6人組エンターテイメントグループ「すとぷり」が、12月6日放送のバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)にゲスト出演。YouTubeやTwitterなどを主戦場としているだけに、彼らはネット上でたびたび話題になっていて、『しゃべくり』放送中にはTwitterで世界トレンド1位を獲得したこともネットニュースで報じられていたが、彼らはいったいどのようなグループなのか。
2016年にリーダー・ななもり。が発起人となって誕生した「すとぷり」は、ななもり。、ころん、さとみ、るぅと、ジェル、莉犬というメンバーで構成されている。グループの楽曲を配信したり、個人で音楽活動やゲーム配信をしたりしているメンバーも。22年には、グループ初のドームツアー「すとろべりーめもりー Vol.Next!!!!」の開催も決定している。
なお、生ライブと握手会では“顔出し”している彼らだが、それ以外はアイドル系キャラクターのアバターやイラストで出演。『しゃべくり』でも、メンバーの肩より上はイラストパネルで隠されており、番組MCのくりぃむしちゅー・上田晋也から「なんで顔を出さないっていう活動をし始めたの?」と尋ねられると、ななもり。は「ちょうど僕たちが動画配信の活動を始めたのが高校生の頃なんですけど。まだ僕たちが小学校、中学校、高校生の時って、ネットって本当にアンダーグラウンドというか。『個人情報なんてネットに公開したらアカンよ』っていう教育をずっと受けてきたもので、こんな感じになっちゃいました」と説明した。
「すとぷり」の公式YouTubeは、12月22日時点でチャンネル登録者数162万人。それだけでも十分すごいのだが、メンバーそれぞれでもチャンネルを運営しており、『しゃべくり』ではグループ合計での登録者数が980万人を超えたことや、投稿動画の総再生回数もグループ合計で47億回を突破したと紹介された。
ちなみに、ヤフーは12月9日、子ども向けポータルサイト「Yahoo!きっず」で今年検索されたキーワードランキングを発表したが、「検索ランキング」の「人物」部門では、6位の「HIKAKIN」や2位の「BTS」を抑え、「すとぷり」が1位を獲得(昨年からの2連覇)。さらに、Z世代(1990年後半から2000年代生まれの若者)の間で今年流行したものを総括する「Simeji presents Z世代トレンドアワード2021」(12月2日開催)の「年間トレンド大賞」では、「すとぷり」が3位にランクインしていた。
「6人で仲が良さそうな雰囲気や、個人でもさまざまな才能を発揮していることに加え、ライブや握手会に行けば素顔が見られるという特別感も、ファンを夢中にさせているようです」(記者)
一方、メンバーが最初からキャラクター化されているためグッズ展開しやすいのか、ネット上ではファンから「可愛いグッズが多くてうれしいけど辛い!」「グッズ収集が追いつきません!」といった悲鳴もあがってる。
テレビに本格進出
とにかくネット上にファンが多く、その界隈で大人気なのは間違いないが、世間一般的には“誰もが知る存在”というところまではいっていない模様。『しゃべくり』放送後、ファンの間では、
「『しゃべくり』を観てくれた友達が、おもしろかったって褒めてくれた!」
「私がすとぷりファンなのを知ってる人が、『しゃべくり』に出てたねって話しかけてくれた」
「もうすとぷりもだいぶ認知されてきた印象」
といった声も出ていたが、
「『しゃべくり』に出てきたすとぷりって配信者? 興味ないからテレビ消した」
「ネットで活躍するのは良いことだけど、テレビ向きの人たちじゃないよね」
との意見も。ちなみにこの日の『しゃべくり』のメインは、11月に北海道日本ハムファイターズの監督に就任した新庄剛志がゲスト出演したパートで、番組終盤に「すとぷり」のパートが放送されたかたちだった。
また、以前の「すとぷり」は“炎上”の話題も多く、それだけアンチも抱えていた。
「『すとぷり』の楽曲『AquaKiss』(19年3月)のイメージイラストをめぐって、ネット上では当時、歌い手グループ・XYZの動画で使用されたイラストと似ているとして、パクったのではないかと物議を醸したことがあります。これ以外にも、『すとぷり』は何度か“パクリ疑惑”が取り沙汰されてきたのですが、本人たちがスルーしてきたことも、批判対象となっていました。ほかにも、元メンバー・しゆんは未成年女性との交際が発覚して18年1月に脱退しており、こうした時代を知る人々の間では、いまだに『すとぷり』にネガティブなイメージがあるようです」(前出・記者)
そんな「すとぷり」だが、昨秋頃からテレビ露出を増やしていて、今年は1月放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)、6月放送の『マツコ会議』(日テレ系)、11月放送の『うたコン』(NHK総合)などにも出演。それだけ、テレビ界からも注目を集めているとみられるだけに、今後はポジティブなイメージで一般視聴者にも受け入れられるよう頑張ってほしいものだ。
(文=編集部)