プロ野球・読売ジャイアンツ(巨人)の主将・坂本勇人が一般女性との間で妊娠・中絶トラブルを抱えていたことが発覚。あまりに酷い内容から、同じく女性トラブルで世間から批判を浴びたタレントの渡部建(アンジャッシュ)や香川照之の件と比較しても非道さが際立つという声が出ている。
坂本が起こしたトラブルが発覚したのは、10日配信の「文春オンライン」記事が発端だった。「文春」によれば、坂本が一般女性を何度も自宅に呼び出し、女性に嫌がる行為を強制し、さらに避妊をせずに行為におよんで妊娠させ、出産しないよう手術することを求めたという。記事内には、坂本が相手女性に放ったとされる
<本当は今すぐおろせよって言いたい>
<お前のことが好きだったらとっくにちゃんと付き合ってる>
といった発言も掲載されているが、坂本は過去にも別の女性を妊娠させたこともあるという。
坂本といえば、チームの主将として巨人選手の“トップ”に君臨する存在であり、その実績は輝かしい。
07年にドラフト1位で巨人に入団すると、早くも翌2年目の08年にはレギュラーを獲得。以来、10年以上にわたり巨人の主軸選手として活躍し、20年には右打者としては史上最年少の31歳11カ月で2000本安打を達成。14年オフに弱冠26歳でチームの主将に就任して以降、巨人を引っ張る存在であり続ける一方、五輪やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表選手としてチームの勝利に貢献するなど、日本のプロ野球界をしょって立つ存在といっていい。
「坂本は、巨人で純粋培養された高橋由伸、阿部慎之助の後継者として名実ともにチームの要に選ばれた。主将となり8年目の長期政権となり、チームを支える存在である一方、普段の行動には驕りも見え隠れする」(スポーツ紙記者)
過去の坂本の不祥事
実際に坂本の私生活をめぐる報道は少なくない。13年には有名タレント、14年には体操女子元日本代表の田中理恵との交際が報じられた以外にも、モデルやタレントとの熱愛報道は数知れず。さらに、宮崎キャンプ中にクラブの女性従業員を宿舎に呼び寄せたり(15年「FRIDAY」<講談社>より)、遠征先でチームメイトらと訪れたクラブで女性従業員に暴言を吐いたり(17年「FLASH」<光文社>より)、宮崎市内のクラブの女性従業員をホテルに誘ったものの断られたことに腹を立て、その女性に噛みつくなどの行為におよび、球団の代理人弁護士を通じて示談金550万円を払う(22年「週刊新潮」<新潮社>より)といった問題も起こしている。
「坂本の合コン好きやクラブ通いは、記者や球団関係者の間では有名。巨人は主力選手が不祥事を起こすと、それがプライベートのことであっても、大ごとにならないように球団が躍起になって火消しの対応をする。そのため表沙汰にならないケースもあるし、スポーツ紙やテレビ局にとっても、巨人、ひいてはプロ野球というコンテンツはいまだに重要なので、よほどの事案でない限りは巨人との関係を優先して、スキャンダルが浮上しても扱わない。そのため、坂本のように問題行為を繰り返す選手が出てくる」(スポーツ紙記者)
巨人の選手の不祥事が世間を騒がせることは珍しくない。
社会問題にもなった事案の例としては、15年、福田聡志、笠原将生、松本竜也の3投手の野球賭博への関与が発覚。16年には「週刊文春」が、巨人の複数の選手が広域指定暴力団の元組長と接点があったとも報じていた。
また、選手個人の私生活をめぐるものとしては、08年に当時選手会長だった二岡智宏とフリーアナウンサーの山本モナの不倫が発覚。14年には当時主将だった阿部慎之助(現巨人コーチ)とタレントの不倫、さらに遡れば、12年には現巨人監督の原辰徳が女性問題をめぐり1億円を払っていたと報じられたこともあった(ともに「週刊文春」より)。
ロッテ清田は契約解除
そして巨人に限らず、有名スポーツ選手や芸能人の女性をめぐる醜聞は絶えない。21年、千葉ロッテマリーンズの清田育宏の不倫が発覚し、球団はシーズン中にもかかわらず契約解除という厳しい処分を下した。また芸能人では、今年8月、人気俳優の香川照之が銀座クラブで女性従業員に迷惑行為をはたらいていたことが発覚し、出演番組の降板や出演CMの放送見合わせ・契約終了などが発表。20年にはお笑いタレントの渡部建(アンジャッシュ)が不倫騒動を起こし、番組降板と活動休止を余儀なくされた。
「ロッテの清田はプロ野球界から追放され、渡部は2年たった今も地上波のテレビ番組に復帰することは許されず、香川も10月スタートの連ドラ『アトムの童(こ)』(TBS系)の降板が発表されており、現在放送中の『六本木クラス』(テレビ朝日系)が終了すれば、当面はテレビに出られないだろう。渡部の件でいえば“単なる一芸人の浮気”といえなくもなく、香川の件は銀座のクラブという場所で起こった出来事。それらに比べて坂本勇人の起こしたトラブルは女性の人権を大きく踏みにじるもので、女性の妊娠・中絶にまつわる話。渡部や香川の不祥事と比べても、悪質さ、非道さが際立っているという声もある。
だが、スポーツ紙やテレビなど主要メディアが無視を貫いていることもあり、渡部や香川に比べれば世論からの批判トーンは低く、このまま“お咎めなし”で相変わらずグラウンドに立ち続けることになりそうだ」(テレビ局関係者)
坂本に「反省」の二文字はないようだ。
(文=Business Journal編集部)