タレントの「ゆきぽよ」こと木村有希に、たて続けにトラブルが起きている。
まずは1月21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、知人男性がゆきぽよの自宅で違法薬物を使用して昏睡状態に陥り逮捕され、有罪判決を受けていたと報じた。さらに、ゆきぽよ自身も警察から薬物検査や自宅の強制捜査を受けたという。ちなみに、彼女自身は身の潔白が認められたという。
その男性は以前にも振り込め詐欺の指南役として逮捕されたことが明らかになっている。ゆきぽよは、過去に交際していた5人のうち「4人が捕まっている」と明かしていたが、黒い交友関係がクローズアップされることになった。
その影響からテレビ各局がゆきぽよの起用を見合わせ始めたなか、今度はゆきぽよがプロデュースを手掛けているブランド「noalice by ryuyu」に、デザインの模倣疑惑があがった。
「週刊新潮」(2月11日号/新潮社)は、「noalice by ryuyu」の商品のうち何点かのデザインが他の通販サイトで扱われているものに酷似しているとの指摘があると報じた。ゆきぽよ本人は、自身が手掛けたデザインが生産工場を通して横流しされたのではないかと主張。所属事務所も、ゆきぽよ本人のデザインに間違いないと説明しているという。
「noalice by ryuyu」は模倣疑惑の商品について公式サイト上で、「 弊社が送ったデザインイメージで、サンプル制作を進めていく上で、既に工場で以前生産したことのある既存品が混在した可能性」、もしくは「弊社以外にも他企業からの問い合わせや生産依頼が多くあり、同じものを生産し他企業に販売してしまった可能性」があると釈明し、該当商品については回収・返金対応をすると発表している。
つまり、生産工場がゆきぽよデザインの製品を横流ししたか、既製品と混在させるミスを起こしたためである、というわけである。実際のところ、中国の工場ではこうした問題が起きやすいのだろうか。中国のアパレル工場の事情に詳しいアイディアネーション株式会社代表取締役の室橋東洋氏に話を聞いた。
「日本にも、きっちりと顧客対応する企業と、いい加減な企業があります。中国工場においても同じで、どういう工場と取引したかで結果が違ってくるのではないかと思います。
日本の顧客がデザインして製造依頼した製品のコピーを許可なくつくり、『アリババサイト』などで販売するというケースは多々あります。ゆきぽよさんの説明にあったケース2点について、私の見解を申し上げます。
1.中国の工場においてデザインが横流しされる。
→そういうことをする工場もあります。ちゃんとした工場であれば、顧客がデザインした製品を横流しすることはありません。また、工場がデザインした製品でも、顧客と独占販売等契約を結んでいれば、ほかへ横流しはしません。
2.既存品がサンプルに混在されていて、それが原因となった
→オリジナルデザインということで工場と話し合いをしていて、既存品が混じるというのは、可能性が低そうです。また、試作などのやり取りの際に、既存品を見本として送る場合はあるでしょうが、ご自身のデザインではないということは解っているので、それを生産して販売するということは、自分のデザインではないとわかってのことだと思います。
もし、工場の既存品を自社ブランドとして独占的に販売するということであれば、そのような契約を工場と結ばれるかと思います。私も1社、ナイトブラの製造依頼を受け、工場を紹介したことがあります。その工場はほかに日系企業のブランドをたくさん扱っていましたが、ブランド名も生産しているナイトブラも企業秘密ということで、他社に関しては情報開示してもらえませんでした。
まっとうな工場とのやりとりで、顧客側のデザインにて製造しているという場合は、このように情報が漏れないように慎重に対応される工場もたくさんあると思われます」
つまり、まともな工場と、適切な契約を結んでいれば、予防できるか、もしくは問題が起きても補償を得られるはずだ。ゆきぽよのデザインを横流し、もしくは既製品と混在させた工場は、それなりの補償をすることになるのだろう。
今回のデザイン盗用疑惑が、仮にゆきぽよの責任ではないとしても、知人男性逮捕に続く醜聞となり、苦境がさらに深まることは間違いないだろう。
(文=編集部)