「一度くらい聖書を読んでおいたほうが良い」
多くの識者から告げられる異口同音のこの手の発言を聞くにつけ、その思いを強くしながらもなんやかんやといまだに実行できてはいない。当然というか、多くの日本人がそうであるように、私はキリスト教徒ではない。単純に興味本位からである。
聖書は読み物としてもなかなかおもしろいらしい。誰だか忘れたが「もし人生で一冊だけしか本が読めないとしたら何を選ぶか?」みたいな質問で聖書と答えていた人物もいる。
あと、なんか原稿とかでさらっと聖書の引用を引いてきたりしたら超カッコいいではないか。映画「セブン」における七つの大罪のような。むしろ、そのためだけに読もうとしているといっても過言ではない。
聖書には大きく分けて旧約と新約の2種類があり、物語としておもしろいのは前者だそうで、新約聖書は説法的な内容が多く説教くさいといった評判である。それ以外にも「福音書」や「黙示録」など部分的に知られるジャンルの分類があって、古事記や日本書紀にも通ずるような趣きである。
そのジャンルの中のひとつに「詩篇」というのがあって、神への賛美が綴られた150篇の詩が載っているらしい。そう『CR交響詩篇エウレカセブン』の詩篇である。
『CR交響詩篇エウレカセブン』といえば、2000年代の新世代ロボットアニメとして絶大な人気を誇ったコンテンツで、パチンコ化にあたり話題になったマシンである。最新のパチンコマシンはサミーから登場しているが、当初は西陣がその製作にあたり、シリーズ機も3作ほどリリースしたのである。
初代『エウレカ』の導入は2009年初頭。政権交代、世界同時不況、新型インフルエンザのパンデミックなどさまざまな出来事が起こったが、パチンコ界はマックスタイプが主流の時代であった。
ご多分に漏れず初代『エウレカ』も大当り確率1/397.7のマックスタイプが用意され、次回ループ確変の継続率が82%で、右打ち中の大当りの半分が約1600発出玉という極限性能を有したマシンとして人気を馳せたのである。
確変システムはいわゆる「バトルタイプ」で勝てば確変継続&出玉獲得となるが、敗北した場合には77回転の時短に直行する。
また、バトルの演出が2パターン用意されていて、でニルヴァーシュtypeZEROとニルヴァーシュtype the ENDの戦いが繰り広げられる「ニルヴァーシュバトル」とボタン連打でtype the ENDを撃破する「スーパーシューティングバトル」が選択できるようになっている。
また、大当り中の楽曲がテレビ放映と同じものを採用しているなど原作ファンにもうれしいポイントが組み込まれている。
もちろん、他の演出でも原作の世界観を忠実に取り入れながら、小気味よくパチンコに落とし込んでいるので、原作を知らないパチンコファンも充分に楽しめる作りになっている。
ちなみに、大当り確率が1/346.3で確変突入率が80%のハイミドルタイプも同時にリリースされていたので、性能が極端に変わることはないが、打つ際には注意が必要であった。
兄弟機でいえば、その後にリリースされた甘デジタイプも80%の確変ループ率を保持していたので、その連チャン力が買われたのか、こちらの人気も上々であった。
『創聖のアクエリオン』や『蒼穹のファフナー』などとともに、『交響詩篇エウレカセブン』はこのあたりのアニメ版権にスポットライトを当てた走りでもある。
(文=大森町男)
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