今週は15日(土)の東京メイン、京王杯SC(G2)を予想する。先週の新潟大賞典は大穴ハッピーアワーで勝負したが13番人気で13着と人気通りの結果だった。今週も中心視するのは人気薄だ。
狙いたいのは前走で3勝クラスを勝ち上がった馬。過去10年で「1-1-1-12」と成績はイマイチ。唯一の勝利は2011年のストロングリターンで、翌12年にレオプライムが2着、インプレスウィナーが3着に入った。それ以降は10連敗中だが、昨年はトゥザクラウンがハナ差の4着と好勝負を演じており、全くダメというわけではない。
そこで「◎」には心斎橋S(3勝クラス)を勝ったばかりの13番エングレーバー(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)を抜擢する。
長距離路線で活躍するオーソリティと同じ「父オルフェーヴル×母父シンボリクリスエス」という血統構成で、デビューから2000mで2連勝。3戦目のきさらぎ賞(G3)では2番人気に支持された逸材だ。
4戦目のプリンシパルS(L)はザダルにクビ差の2着に敗れ、その後も中距離を中心に走っていたが、前走で一気に距離を短縮。初めての1400mだったが、3馬身差の圧勝だった。デビュー戦以来、2度目の騎乗となった浜中俊騎手はレース後、「1400mに短縮したのが良い方に向いた」とコメント。2戦2勝とコンビ相性も抜群で、長い府中の直線を一気に突き抜けてくれるだろう。
「○」には4番エーポス(牝4歳、栗東・北出成人厩舎)で勝負する。
こちらは前走マイル戦からの距離短縮がプラスに働くとみる。キャリアはまだ6戦と浅く、そのうち5戦が1600m。唯一の1400m戦が昨年3月のフィリーズレビュー(G2)だった。4角10番手から上がり最速の末脚で差し切ったが、4角で1~3番手だった3頭が2~4着に入ったことがエーポスの1400m適性を示している。
そのレースで初コンビを組んだ岩田康誠騎手はレース後、「凄い勝負根性を見せてくれた」と絶賛。それ以降も手綱を取り、大外18番枠に入った桜花賞(G1)は9着に敗れたが、1年ぶりとなった前走の阪神牝馬S(G2)では差し馬がワンツーを決めるなか、2番手追走から0秒2差の5着と健闘した。陣営も「休み明けを使って、ガラッと変わってきた」と自信をのぞかせており、上積みに期待したい。
「▲」は上位人気濃厚の10番ラウダシオン(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。
前走の高松宮記念(G1)は14着に大敗したが、道悪が全て。陣営も「決して力負けではありません」と話し、良馬場が見込める今回は巻き返し必至だ。
東京コースも「2-1-0-0」と相性抜群。好枠(5枠10番)ゲットで理想の位置を取れるだろう。唯一、気になるのは、最終追い切りがかなり軽かったこと。1週前追い切りですでに仕上がっているようだが、先(安田記念)を見据えての一戦なら、他馬に付け入る隙を与えてもおかしくはない。
続く「△」は高松宮記念で10着に敗れた11番ミッキーブリランテ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。
昨秋は3戦連続2桁着順という大スランプに陥ったが、今年に入ってからは、ニューイヤーS(L)勝ち、阪急杯(G3)2着と連続好走。前走の高松宮記念は10着に敗れたが、大外枠だったことを鑑みると健闘だったといえるだろう。
前走から1ハロンの距離延長もプラスだ。これまで距離延長時は「2-1-0-1」で連対率は75%。唯一の着外も僅差の4着だった。
「×」は1頭のみ。2年ぶりに芝に矛先を向けてきた1番エアアルマス(牡6歳、栗東・池添学厩舎)を押さえる。
芝1400mの経験はデビュー戦の一度だけ。その時は2着に敗れたが、勝ったのはサウンドキアラで、3着がライトオンキューという後の重賞勝ち馬が相手だった。高評価の理由は最終追い切りの動き。全体時計こそ55秒3と控えめだったが、ラスト1ハロンはこの日の栗東坂路では最速の11秒5。インでうまく立ち回って脚を溜めることができれば面白い。
人気が予想されるタイセイビジョン。調教で好気配だったが、ここでは消しとする。C.ルメール騎手への乗り替わり、同舞台の京王杯2歳S(G2)でレコード勝ちの実績は魅力だが、血統的に早熟の可能性は否めない。
買い目はダブル本命の「◎」と「○」の2頭から印をつけた全頭への馬連フォーメーション。そしてダブル本命2頭のワイド、そして当日の気配を見て、どちらかの単勝も押さえる予定だ。
馬連フォーメーション 7点
[4,13] - [1,4,10,11,13]
ワイド 1点
4-13
単勝 1点
4 or 13
<筆者プロフィール>
八木遊
競馬、野球ライター。スポーツデータ会社、テレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、Twitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中。