【ENEOSvs出光vsコスモ】石油元売り大手で「一人負け」した会社の意外な敗因とは?脱炭素トレンドの揺り戻しが各社の新中計に影響 – 金利上昇、トランプ関税、人手不足で明暗 半期決算「勝ち組&負け組」【2025秋】

石油元売り大手3社の2026年3月期中間決算では、2社の純利益が減益となった。原油価格の下落が業界全体に影響を与えたためだが、在庫影響を除くと独り負けとなる会社がはっきりと浮かび上がった。エネルギー業界ではカーボンニュートラル実現の一里塚として30年度までの目標を各社が掲げ、事業構造の転換を急いでいる。それぞれの経営方針が業績に表れ始めている一方で、脱炭素の揺り戻しや電力需要の上昇でカーボンニュートラルに向けたロードマップが揺れ動いている。