「社内では今年の『24時間テレビ』は大成功という評価。早々に来年も放送する方向で決まったようです」(日本テレビ関係者)
毎年夏恒例のテレビ番組『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日テレ系)が22~23日、放送された。平均視聴率(世帯)15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、最高瞬間視聴率27.6%という数字をマーク。放送中に集めた募金額は5億円を超え、番組終了時点では過去10年で2番目に多い結果となるなど、数字だけをみれば成功のように受け止められるが――。
「昨年と比べて、全枠平均での視聴率も落ちていますが、毎年番組終了直前あたりで記録する最高瞬間視聴率が16%も落ちています。また、募金額も1億円以上下回っており、いかに盛り上がらなかったのかが、わかります」(テレビ局関係者)
なかでも特に視聴者から疑問が寄せられているのが、22日深夜に放送された、過去の『24時間』に出演したジャニーズタレントたちの“懐かしの映像”をダイジェストでまとめた企画だ。
この企画では、ジャニーズグループが『24時間』で初めてパーソナリティを務めた際の映像が流されたのだが、25日付「サイゾーウーマン」記事<『24時間テレビ』、「事実を捻じ曲げるな!」と大荒れ――「木村拓哉だけ」編集にSMAPファン衝撃>によれば、ジャニーズグループとしては1995年に初めてパーソナリティに挑んだSMAPが取り上げられず、さらに元SMAPの草なぎ剛と香取慎吾がパーソナリティを務めた2005年放送回の映像では、木村拓哉以外の4人のメンバーが映らないようにカットされていたという。そのため、SMAPの功績を踏みにじる行為だとしてファンから批判があがる事態に発展している。
「タレントの過去の映像を使用する際には所属事務所に事前承諾を得なければなりませんが、今回、日テレは通常の手順としてジャニーズ事務所に企画の主旨の説明と共に、SMAPの映像を使用してよいか確認したところ、事務所サイドが難色を示したようです。
今回の『24時間』では、ジャニーズからメインパーソナリティーとして計5グループから5人のメンバーを出してもらい、過去映像の利用も許可してもらうなど全面協力を得て、例年通りジャニーズ色が強い内容となりました。それだけに日テレサイドとしても、SMAPの映像だけが流れないというのは明らかに不自然だとわかっていながら、あっさり引き下がったようです。ある意味で自主規制というか忖度ですよね。一方、事務所サイドも、SMAPの映像が出ることで独立・解散騒動のゴタゴタしたイメージが蒸し返され、ミソを付けられるのを嫌がったのでしょう。
ちなみにすでに解散してメンバーもジャニーズを離れた光GENJIの映像は流れていましたが、裏を返せば、それだけ解散から4年たった今でも、いまだにSMAPという存在はジャニーズにとってアンタッチャブルだということでしょう」(日テレ関係者)
『24時間』の放送を続ける理由
このほかにも、今年3月に亡くなった志村けんさんを題材にしたドラマのなかで多数挿入された、関係者たちが志村さんとのエピソードを語る場面にも、志村さんが触れられたくはないであろうプライベートの話まで晒されてしまっているという声も。さらに、そもそも“チャリティー番組”を標榜する番組なのに、果たしてチャリティーを掲げるだけの内容になっているのかといった疑問も上がっている。そうしたなかでも来年も放送を続ける理由について、日テレ関係者はいう。
「まず、社内的には“それほど世間では批判は上がっていない”という認識なのが一つ。名物番組で視聴率も期待できるのでスポンサーがつきやすく、純粋にビジネスとして旨みがあるというのが一つ。さらに、『24時間』の制作チームは基本的には毎回メンバーが変わるのですが、それは社内の制作力を底上げするための社内教育という面もあるからです。今回はコロナ下での放送ということで、例年とは勝手が違うことが多くて現場は大変でしたが、今回の放送で培ったノウハウをしっかりとマニュアル化して、来年以降に活かす腹づもりのようです」
6年連続で視聴率3冠を獲得している日テレだけに、さっそく来年の『24時間』に向けて抜かりなく準備を始めているようだ。
(文=編集部)