、引退の真相』で事務所の置かれた状況を報じていたが、今回、再掲載する。
※以下、本文中の肩書、年齢、時間表記、数字等は掲載当時のまま
――以下、再掲載――
「確かに以前から噂があったのは事実ですが、まさかここまで酷いとは……」(テレビ局に出入りするスタッフ)
業界関係者をこう驚かせるスクープを10日、「文春オンライン」が報じた。「文春」によれば、芸能事務所のスウィートパワー社長の岡田直弓社長が、同社所属の女性タレントに日常的にセクハラ行為をはたらいていたという。
「スウィートパワーという社名を聞いても、一般の人はピンと来ないと思いますが、“堀北真希が所属していた事務所”といえば、わかりやすいかもしれません(堀北は2017年に芸能界を引退)。現在では有名どこでは桐谷美玲や黒木メイサ、内山理名らが所属していますが、所属タレントは20人に満たない少数精鋭です。社長の岡田さんは“やり手の剛腕社長”として知られており、堀北をはじめ売れた女優は全員、岡田社長本人が発掘、育成してテレビやファッション誌、CMなどにゴリ押した人ばかりです。
ちなみに、つい最近では日本でのマネジメントを手掛けていた元KARAメンバーの知英との契約終了が今月発表されたばかりですが、今回の件と何か関係があるのかは、わかりません」(テレビ局関係者)
岡田社長をめぐっては、以前からある噂が業界内で流れていたという。
「スウィートパワーは数年前まで所属タレントは全員女性で、社員も大半が女性。そんななか、岡田社長は目をかけたタレントのみならず社員にまでも、仕事上の関係を超えるほど過度に肩入れをして、ときにそれが不適切なレベルに達しているといわれていました。私の知る限りでも、それが嫌で同社を辞めて芸能・マスコミ業界内で転職をした元女性社員も一人ではありません。
また、堀北が俳優の山本耕史との結婚を機に事務所を退所した際も、岡田社長としては事務所の稼ぎ頭だった堀北を手放したくないという思いから引退を引き留めようとしたものの、堀北は直接話をすることを拒み、第三者を通じてしかやりとりができなかった。長年にわたり岡田社長のやり方を見てきた堀北には、そこまでして事務所を離れようと思う“何か”があったのではないかと、いわれています」(前出と別のテレビ局関係者)
そんなスウィートパワーの現状について、業界関係者はいう。
「10年ほど前に黒木メイサは赤西仁との結婚・出産を機に仕事をセーブしており、長期間拘束される連続テレビドラマのレギュラー出演などの仕事は数年に1本くらいのペースで、基本的には避けている。その後、堀北の引退を挟んで、桐谷美玲も2年前に俳優の三浦翔平と結婚し昨年出産したばかり。残りは内山理名や桜庭ななみくらいですが、全盛期ほどの勢いはなく、事務所としては正念場を迎えていることは事実です。そういう事情もあり数年前から男性タレントのマネジメントにも進出したものの、高杉真宙を必死で映画やドラマなどに押し込むのがやっという印象です」
そして今回のスキャンダルが事務所の今後に与える影響について、テレビ局関係者はいう。
「それでもドラマで主役・準主役を張れる女優を抱えており、これまでの長年のお付き合いもあるので、基本的にはテレビの情報番組はどこも黙殺の姿勢でしょう。昨年、大手芸能事務所ワタナベエンターテインメントの役員(当時)でマスコミ業界では有名人のO氏のセクハラが報じられた際も、どの局も一切触れていませんでしたし、そんなもんでしょう。ただ、これを機に、所属タレントたちが次々と離反するような動きが出てくる可能性はあるでしょう」
岡田社長の釈明が待たれる。
(文=Business Journal編集部)