「意識高い大学生」にイラッ…『ライ麦畑』じゃないサリンジャーの名作を読んだら胸がスッとした – ニュースな本

まだ社会に出ていないのに、やけに達観したような大学生の会話にモヤッとしたことはないだろうか。そんな違和感を鮮やかに言語化したのが、J.D.サリンジャーの小説『フラニーとズーイ』だ。知性や個性を誇示するほど、かえって凡庸に陥ってしまう――そんな若者の自意識を痛烈に描いた名作から、「意識高い系」の思考の正体を読み解く。※本稿は、文筆家の堀越英美『あなたのモヤモヤに効く世界文学 恋愛から仕事、親子関係、中年危機まで』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。