パチンコ「詐欺グループ」のトップが逮捕。被害総額は「2億5千万円」との情報も… 

 かつて、パチンコホールの店内では「パチンコの攻略法は粘りと頑張り」などとアナウンスされていた。

 粘れば出る、頑張れば勝てる。無論、パチンコ・パチスロはそんなに簡単なものではなく、勝つためには調整や設定の見極め、大当りしやすい状況の台を狙い打つことなどが重要であるが、過去には実際に数々の攻略法も発覚した。

 大当りの乱数を狙えるマシン、エラーを発生させることで連チャンを誘発できるマシン、リール制御のミスを突くことで小役を奪取できるマシンなどなど。

 乱数を狙う器具「体感器」の使用は禁止されているが、こういった情報は攻略プロ集団の間で高値で取引されることもあり、その時期が早ければ早いほどより高額に跳ね上がったという。

 また、特定手順を踏むことで大当りを得られる違法ロムへすり替える、電気を流すことで強制的に大当り状態にさせる…などといったゴト行為も存在。言うまでもなくこれらは犯罪であり、逮捕の瞬間がメディアで取り上げられることもあった。

 誰しも、パチンコ・パチスロを打つならば勝ちたいものである。負けが続いた時などは藁にもすがりたい気持ちになるであろうが…。

 先日、そんな心情につけ込んだパチンコ詐欺グループ、そのトップが逮捕されて大々的に報じられた。

 デーリー東北によると、7月8日、八戸署などはパチンコ攻略情報提供名目で現金をだまし取ったとして詐欺の容疑で東京都、会社役員の男(46)を逮捕。これまでに同名目の事件で同署などは男女5人を逮捕、起訴しており、今回、逮捕された男は詐欺グループのトップとみられる。

 逮捕容疑は2019年9月13日から10月2日、同名目で仙台市の20代女性から5回にわたって149万3千円をだまし取った疑い。容疑を否認しているという。

 青森県警によると、全国男女9人が被害にあい、計2605万1千円をだまし取られていることが判明。2017年7月頃から今年2月頃までの間に同様の被害にあったのは全国約1400人で、被害総額は2億5千万円にものぼる可能性もあるそうだ。

 この詐欺グループは「高確率で大当りを発生させることができる情報の提供を受けるため、パチンコ台メーカーに支払う預け金が必要」などといい、口座に現金を振り込ませるのが主な手口とのこと。

 賢明なファンならばお分かりの通り、より精巧化した現在の遊技機に「プログラムの盲点を突いた攻略法」など存在しないのである。「甘い言葉」に乗せられないように注意していただきたい。