「ジュリー社長への反乱」キンプリ平野ら脱退、ジャニーズ退所ラッシュの始まり

 4日、人気ジャニーズグループ・King&Prince(キンプリ)の平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が来年5月にグループから脱退し、同時に平野と神宮寺はジャニーズ事務所を退社し、岸も同年秋に退社すると発表された。3日前には副社長だった滝沢秀明氏の退任と退所が発表されたばかりであり、「(藤島)ジュリー(景子)社長体制への反乱が起き始めた。もう事務所内でのジュリーさんへの反発は抑えきれないほどになりつつある」(テレビ局関係者)との声も聞こえてくる。いったいジャニーズ内では、どのような事態が進行しているのか――。

 キンプリでは、2018年11月からパニック障害のため休養していた岩橋玄樹が昨年に脱退し、5人で活動を続けていたが、今回の3人の脱退により、わずか2名でグループを存続させることとなる。

 18年5月にシングル曲『シンデレラガール』でCDデビューして以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍してきたキンプリ。グループでの活動はもちろん、各メンバーはソロでもテレビドラマや映画への出演などが途切れることなく、順風満帆かに見えた。だが、9月にライブツアー「King & Prince ARENA TOUR 2022 ~Made in~」を終えた直後のタイミングでの衝撃的な発表となった。

 4日に公式サイトに掲載されたコメントでは5人連名で、

「グループの活動のことから個人の人生について、時間をかけて本音で話し合った結果、大切にしていることは同じでも、海外での活動をはじめとして、それぞれの目指したい方向が異なることもわかりました」

と説明。さらに、ファミリークラブサイトで公開された動画では、

「だんだんと夢と目標に自分の実力の差とギャップを感じるようになっていきました」(岸)
「改めて自分の年齢と向き合ったときに、グループのそれぞれの活動方針を踏まえた上で、全力で取り組んだとしても、もう遅いなと感じてしまい目標を失い、今回の決断に至りました」(平野)
「この先、一人でも退所するという話が出たときに、自分も退所させていただくということを、本当に勝手ながら自分のなかでそう決めていました」(神宮寺)

などと各メンバーが思いのたけを語っているが、テレビ局関係者はいう。

「完全に寝耳に水。通常、ジャニーズのグループ解散やメンバーの脱退、退所の情報は発表より前に業界内に漏れ伝わるが、先日のタッキー(滝沢氏)の副社長退任もキンプリのメンバー脱退も、メディアによる第一報前に情報は流れて来なかった。特に平野は現在放送中の連ドラ『クロサギ』(TBS系)に主演中であり、その時期に脱退と退所が発表されるというのは極めて異例。事の異常さを物語っている」

タッキーとジュリー社長の確執

 ジャニーズ事務所といえば、前述のとおり今月1日に滝沢氏が同社副社長を退任して退社すると発表されたばかりだった。

「ジュリーさんからしてみれば、タッキーの管轄はあくまで若手の育成だけで、無事デビューを果たして売れたグループは自分の管轄下に入るというのは当たり前という認識を持っている。確かに所属タレントの連ドラへのブッキングなどはジュリーさんの力によるところが大きいのは事実だが、タッキーはタッキーで積極的にメディアの幹部などを接待して営業活動に励んでおり、ジュリーさん的には自分の領域を侵されていると感じる。

 また、スタッフに対して何かと厳しい姿勢が目立つジュリーさんとは対照的に、タッキーは人当たりもよくてスタッフの意見にも理解を示し、無理難題を押し付けたりもしないため、社内でも人望が厚い。社内でタッキーのシンパがどんどん増え、ジュリーさんからしてみれば自分の足元が揺らがされている気がして、これまた“おもろしくない”。特にジュリーさんの実母であるメリー喜多川副社長が昨年亡くなって以降は、タッキーとジュリーさんの確執は隠せないほどとなり、年明けにもタッキーは退社するとの見方もあったが、結局、ジャニーさんの三回忌とTravis Japanのデビューを節目として退社することとなった模様」(テレビ局関係者/10月31日付当サイト記事より)

“次の退所候補者”

 気になる事務所の今後だが、別のテレビ局関係者はいう。

「ジャニーズ創業者で元社長のジャニー喜多川さんが亡くなって3年がたち、副社長だったメリー喜多川(藤島メリー泰子)さんも昨年亡くなり、経営の実権は完全にメリーさんの娘の(藤島)ジュリー(景子)さんが握っているが、その強権的な手法に社内で反発が広がっている。確かにメリーさんもワンマンだったが、創業者ゆえの説得力とオーラがあった。一方、『ジュリーさんは、メリーさんが敷いた線路の上を歩いてきただけ』という認識を持つ社員も少なくなく、それを分かっているジュリーさんは、よりいっそう引き締めを図ろうと強権的になる。

 また、ジャニーズJr.を束ねるジャニーズアイランド社長としてタッキーがデビューさせたSnow ManとSixTONESを自分の管轄下に置き始めるなど、ジュリーさんの“ジャニーズ事務所は喜多川家の会社”という考えが露骨に垣間見えることが増え、社内の空気が悪くなっている。特にタッキーの下についていた社員の間でジュリーさんへのアレルギーは強い。

 SMAPが解散し、嵐が活動休止となった今、キンプリは人気面でもビジネス面でも事実上ジャニーズトップのグループ。そんなキンプリがタッキー退所の3日後に事実上の解散を発表するというのは、よほど深刻な事態が事務所内で進行していると考えられる。

 ここ数年、元関ジャニ∞の渋谷すばるや錦戸亮、長瀬智也(元TOKIO)、山下智久、元少年隊の錦織一清と植草克秀、森田剛(元V6)、そして中居正広らジャニタレの事務所退所が続き、堂本剛(KinKi Kids)や大倉忠義(関ジャニ∞)をはじめ“次の退所候補者”だといわれるジャニタレも少なくなく、今後は雪崩を打って退所が相次ぐのは必至だろう」

(文=Business Journal編集部)