JRA POGファン注目コマンドラインより「期待できる」2歳新馬とは!? C.ルメール初週デビューに未来のG1馬も?

 先週の日本ダービー(G1)は、ディープインパクト産駒の良血馬・シャフリヤールが優勝。今週から来年のダービーに向け、また次世代の新馬戦が始まろうとしている。

 2歳の新馬戦が、日本ダービー翌週から行われるようになったのは2012年。それ以降だけで見ても、初週デビュー馬の活躍はいたって顕著だ。

 翌年の日本ダービーまでに、G1を勝利した馬は全部で6頭。

2013年 阪神JF レッドリヴェール
2014年 皐月賞 イスラボニータ
2018年 NHKマイルC ケイアイノーテック
2018年 阪神JF ダノンファンタジー
2019年 桜花賞 グランアレグリア
2019年 朝日杯FS サリオス

 前例からも今週デビューの2歳馬が、来年の日本ダービーまでにG1を勝利する可能性は十分。POG(ペーパーオーナーゲーム)ファンも大いに注目するところだろう。

 中でも2012年以降、初週の新馬戦で最も勝利を挙げているのがC.ルメール騎手。この9年間で13頭に騎乗し、5勝を挙げる活躍を見せている。

 勝利した中には後のマイルCS(G1)勝ち馬ステルヴィオ、上記でも取り上げた桜花賞馬グランアレグリアがおり、今年は牝馬のサトノレイナスでダービー出走も果たした。

 今年も初週から、3頭が鞍上ルメール騎手で出走を予定。活躍の期待される馬が集まったといえるだろう。

 まず、初日の5日に東京芝1600mで登場するのがコマンドライン(牡2歳、美浦・国枝栄厩舎)。今年のクラシックでも活躍した、サトノレイナスと同じ国枝栄厩舎のコンビとあって注目度も高い。

 そして、翌6日は同じく東京芝1600mの5Rに、オークス(G1)3着馬・アドマイヤミヤビの妹レディナビゲーター(牝2歳、美浦・萩原清厩舎)、6Rは芝1400mでバーマン(牡2歳、美浦・藤沢和雄厩舎)に騎乗予定だ。

 これらの馬は、ステルヴィオ、グランアレグリア、サトノレイナスなどと同じような活躍ができるのだろうか。データ面から探ってみたい。

 上記の過去に活躍した3頭は、いずれもルメール騎手を背に東京1600mでデビュー。1400mで初週にデビューした馬は【0-0-0-4/4】と、馬券圏内に入ることすらできていない。

 1400mデビューが予定されているバーマンは、これまでの傾向からは推奨しづらい結果。それに対し、1600mの勝率は【5-1-1-2/9】と約5割で、G1活躍馬の3頭はこの勝ち馬の中から出現している。

 G1活躍馬の3頭は全て関東馬であるが、それは1600mデビューのコマンドライン、レディナビゲーターともに言えること。どちらもノーザンファームの生産馬で、両方が走る可能性も十分にありそうだ。

 あえて挙げるなら牡馬と牝馬の違いで初週に東京芝1600mでデビューした関東馬6頭の内、牡馬3頭が【1-1-0-1/3】であることに対し、牝馬3頭は【3-0-0-0/3】とパーフェクト。牝馬であるレディナビゲーターが、コマンドライン以上の活躍をみせるということも考えられる。

 翌年に向けてのG1制覇は、過去のデータからデビュー戦での勝利が必須。ルメール騎手が東京1600mで騎乗するコマンドライン、レディナビゲーターの初戦に期待したい。

(文=北野なるはや)

<著者プロフィール>
 某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。