『鉄腕DASH』抜擢も物議…なにわ男子のイメージ悪化させるジュリー社長の責任

 11月16日、『第73回NHK紅白歌合戦』(12月31日放送)の出場者が発表され、ジャニーズ事務所からは「なにわ男子」が初出場することが明らかに。また、同じくジャニーズのKing&Prince(キンプリ)はデビューから5年連続、そして5人では最後の出場が決まった。キンプリは今月4日、脱退および退所メンバーが出ることを報告。業界内外が騒然とするなか、13日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に「なにわ男子」のメンバーが登場。この事態にもキンプリファンがザワついていたようだ。

『鉄腕DASH』はTOKIO・城島茂、国分太一、松岡昌宏がメインで出演するバラエティ番組。TOKIOは昨年4月より株式会社TOKIOで活動しているが、それまで所属していたジャニーズ事務所から完全に離れたわけではない。株式会社TOKIOの代表取締役は、ジャニーズ事務所の現社長・藤島ジュリー景子氏。『鉄腕DASH』にもTOKIOのほか、ジャニーズJr.内ユニット・Aぇ! groupの草間リチャード敬太や、SixTONES・森本慎太郎、キンプリ・岸優太が準レギュラーとして出演し続けてきた。

 そんな岸は今月4日、同じくキンプリの平野紫耀、神宮寺勇太とともに、2023年5月にグループを脱退すると発表。さらに、平野と神宮寺は脱退のタイミングでジャニーズ事務所を退所し、岸も同秋には退所する予定だという。キンプリは残るメンバーの永瀬廉、髙橋海人の2人で活動を継続するが、突然の発表にファンは大混乱。

 そんななか、脱退メンバーの3人について「辞めざるを得ない状況に追い込まれたのでは」といった憶測も浮上。というのも、今月1日にはジャニーズ事務所副社長とジャニーズアイランド社長を兼任してきた滝沢秀明氏の退社が発表されていたものの、その理由は明確にされておらず、背景にはジュリー氏との確執があり、半ばジュリー氏が滝沢氏を追い出すかっこうになったという報道も続出。事務所が不穏な状況下で、平野らもジュリー氏からの冷遇を受けて脱退に追い込まれたという報道も多く、複雑な心境を抱くファンがいるわけだ。

 そのため、キンプリ5人での活動期間はあと半年ほどあるといっても、やはりファンの間には「退所組と残留組の扱いに差が出てくるかもしれない」という不安がよぎったり、「最後に5人でコンサートできるのか」と心配したりしている様子。

キンプリ・岸と「入れ替わり」?

 このような状況で『鉄腕DASH』に起きた変化は、キンプリファンをいっそう不安にさせたようだ。13日放送の番組ではTOKIO・城島とAぇ! group・草間、そして、なにわ男子・大橋和也&藤原丈一郎が広島県尾道市でロケを行い、同市の魅力をPR。これによって、早くもキンプリ・岸との「入れ替わり」で「なにわ男子」が準レギュラーとなる可能性が取り沙汰される事態に。

「18年5月デビューのキンプリに対し、なにわ男子は昨年11月にデビューしたばかりの『期待の新人グループ』です。人気と勢いも申し分なく、しかもジュリー氏の『お気に入りグループ』であることも有名なので、これまでキンプリメンバーがいた枠に『なにわ男子』メンバーが投入されるという流れも、逆に自然といえます。

 ただ、キンプリファンは気持ちがついていかないでしょう。それに、キンプリの危機的状況のなかで『なにわ男子』が事務所に推される展開は、なにわ男子ファンにとっても複雑なこと。なにわ男子メンバーは何も悪くないのに『ジュリー氏の猛プッシュ』みたいなイメージは今、マイナスでしかありませんから」(スポーツ紙記者)

 このたび『紅白』の出場者も発表され、なにわ男子は初出場が決定。彼らに関しては事前に『初出場内定』という報道も出ていた。一方、キンプリも『出場濃厚』と報じられていたものの、一部では『キンプリの代わりに、なにわ男子が出場するのでは』と予想する声もあって、やはり双方のファンは複雑そうにしていたが、キンプリの出場も無事発表された。

「結果的にキンプリ、なにわ男子ともに出場が決まったから良かったけれど、前者はまだまだ売り出し中のグループ、後者はグループとして不安定な状態にあることから、事務所が待遇を変えてもおかしくはない。また、グループの毛色としては同じキラキラ系でのデビュー、しかし現在の立ち位置は真逆という点でも、比較されやすいのかもしれません」(週刊誌記者)

ジュリー社長の不作為

 テレビ局関係者はいう。

「ジュリーさんの実母、メリーさん(メリー喜多川元副社長)は男性役員を大声で叱りつけることも日常茶飯事の辣腕経営者だったが、創業者ゆえの危機対応能力の高さには抜きんでたものがあり、若いころはヤクザ相手にタイマンを張っていたという伝説もあるほど。清濁併せ呑む懐の深さもあった。一方、ジュリーさんは社内で高圧的な面もみられるが、面倒なトラブルに自ら率先して立ち向かうというタイプではなく、社内では『しょせんはお嬢様育ち』という評価があるのも事実。

 今回のキンプリ分裂の原因がすべてジュリーさんにあるとは思わないが、事務所の将来を背負う人気グループ分裂の危機を回避するためにジュリーさんが何か努力をした形跡は見当たらない。その異常とも感じるあまりの『不作為さ』が、ジュリーさんのキャラクターを象徴している。さらに、結果としてジュリーさんのお気に入りといわれる『なにわ男子』のイメージに悪い影響を与えているとすれば、社長としてその責任は重い」

『紅白』では分裂直前のキンプリのほうが注目を集めることは確実。キンプリファンからすると、そんな話題性は嬉しくもないだろうが、ほんのひと時でも悲しい気持ちを忘れられるくらい素晴らしいパフォーマンスを、5人が見せてくれることに期待したい。

(文=Business Journal編集部)