「報道のTBS」の象徴として長らく放送されてきた『news23』に“打ち切り”報道が飛び出した。メインキャスターを務める小川彩佳アナの降板がウワサされていたが、ライバルの日本テレビ系『news zero』との視聴率争いで完敗続きとなったことで、ついに番組終了の大ナタが振るわれる可能性が高まったようだ。
4日付の「東スポWeb」が「来年3月に終了するとの情報をキャッチした」と報じており、当初は小川アナを卒業させてのリニューアルが計画されていたが、現在は新たな報道番組の開始を検討する段階に移行しているという。
同番組をめぐっては、昨年8月のリニューアル時に加入した国山ハセンアナが先月末の放送で「年内いっぱいでTBSを退社する」と発表。フリー転身ではなく来年からは別の仕事をするそうで、退社と同時に番組も降板する。国山アナは小川アナと同格の扱いで「番組の顔」となっており、いわば“ポスト安住紳一郎”ともいえる出世コースに乗ったはずだった。それがキャスター就任から1年ほどで急に「あと3カ月でTBSを辞めます」と言い出したのだから、キナ臭いものを感じさせる。
同番組はジャーナリストの筑紫哲也さんをメインに据えた『筑紫哲也 NEWS23』として1989年にスタートし、08年に筑紫さんが死去した後もTBSの看板番組となっていたが、近年は視聴率の低迷が続いていた。
午後11時台の報道番組では、日テレの『news zero』が平均世帯視聴率8~9%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好調で、月曜キャスターを務める嵐・櫻井翔が出演する日は二桁に乗ることもある。一方の『news23』は4%前後で、ダブルスコアをつけられている状況だ。
引導を渡すのは小川アナの“元カレ”櫻井翔?
とくに『news23』は、昨今テレビ局が重視している13歳~49歳までの「コア視聴率」が壊滅的とされる。国山アナは若者層の取り込みを狙って起用されたといわれていたが、その成果が出ないまま年内で彼が離脱するとなれば、「テコ入れ失敗で番組が終了するのでは」と推測する声が上がるのは無理からぬことだ。
もし『news23』が終了するとなれば、ある意味で引導を渡したのは『news zero』ともいえるだろう。『news zero』の月曜キャスターを務める櫻井は小川アナの“元カレ”という因縁もあり、奇妙な運命を感じさせる。
『news23』は筑紫さんの遺志を引き継ぐTBSの魂ともいえる番組だったが、ついにその役目を終えて看板を下ろすことになるのか。来年3月の改編期に業界の内外で注目が集まることになりそうだ。