今週開催される京成杯AH(G3)に「現場の声を重視するブロディN」が挑戦。
先週の新潟記念(G3)は「◎」をつけた5番ジナンボーがタイム差ナシの2着だったものの、印をつけなかったブラヴァスが勝利する裏目を引いてしまった。本命視した馬が上位に来るようになったのでスランプを脱したかと思いきや、今度はまた違う悩みが浮上……。本当にままならぬ。
さて切り替えよう。今週末は京成杯AHだ。本命『◎』には5番アンドラステ(牝4、栗東・中内田充正厩舎)を推したい。
前々走のエプソムC(G3)では上がり最速の脚を使い4着。前走の関屋記念(G3)では1番人気と期待されたものの、3着と安定感ある走りが魅力。前走より斤量が1キロ軽い点も見逃せない。
「前走は前を交わせず、後ろから差されてしまいました。ちょっと内容に物足りなさを覚えましたが、今回は紛れの多いトリッキーな中山のマイル戦。スタッフも『ごちゃつく心配はあるものの、立ち回りひとつでチャンスは出てくる。そこは、C.ルメール騎手の腕の見せ所じゃないかな。ハンデ差もあるのでうまく噛み合えば』と、前向きでしたよ」(栗東関係者A)
「○」は若き逃げ馬16番スマイルカナ(牝3、美浦・高橋祥泰厩舎)だ。
桜花賞(G1)で逃げて3着。オークス(G1)では距離の壁に跳ね返される形で16着に沈んだ。だが、続く米子S(L)では古馬相手にスムーズに先行すると、勝負どころで上がって押し切る積極的な競馬で勝利を収めている。
「スマイルカナは脚が腫れたため、前走の直前に回避の話も出ていたんです。さらに年明けからの使い詰めの影響で、馬体も寂しくなっていました。陣営は大敗も覚悟していたといいます。ですが、終わってみれぱ好時計で大楽勝。スタッフも『底知れない精神力の持ち主。改めて能カの高さを感じた』と話してくれましたよ。
今回の中山マイルは2戦2勝とコース相性もバツグン。陣営はトロワゼトワルに対して『番手につかれると横山典弘騎手がプレッシャーをかけてきそう。できればあの馬より外の枠が欲しい』と語っていました。その願いは届いたものの、入ったのは大外枠の8枠16番。これが吉と出るか凶と出るか……」(美浦関係者A)
2戦連続2着の11番ラセット(牡5、栗東・庄野靖志厩舎)が「▲」だ。
前々走の米子Sから秋山真一郎騎手とコンビを結成すると、後方からの競馬を展開して2着。脚質転換が功を奏し、中京記念(G3)も道中で脚を溜めると、最後の直線で上がり最速となる33秒9の末脚を繰り出してタイム差ナシの2着に入った。
「秋山真一郎騎手とコンビを結成してから、切れ味鋭い末脚を武器に後方からの競馬を展開するようになりました。それがバッチリハマっている感じがあります。前走2着後、秋山騎手は『ただただ悔しいです。それしか言うことはありません』と、無念さを隠そうとしていませんでしたし、今回は相当気合いが入っていますよ。
現時点でラセットはサマーマイルシリーズ3位。管理する庄野師も『できれば勝ってサマーシリーズのマイルチャンピオンになってほしいです』とこちらも気合い十分。念願の重賞初勝利はここで達成されるかもしれません」(栗東関係者B)
今回は3番アルーシャ(牝5、美浦・藤沢和雄厩舎)を「△」にしたい。
今年に入って京都牝馬S(G3)17着、ヴィクトリアマイル(G1)11着と大敗が続いた。だが、前走のパラダイスS(L)でから戸崎圭太騎手とタッグを組んで優勝。最内枠をロスなく回り、最後の直線で大外に出されると先行勢を一気に捲ってみせた。
「前走の前半はインで脚を溜め、最後は馬場の良いところに出されてからしっかりと伸びましたね。戸崎騎手の好判断が光ったレースだったと思います。
今回は200m距離が伸びますが、『もともとマイラー。今年のニューイヤーS(L)でも3着に入っているので問題ない』と関係者は楽観視。中山マイルも1着1回3着2回と苦手にはしていないようです。好走も期待できますよ」(美浦関係者B)
今回の買い目は下記とする。
【3連単フォーメーション4点】
1着 5番、16番
↓
2着 5番、16番
↓
3着 3番、11番
ラセットとアルーシャの激走に期待したい。
(文=ブロディN)