羽生結弦、驚異の動員力で東京ドーム公演が「落選祭り」に…チケット売上10億円超か

 プロフィギュアスケーターの羽生結弦が来年2月26日に東京ドームで開催する単独アイスショー「GIFT」のチケット抽選結果が20日に通知され、抽選に外れた申込者からの嘆きの声がSNS上に続出。ジャニーズ系グループのコンサートのような「東京ドーム全滅」というワードがTwitterでトレンド入りした。一部で「会場が大きすぎて客席が埋まらない」などと指摘する声があったが、その不安を完全に吹き飛ばした。

 羽生はフィギュアスケート男子で2014年のソチ、18年の平昌と五輪連覇を達成し、今年7月にプロ転向を表明。プロ初の単独公演「プロローグ」が千秋楽を迎えた今月5日、前代未聞の「スケーター史上初となる単独の東京ドーム公演」を開催すると発表した。

 「史上初」にこだわってきた羽生らしい挑戦だが、アイスショーは観客キャパ3000~1万人規模の会場が一般的。実際、羽生もプロ初の単独公演で3000~8000人ほどの会場を使用しており、いずれも満員だったものの、東京ドームとなると次元が違う。「GIFT」の公式サイトで発表された座席表によると、アリーナはパフォーマンスエリアとして使うため客席は1階スタンド、バルコニー、2階スタンドのみ。野球開催時とほぼ同じ客席構成のようで、観客収容数は約43500人(東京ドーム公式サイトより)ほどになるとみられる。

 これに対して、8日付の日刊ゲンダイが「客席が埋まらない可能性が高い」「遠くのスタンド席ではスケーターの動きや表情が観客に伝わりにくい」と指摘。さらに「『羽生が東京ドームを満員にした』という事実がほしいだけで、自分のバリューアップのためにやっているのではないか」といった識者の厳しいコメントも掲載された。

 実際、さすがにファンも「本当にドームが埋まるのか」という点は半信半疑の人が少なくなかったようだ。会場キャパの大きさに加え、同公演は1階スタンドのSS席が27500円、バルコニーのS席が25300円、一番安い2階スタンドのA席でも23100円とチケットが高額。申し込み時に第1希望~第3希望まで席種を選べることもあり、多くのファンは「第3希望まで出しておけば、どれかは当たるだろう」と考えていたようだ。

 ところが、抽選結果の通知後にSNSで「第3希望まで出したけど全滅だった」「まさかの東京ドーム全滅」「ドームでもキャパ足りないって…誇らしいけど抽選外れて悲しい」などと、抽選に外れたファンの嘆きの声が殺到。どうやら、4万人超のキャパをはるかに上回る申し込みがあったようだ。

 これによって、たった1人のアスリートが東京ドームを満員にするという快挙の達成は確実なものとなった。少し下世話な話をすれば、観客動員数が約43500人だと仮定すると、チケット売上は10億円超となる。グッズ売上なども含めればかなりの大金が動くとみられ、動員数だけでなく売上面でも前代未聞の快挙となりそうだ。

 羽生は競技時代に「不可能」といわれたことに果敢に挑み数々の偉業を達成してきたが、プロスケーターとしても多くの「伝説」を生み出していきそうだ。