エヌビディアの創業者3人が、起業前夜にデニーズで話していたこと – The Nvidia way エヌビディアの流儀
アップル、マイクロソフトと世界の時価総額ランキング1位を争い、誰もが知る企業となったエヌビディア。「半導体」と「AI」という2つの重要産業を制し、誇張ではなく、米国の株式市場、そして世界経済の命運を握る存在となった。「投資」も「経営」も「技術開発」も「未来予測」も、もうこの会社を抜きにして語ることはできない。
しかし、その製品とビジネスの複雑さから、エヌビディアが「なぜ、これほどまでに強いのか?」ついては、日本でも世界でも真に理解されているとは言えない状況だ。『The Nvidia way エヌビディアの流儀』は、その疑問に正面から答える、エヌビディアについての初の本格ノンフィクションである。今回は同書より、起業を思い立ったカーティス・プリエムとクリス・マラコウスキー(当時サン・マイクロシステムズに勤務)が、ジェンスン・フアン(当時LSIに勤務)を創業メンバーに引き入れた際のエピソードを紹介する。