IMPACTorsに「全員退所」報道…「ジュリニ」じゃないと生き残れない?

 ジャニーズJr.内ユニット「IMPACTors」のメンバー7人全員が退所の意向をジャニーズ事務所に伝えたと26日付の「文春オンライン」(文藝春秋)で報じられた。多くのファンが動揺し、退所の要因の一つとして「ジュリー社長に刺さってない」といった関係者の言葉が取りざたされるなど波紋が広がっている。

 ジャニーズ事務所は、タレントから裏方に転身してジャニーズJr.を統括していた滝沢秀明氏が10月いっぱいで退社。それに続いて、エース格のKing & Princeから平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が来年5月にグループを脱退し、それぞれ事務所も退所すると発表した。「退所ドミノ」はさらに続くとみられていたが、どうやらIMPACTorsが新たな「退所組」となる可能性が高いようだ。

 2020年に結成されたIMPACTorsは、滝沢氏が「インパクト」と「アクター」をかけ合わせて命名。その名の通りに俳優業に力を入れており、舞台『滝沢歌舞伎』でレギュラーを務めていたほか、今年の秋ドラマでメンバーの佐藤新が『silent』(フジテレビ系)に、基俊介が『最初はパー』(テレビ朝日系)に出演するなどして注目を集めていた。だが、滝沢氏がかわいがっていたグループということで、現在は事務所内で立場が危うくなっているのではとの見方があった。

 「文春」の記事によると、IMPACTorsはメンバーがジャニーズ外部の舞台に多く出演しているのも大きな特色だが、事務所関係者によると「ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長には“刺さってない”」という。滝沢氏の後任としてジャニーズJr.を統括している元V6の井ノ原快彦とメンバーが12月に面談し、全員が退所の意思を示したそうだ。

 実際、IMPACTorsが冷遇されているように見える兆候もあった。曜日ごとにジャニーズJr.の各ユニットが動画を配信しているYouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」で、木曜日を担当していたTravis Japanが10月に世界デビューしたことで「IMPACTorsが後任になるのでは」とみられていたが、ファンの予想に反して関西ジャニーズJr.のLil かんさいが後任に決定したのだ。

 最近のジャニーズは「次にデビューするグループ」を決める判断要素として動画の再生数を重視しているといわれ、「ジャニーズJr.チャンネル」のレギュラーになれないとデビューの可能性は極めて低くなる。くしくも、同チャンネルの土曜日を担当している美 少年は26日に「デビューフラグ」ともいえる初の単独全国アリーナツアーの開催を発表しており、対照的な状況となった。

 現在、デビュー最有力といわれているのは関西ジャニーズJr.のAぇ! groupだが、メンバーの正門良規は「ジュリー社長のスペオキ(スペシャルお気に入り)で、キンプリの永瀬廉を交えて3人で食事に行くほどの仲」などと報じられている。先述の美 少年もジュリー社長のお気に入りといわれ、現在ジャニーズが大プッシュしているなにわ男子はジュリー社長が近年まれに見るほど熱を入れているとされる。

 そうした状況を考えると、滝沢氏が退社したこともあって「ジュリニ(ジュリー社長のお気に入り)優遇」の構図が加速しているように見える。「ジュリニ」になれず、冷遇されていくことが目に見えているとなれば、IMPACTorsが全員で外へ飛び出そうと考えるのも理解できなくはない。滝沢氏の退社やKing & Princeのメンバー脱退騒動においても、ジュリー社長との確執が各メディアで取りざたされた。

 IMPACTorsは新会社を立ち上げたともいわれている恩人の滝沢氏の元へ向かうのか、今後もジャニーズで退所ドミノは続くのか。さまざまな意味で目の離せない状況が続きそうだ。