今年、日本中にフィーバーを巻き起こしたメジャーリーガーの大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)と日本ハムファイターズ新監督の新庄剛志が、大みそか放送のテレビ番組『第72回 NHK紅白歌合戦』で共演する可能性が浮上しているという。
「すでに局からは2人に出演オファーを出していると聞いている」(NHK関係者)
大谷はメジャー4年目の今シーズン、相変わらずの“二刀流”で投手としては9勝、バッターとしてはホームラン46本でア・リーグ本塁打数3位という成績を残し、シーズン途中まで熾烈な本塁打王争いを繰り広げ、全米を沸かせた。そして日本人としてはイチロー以来2人目となるMVP(最優秀選手)にも選出されるという快挙を成し遂げた。
一方の新庄は11月、日ハムの監督に就任することが発表され、秋季キャンプで独特のスタイルで選手を指導する様子が連日にわたりメディアを賑わせ、“新庄劇場”ともいえる現象を起こしている。
「日ハムはここ数年Bクラスが定着して成績が低迷し、今年は選手への暴行事件を起こした中田翔を、球団がなんの説明もないままジャイアンツに放出して批判を浴びるという失態も重なり、球団としての人気低迷ぶりが際立っている。再来年には札幌市郊外の新球場エスコンフィールド北海道への本拠地移転も控えているため、球団サイドとしては新庄に監督兼“球団の広告塔”として人気を浮上させてくれることを期待している。
その効果は早くも出ており、新庄の監督就任後に日本ハムのファンクラブ新規入会申し込み者数が昨年の8倍にも上っているという報道も出ているが、来シーズンに向けてテレビ出演も積極的にこなしていく方針だ」(スポーツ紙記者)
実際に新庄は12月から1月にかけ、すでに明らかになっているだけで『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞』『アウト×デラックス』(共にフジテレビ)、『しゃべくり007』(日本テレビ系)、『芸能人格付けチェック!』(テレビ朝日系)に出演予定で、まさに“出演ラッシュ”の様相。『紅白』出演へのハードルは低いと考えるのが自然だろう。
メディアに“出ない”大谷
気になるのが大谷のほうだが、同記者はいう。
「大谷は10月に帰国後、11月15日の日本記者クラブのメディア各社合同会見に出た以外、メディア出演はほぼなく、基本的には“出ない”という方針とみられている。どこか一社の番組に出てしまうと、他の局との間で不公平が生じてしまうため全キー局に出なければならなくなるので、それを避けるためだろう。
大谷クラスの一流メジャーリーガーともなれば、もし日本に帰国中にガンガン、メディアに出てコロナに感染したりすれば、米国内でバッシングを浴びる恐れもあるし、球団はじめ各方面に計り知れない影響を及ぼす。そう気軽にメディアに出ることが許されない状況もあるのだろう。
しかし、国民的番組である『紅白』だけに出演するというかたちであれば、他局からも文句は出ない。出演はあり得ない話ではないが、そもそも大谷本人のモチベーション的に『紅白』に出たいという気持ちがあるのかは疑問。今年は2年ぶりの有観客開催となるのに加え、大勢のスタッフも集まりコロナ感染リスクが高いところに、大谷がわざわざ出向いていくとは考えにくい」
やはり2人揃っての出演は難しいのだろうか――。
「今年の『紅白』は裏番組でこちらも大みそか恒例だった『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)が休止するため、ここ数年は遠のいている平均世帯視聴率45%超えを狙っている模様。ただ、今年はただでさえヒット曲が少なく、話題を呼ぶ“目玉”となるような企画がなかなか決まらず制作陣は頭を悩ませているという話も漏れ伝わってくる。もし大谷と新庄が出演するとなれば、当然ながら“夢の共演が実現”的な演出にするだろうから、話題性としては十分だが、実現の可能性は未知数だろう」
果たしてサプライズはあるのだろうか。
(文=編集部)