プロ野球はペナントレースの全日程が終了し、10月8日からは日本シリーズ出場をかけたクライマックスシリーズ(CS)が始まる。セ・リーグは東京ヤクルトスワローズが、パ・リーグはオリックス・バファローズが連覇を達成し、両チームが順当に日本シリーズに進めるかどうかが注目される。
そんな中、暗雲が立ち込めているのが巨人だ。10月4日には原辰徳監督の続投が決定し、原監督は来季で通算17年目のシーズンに臨むことになる。しかし、その内実はボロボロだ。
「今季は5年ぶりのBクラスとなる4位に終わり、原政権下では初めてCS出場すら逃しました。また、今季は昨季に続いて勝率5割以下の負け越しに終わり、2年連続負け越しは球団史上2度目の屈辱。しかも、前回は監督が交代していましたが、今回は同じ原政権下での2年連続負け越しということで、巨人の歴史に残る汚点となってしまいました。チーム打率.242、チーム防御率3.69はいずれもリーグワーストですから、抜本的な立て直しが急務です。
通算勝利数は巨人史上最多ですし、その功績は疑いの余地がありませんが、今季は原監督の采配に疑問の声も多く、一部のファンからは退陣を望む声が続出。昨オフに新たに3年契約を結んだときもブーイングの嵐でしたが、続投が正式決定したことで『暗黒時代に突入』という嘆きの声も聞こえてきます」(スポーツライター)
チーム成績以上に巨人に激震をもたらしたのが、主将である坂本勇人選手の醜聞だろう。9月に「文春オンライン」が坂本選手の女性スキャンダルを報じて以降、そのあまりに衝撃的な内容から、特にネット上では坂本選手への非難が続出。「もう応援する気にならない」「失望した」などと厳しい声があがっている。
「スポーツ紙が坂本のスキャンダルをスルーしたことも批判を過熱させましたが、被害者女性と坂本の間で示談が成立していたこともあってか、球団からは何の処分もありませんでした。そもそも現監督の原さんも、過去の女性問題をめぐって元暴力団員に1億円を払っていたという大スキャンダルを抱えている身ですから、坂本の件も厳しく追及できないのでは、などと批判の対象となりました」(同)
今季の坂本選手はけがの影響もあり、成績が低迷。さらにチームも停滞したこともあってか、一部ネット上では坂本選手の退団を望む声も過熱しているが、実際のところ、その可能性はあるのだろうか?
「さすがに、限りなく低いと言わざるを得ないでしょう。今季は確かに冴えなかったですが、坂本は33歳の若さで歴代19位の2205安打を記録しており、将来的には張本勲のNPB最多記録(3085安打)更新も狙える、現役でありながらレジェンド的存在。しかも、守備の要であるショートとして、プロ入り2年目から15年間、ほぼフル出場を続けてきました。原さんが監督復帰した2006年のドラフト会議で獲得した、原野球の秘蔵っ子でもある。さらに、スター性も抜群で生え抜きですから、将来の監督候補であることも間違いないでしょう」(同)
一方で、坂本選手と同じ巨人のショートを守り、生え抜きのスター選手として活躍した二岡智宏という前例もある。2008年、選手会長だった二岡とタレント・山本モナのスキャンダルが話題となり、二岡はけがでリハビリ中だったこともあって大騒動に。去就が注目された二岡は、オフに北海道日本ハムファイターズにトレードされている。
「その二岡がけがで離脱し、スキャンダルで大炎上する中、ショートのポジションを颯爽と奪い取っていったのが、まだ10代の坂本でした。二岡はルーキーだった1999年からショートのレギュラーに定着しましたから、この20年以上、巨人のショートはほぼ、二岡・坂本という2人の人気選手が務めてきたことになる。しかし、二代続けて、なかなか衝撃的な女性スキャンダルで世の中を騒がせるというのは、皮肉な現象です」(同)
針のむしろとなりそうな坂本選手のシーズンオフだが、どのように過ごすのだろうか。