国際政治学者の三浦瑠麗氏の夫で、投資会社「トライベイキャピタル」代表取締役の三浦清志容疑者が7日、4億2000万円を着服したとする業務上横領の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。「一発実刑の可能性もある」と指摘されており、そうなった場合は三浦氏のテレビ復帰が絶望的になりそうだ。
逮捕容疑は、2019年に3回にわたってトライベイ社の債務の弁済などに使う目的で、自身が関係する会社から計4億2000万円を振り込ませた疑い。また、清志氏は太陽光発電事業をめぐって不動産会社に約10億円を出資させたが、事業の実体がなかったとして詐欺容疑で告訴されたことが1月に判明しており、そちらも今後捜査が進められていくとみられる。
逮捕後、清志氏は自社のホームページで「再生可能エネルギープロジェクトの開発というリスクの高い業界にあって、当初予定された利益を生み出せなかった点について、反省すべき点はございますが、私は、業務上横領にあたるような罪を犯したことは決してありません」「見解の相違によりこのような事態に至ったことは大変残念に思っております。私は、今後とも無罪を主張してまいります」と無実を訴える声明を公開した。
一方、三浦氏は夫の逮捕を受け、自身が代表を務めるシンクタンク「山猫総合研究所」のサイトで「一部報道におきまして、私の夫である三浦清志が逮捕されたという事実を知りました。引き続き、捜査に全面的に協力する所存です。家族として、夫を支えながら推移を見守りたいと思います」とコメントを発表している。
三浦氏といえば、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)のレギュラーを務めているほか、討論番組『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)など数々の番組に出演し、気鋭の女性論客としてメディアをにぎわせていた。しかし、夫の騒動が発覚した1月末から『めざまし8』は出演見合わせとなり、ラジオ出演はあったものの、テレビからは完全に姿を消している。
一部スポーツ紙では、フジテレビ関係者の「夫が逮捕されたらもう番組に出ることはないと決まっていた」との証言が報じられ、清志氏の逮捕によって『めざまし8』は事実上の降板になると伝えられている。現状では「当面出演見合わせ」という扱いだが、復帰の可能性はかなり低いようだ。さらに、紀藤正樹弁護士が自身のTwitterで「この事件、容疑が本当なら、示談や返済ができないと一発実刑になる可能性がある」と指摘しており、もし仮に夫が実刑判決を受けるようなことになればインパクトが大きく、各局が「起用NG」と判断してテレビ復帰が絶望的になりそうだ。
ただ、三浦氏については「夫に容疑がかかっているからといって妻が仕事を失うのはおかしい」という声もある。実際、三浦氏は「夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ない」としていた。だが、過去に夫の事業に関連した太陽光発電を推進する発言を繰り返していたり、互いの会社の株を半分ずつ持っていたりといった事実から「本当に関与していないのか」と疑問視する意見もある。
これに関しては新たな情報もあり、8日放送の『めざまし8』が清志氏の事件を取り上げた際、清志氏だけでなく三浦氏の会社も「関係先として東京地検特捜部の家宅捜索を受けていた」と伝えた。また、ジャーナリストの須田慎一郎氏は自身が出演するYouTubeチャンネル「別冊!ニューソク通信」の動画で、「清志氏の事件に絡んで三浦瑠麗氏のスマホが押収された」と語っている。もちろん、家宅捜索やスマホ押収が事実であっても事件への関与を直接示すわけではないが、捜査当局から「関係先」と判断された事実は重く、テレビ各局はリスク管理やコンプライアンスの観点から三浦氏の起用を避けるだろう。
国際政治学者として、舌鋒鋭いコメンテーターとして、政府の有識者会議メンバーとして華々しく活躍してきた三浦氏だが、今後は表舞台での活動が消滅してしまうおそれがありそうだ。