「売れたらジュリー社長の管轄下」は当然…滝沢秀明がジャニーズ退所、社長と確執

“ジャニー喜多川の申し子”ともいわれたタッキーこと滝沢秀明氏が、ついにジャニーズ事務所を離れる――。滝沢氏が同社副社長を退任して退社すると「サイゾーウーマン」や「FRIDAY DIGITAL」が報じている。報道によれば、滝沢氏が主導しデビューさせ現在は目覚ましい活躍をみせているSnow ManとSixTONESが、藤島ジュリー景子社長の管轄下に置かれるなど、ジュリー体制との確執が背景にあるという。

 今井翼(2018年にジャニーズ退所)とのデュオ・タッキー&翼として活動していた滝沢氏は18年にタレント業から引退し、翌19年には約200人のジャニーズJr.が所属するジャニーズアイランドの社長に就任し、若手の育成を一手に引き受け。20年にはSnow ManとSixTONESの同時デビューを成功させ、昨年は「なにわ男子」もデビュー。さらに今月には「トラジャ」ことTravis Japanの世界同時デビューを実現させるなど、若手育成というタスクを100点満点に近いたかちで達成しているかに見えていた。

「Travis Japanはデビュー前の今年7月にアメリカのワールド・オブ・ダンス(WOD)世界大会に出場し、大きな爪痕を残した。そして今月にはデジタルシングル『JUST DANCE!』の全世界配信リリースというかたちで世界同時デビューさせるなど、これまでのジャニーズの手法とはまったく違う、新しい取り組みを推進したのはタッキーだった。はたからみれば成功といえるが、こうした新しい試みに対しては経営陣のなかでも反発があったようで、タッキーと他の幹部の間で軋轢が生じていた。そのTravis Japanのデビューを無事見届けたうえで、退所という運びになったのでは」(テレビ局関係者)

喜多川家の同族会社

 滝沢氏といえば、ジャニーズ創業者で元社長のジャニー喜多川氏の秘蔵っ子としても知られ、ジャニーさんの夢だったジャニーズの海外展開とさらなる発展を実現すべく裏方として同社の経営に携わるようになった。そんな滝沢氏が同社を去るという決断をした背景には、いったい何があったのだろうか。

「ジュリーさんからしてみれば、タッキーの管轄はあくまで若手の育成だけで、無事デビューを果たして売れたグループは自分の管轄下に入るというのは当たり前という認識を持っている。確かに所属タレントの連ドラへのブッキングなどはジュリーさんの力によるところが大きいのは事実だが、タッキーはタッキーで積極的にメディアの幹部などを接待して営業活動に励んでおり、ジュリーさん的には自分の領域を侵されていると感じる。

 また、スタッフに対して何かと厳しい姿勢が目立つジュリーさんとは対照的に、タッキーは人当たりもよくてスタッフの意見にも理解を示し、無理難題を押し付けたりもしないため、社内でも人望が厚い。社内でタッキーのシンパがどんどん増え、ジュリーさんからしてみれば自分の足元が揺らがされている気がして、これまた“おもろしくない”。特にジュリーさんの実母であるメリー喜多川副社長が昨年亡くなって以降は、タッキーとジュリーさんの確執は隠せないほどとなり、年明けにもタッキーは退社するとの見方もあったが、結局、ジャニーさんの三回忌とTravis Japanのデビューを節目として退社することとなった模様」(テレビ局関係者)

 また、別のテレビ局関係者はいう。

「要は、ジャニーズ事務所はしょせん喜多川家の同族会社で“ジュリーさんのもの”であるという現実に、タッキーが気が付いたということ。いくらタッキーがジャニーズの海外展開や社員の待遇改善、同族的経営からの脱却や経営の近代化などの改革をしようとしても、ジュリーさんが反対する限りは何も進まない。

 タッキーは肩書こそ副社長だが、ジュリーさん的にはタッキーの担当範囲はあくまで若手の育成のみで、経営にまでタッチさせる気はなく、いつまでも“一マネージャー”扱い。そんな扱いに、ついにタッキーがしびれを切らしたという構図。もっとも、タッキーの退社で、ジャニーズファンからのジュリー体制への風当たりが強まるのは必至だろう」

(文=Business Journal編集部)