一般電役の生ける伝説『ナナシー』。1996年から脈々と受け継がれ、いまなお多くのファンに愛されている人気機種だが、最近は通常の流通ルートに加え、プライベートブランドでも発信されるパターンが顕著になっている。
シリーズ最新作として登場した『PA SUPER電役ナナシーSPECIAL』も同じフレームで展開され、メーカー正規の『66』とは別にダイナムグループが仕掛ける「ごらく」ブランドから『77』がリリースされた。
『77』が示すように、スタートチャッカーによる大当り抽選確率が1/77.4に設計されている。これは一般『ナナシー』の1/66.6より少し低い確率である。しかしその分、出玉を多く獲得できるようになっており、一般『ナナシー』が約780~1170発であるのに対し、ごらく『ナナシー』は約844~1200発となっている。
この出玉の振り幅はラウンド数などによるものではなく、大当りした時の状態によって変化する。スタートチャッカーでの大当りなら約844発で、ステージからの入賞となる「SPECIALスタート」、あるいは右打ち中に発生する「GOチャッカー」での大当りなら約934発である。
そして、最大の約1200発出玉は本作から搭載された新機能「EXTRA BOOST」によるもので、通常よりも多くの出玉を獲得できるパフォーマンスが発揮されることになる。
SPECIALスタートおよびGOチャッカーの大当り確率は1/58.9で、一般、ごらくとも共通。ゆえに大当り中の大当り期待度も約25.1%と同じ条件で連チャンを楽しむことができるようになっている。
先ほど「ラウンド数」について触れたが、そもそも一般電役には「ラウンド」という概念がない。一般電役の説明でなされる「電役の連動」によって出玉を増やすのである。
この「電役の連動」とはどういうことかといえば、盤面の左下側に並んでいる「黄7」「$」「¥」の各電チューは上から繋がっていて、「黄7」に玉が入ると下の「$」が開き、「$」に入賞すれば「¥」が開くように設計されており、この流れによってそれぞれの電チューに入賞した分の賞球が積み重なってまとまった出玉を得ることができるのである。
この電チューの賞球数を変えることで同じ仕組みでも出玉に差をもたらすことができ、たとえば「黄7」「$」「¥」の賞球をすべて最大の15個にすればよりボリュームのある大当りを実現できる。
ちなみに、この『ナナシー』は古い規則での「一般電役」に則っている本当の意味での一般電役で、2004年の規則改正によって従来の機種種別が撤廃された現在のルールでは確変機能などを搭載した「一般電役タイプ」も存在。
こちらは『餃子の王将』など見た目で電チューが連動して出玉を獲得しているような印象を与えている機種のことを指す。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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