今日も今日とて、用もないのに近所のパチ屋でシマをあちこちフラフラしている町男です。ありていに言えば現実逃避なのですが、逃避する現実があるってことが逆に幸せだったりしますよね。は?
ただ、最近では遊タイムなんてものもあって、パチンコのシマをなんの気なしにプラプラしていると発動射程圏内の台に巡り会えることも。このあたりは、パチスロ4号機ストックマシン全盛期の匂いがかすかにしてこなくもない。
当時のストック機は出玉力に優れた機種が多かったうえに、決まった機種の決まった回転数の台を打つだけで普通にサラリーマンの月給くらい勝てることもありました。いまとなってはおとぎ話みたいです。
しかし、そのレベルは無理にしても、効果の高い遊タイム機が続々と設置されている状況。かつてのパチスロの賑わいが繰り返されてもおかしくはない。
そんな折に、『ぱちんこウルトラセブン超乱舞』が280回転ほどで放置されているのを見つけました。まず、回りをきょろきょろし、台が確保されていないかをチェック。どうやら完全に空き台のようです。
「いや、これは罠ではないか?」
うまい話には裏があるもの。実はST200回の機種で西村京太郎も驚きのトリックによって私を陥れようとしているのではないだろうか。疑心暗鬼しかありません。
もちろん、『セブン超乱舞』は1種2種混合機。連チャン後であっても全部時短消化なので遊タイムの発動条件に加算されますし、サブ液晶にもしっかり「残り220回転」と表示されているではありませんか。ここで私は両手を合わせ神に感謝しました。ありがとうございます。
ここまで打ち始めるにたる条件は充分に揃っていますが、もうひとつだけ懸念すべき事柄がないではない。回転率。これ、鬼ほど回らないから前任者が諦めて遊タイムを目指すのを放棄したのではないか? 実際、これはかなりよくあるパターンで、絶妙の回転数で捨てられている遊タイム機の代替がこの理由なのですよ。
一応はと、恐る恐る着席して打ち出してみると、普通に回った。じゃあなぜ捨てた? とよりいっそう疑念が渦巻きますが、他人を理解しようなどとは思い上がった考え方。というか、そんなことどうでもいいから遊タイム入ってウハウハさせてくれぃ。
と、ここではたと気がついた。ああそうだ。もうひとつ、最大の罠が待ち受けていたのだ。「遊タイム直前当り」。人呼んで天井ストッパーの存在です。これもかなりの確率で発生しますよ。特に私のような引きの弱い人間にかぎって天井手前で大当りを引くのです。
そして、同然のようにこの悪魔のシステムは私に作動しました。遊タイム発動まで約50回転に迫ったところでにわかに液晶が騒ぎ出し、プププと風が私の手のひらを刺激する。おお神よ。さっき祈った人間にこんなにひどい仕打ちをするか。
しかし、突然、事情が変わった。いつもなら7回転の時短を引っかけて箸にも棒にもかからない展開からあっけなくチャンスモードが終了するはずですが、時短55回の乱舞RUSHに突入すると、すぐに大当りを引き当て連チャン。さらにそれが超7揃いと最高最高最高の展開に導かれたのです。
その超乱舞RUSH。気がつけば残り数回転。こうなるとまずスルー。いやー、ここでこの落とし穴か。90%の高ループで連チャンしないやつね。突破の意味。ってやつ。そうね、このパターンもあったね、と心のダメージを負わないように自らを慰めるしかありません。
ところが、時短が終了したと思いきや、リザルト画面が割れて「∞」の文字が表示されるではないか! うおー、マジか、時短496回転のほうだったのか。次回大当り濃厚のやつ。
このしびれる劇的な逆転劇で完全に調子に乗り、最終的には11連チャン6810コンボでフィニッシュです。久しぶりに立ち回りから楽しめましたねぇ。高ループの連チャンも期待どおりにやってくれましたし、まさに町男の心は超乱舞です。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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