パチンコ店の許せぬ「極悪行為」… あわや「稼働停止」になる嫌がらせ!?


 パチンコ店というのは、お客様が大切なお金を使って遊技されているが故、営業が成り立っております。だからこそ、ホール側は親切丁寧な接客でおもてなししなくてはならないと考えているのです。

 しかし、どれだけ気持ちの良い接客を心がけても、それによってお客様が勝者となれる訳ではありませんし、中にはホール店員の接客を鬱陶しいとさえ思っている方もいるかもしれません。

 それこそ、私がパチンコ店員だった頃、お客様に高圧的な態度をされたり、邪険にされる事も多々ありました。お客様の立場になれば、そういう態度をとってしまうお気持ちも分かります。

 ただ、ホール店員とて人間です。あまりにもひどい態度をされたりすれば、さすがに傷つきますし、時には「そんなにイライラするならパチンコを打たなければいいのに」と思ってしまう事も正直ありました。

 無論、そういった感情を表に出してしまうのはホール店員として失格ですから、湧き出る思いを胸に留めて接客をしていたのですが…実は、そんな私でも絶対に許せないお客様の行動があるのです。

 それは、パチンコ店に対する「嫌がらせ行為」でございます。

 負けた腹いせと言わんばかりに、某機種の当りを知らせる告知ランプが熱によって意図的に溶かされていたり、遊技台にガムが付けられている。そんな光景はみなさんもご覧になったことがあるかもしれません。

 上記のような行為も十分「営業妨害」にあたると思いますが、私がホール店員だった頃、これらがかわいいとさえ思ってしまうような「とんでもない嫌がらせ」をされる事もありました。

 今回は、私が目の当たりにしたホールへの「嫌がらせ」で特に印象的だったものをご紹介します。

 まず一つ目は「トイレでの嫌がらせ」です。いつものようにホールを巡回していたある日、慌てた様子のお客様が私のもとへ駆け寄ってきて「男性トイレ水浸しで入れないよ!」との報告がありました。

「水道管が破裂してたらどうしよう」私は最悪の事態を想定しつつ、急いでトイレへ向かったのですが…そこには「悪意に満ちた光景」が広がっていたのです。

 予備として置いてあった新品のトイレットペーパーが全ての個室の便器に詰め込まれて水が流れないようにされ、更には清掃用具入れにあるシンクの排水溝が塞がれ、水が流しっぱなしになっておりました。

 あまりの衝撃的光景に愕然としました…溢れかえった水をふき取り、便器の水が流れるようにするのにスタッフ4人掛かりで一時間は要したでしょう。その間、男性トイレは完全に封鎖せざるを得ませんでした。

 勤めていたホールにはトイレに監視カメラは設置していなかったため、犯人を特定することはできませんでしたが、それ以降トイレでの悪戯を固く禁止するポップを掲示して警戒を促したのは言うまでもありません。

 そしてもう一つ「遊技台への嫌がらせ」で、あわや“稼働停止”になるほどの行為を受けたことがございました。

 私がホールを回りながら遊技台の清掃をしていた時の話です。空き台を1台1台清掃していた際、パチンコ台の上皿がジュースでベタベタになっているのに気づきました。

 最初は「飲んだ時にちょっとこぼしちゃったのかな」程度に思いながら清掃していたのですが…。「玉の発射台まで浸透しているかも」と念のため台を開けてみたところ、なんと台の中までジュースまみれになっていたのです。

 案の定、遊技台は玉を発射する機能を失い、更にはあらゆる配線にジュースが付着して非常に危険な状況となっておりました。

「ちょっとこぼした程度の話じゃない」と嫌な予感がした私は、カメラチェックを行ったのですが、そこには衝撃の光景が映っていたのです。

 大当りが引けずにイライラしているのか、激しい貧乏ゆすりをしていた人が突然立ち上がり、手持ちのジュースを上皿にドバドバと流し込んで出口へと向かい、自動ドアに蹴りを入れて去っていっていく姿が映し出されておりました。

 幸い、遊技台は問題なく稼働を再開する事ができ、当事者を要注意人物として警戒しておりました。次来店された際には厳重に注意しようと心に決めていたのですが、この人が再び訪れることはありませんでした。

 このように、ホールに対する「嫌がらせ」は後を絶たない状況です。思い通りに遊技ができていない際に、腹を立てる気持ちも分かりますが、健全な遊技をしていただけると幸いです。

(文=ミリオン銀次)