香川照之、今夜『六本木クラス』放送中止か、THE TIME,も…CM全社降板へ

 銀座のクラブのホステスへの性加害や暴行、テレビドラマ制作の女性スタッフへの暴行などが報じられていた人気俳優の香川照之について、自社メディア「トヨタイムズ」編集長役でCMに起用中だったトヨタ自動車は1日、CMの放送見合わせを発表した。これを受け、今夜(1日)放送予定の連続テレビドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)は放送見合わせになるという見方が広まっている。

 先週発売の「週刊新潮」(新潮社)で、2019年に銀座の高級クラブを訪れた際、ホステスの体を触ったり、服の中に手を入れるなどの行為に及び、同店ママがホステスから損害賠償を求めて訴訟を起こされていたと報道されていた香川。今週1日発売の「新潮」は、香川がクラブのママに髪の毛を掴むなどの暴行もはたらいていたと報じ、同日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、テレビドラマ制作の女性スタッフにも暴行をはたらいていたと報じた。

「トヨタがCM契約企業のなかでいち早く放送見合わせの判断を下したのは、『文春』で同社の豊田章男社長が香川とクラブで一緒に飲むほど交流が深く、トヨタイムズ編集長への起用も章男社長の意向だったと報じられたことが大きいのでは。もし香川を降板させなければ“社長が仲が良いからという理由で暴行加害者を庇っている”“社長自らトヨタイムズ編集長に抜擢したから香川を切れない”という声があがるのは必至なので、先手を打って厳しい処分を下したのだろう」(全国紙記者)

番組スポンサー企業の意向

 香川はトヨタ自動車やサントリー、東洋水産、アリナミン製薬、大日本除虫菊など数多くの大手企業のCMにも出演中だが、これまで契約解除や放送見合わせ、サイト上の動画・写真取り下げといった動きは出ていなかった。各社はメディアの取材に対し、香川との契約について「検討中」とするにとどめていた。

「トヨタが放送見合わせを決めたことで、他のCM契約企業も一斉に同じ対応を取る。出演中の番組も、スポンサー企業の絡みで降板や放送見合わせは免れない」(同)

 現在、香川は7月期の連続テレビドラマ『六本木クラス』に出演中だが、第一報直後の先週8月25日には第8話が予定通り放送。翌26日にも朝の情報番組『THE TIME,』に出演するなどして、活動に大きな影響は出ないという見方もあった。今夜(1日)に第9話の放送が予定されている『六本木クラス』について、テレビ局関係者はいう。

「国内トップ企業であるトヨタの決断で、一気に空気が変わった。もし『六本木クラス』で香川の出演シーンが流されれば、テレ朝のみならずスポンサー企業の責任を問う声が上がるのは避けられない。また、主要キャストである香川のシーンは多く、香川の出演場面をカットするなり再編集して放送することは現実的に困難なため、少なくても今夜放送分については放送中止という見方が強い。情報番組である『THE TIME,』も降板は免れないだろう」

 当サイトは8月29日付記事『性加害の香川照之、自身の子供服ブランド通販「継続」の異常さ…降板ゼロの理由』で関連情報を報じていたが、改めて再掲載する。

――以下、再掲載――

 24日発売の「週刊新潮」(新潮社)で、銀座の高級クラブでホステスに不適切な行為をはたらき、同店ママがホステスから損害賠償を求めて訴訟を起こされるという性加害問題を起こしていたと報じられた人気俳優の香川照之。26日にはMCを務める『THE TIME,』(TBS系)に出演し、「皆様にご迷惑、ご心配、ご心痛をおかけし誠に申し訳ございません」と謝罪した。

「新潮」によれば、香川は2019年に銀座の高級クラブを訪れた際、ホステスの体を触ったり、服の中に手を入れるなどの行為に及び、同店ママがホステスから損害賠償を求めて訴訟を起こされていたという。

 過去に不祥事を起こしたタレントの例では、番組降板やCM出演契約解除、芸能活動休止などなんらかの対応を取られ大きな痛手を負うケースが多いが、女性への性加害という問題を起こした香川は“無傷”。第一報直後の翌25日には香川が主要キャストを務める7月期の連続テレビドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)の第8話が予定通り放送され、翌26日にも『THE TIME,』に出演。『香川照之の昆虫すごいぜ!』を放送しているNHK Eテレもメディア各社の取材に対し「対応を取る予定はありません」としており、現時点では放送を継続させる意向を示している。

 また、トヨタ自動車やサントリー、東洋水産、アリナミン製薬、大日本除虫菊など数多くの大手企業のCMにも出演中だが、現時点で契約解除や放送見合わせ、サイト上の動画・写真取り下げといった動きは出ておらず、各社はメディアの取材に対し、香川との契約について「検討中」とするにとどめている。

 さらに香川は自ら立ち上げた会社アランチヲネの代表を務め、子供服ブランド「Insect Garden」や「洋服や絵本を通して自然教育の重要性を親子に届ける通販メディア」を謳う「INSECT MARKET」を展開するなど子供向けビジネスも手掛け、幅広い活動を展開しているが、不祥事発覚後も「Insect Garden」上で販売を継続しているなど、特に対応は取られていない。

「テレビ番組やCMの場合、局や企業側の事情・判断もからんでくるため、出演継続か降板かは香川サイドの意向のみでは決まらない。一方、自身の会社で手掛けるビジネスのほうは香川が大きな裁量を持っており、一時的に販売見合わせといった対応も可能だろう。香川は『本人の至らなさで当該女性に不快の念を与えてしまったことは事実です』『皆様にご迷惑、ご心配、ご心痛をおかけし誠に申し訳ございません』などとコメントを出す一方で、何事もなかったかのように通販サイトを続けており、本当に謝罪の意思があるのか疑問。しかも商品は子供向けブランドであり、こんなことが社会的に許されるのかという違和感がぬぐえない。

 世間一般の感覚からすれば、単なる不倫の渡部や闇営業の宮迫がテレビ業界から排除されるほどの大きな制裁を受けて、性加害の香川照之が“何もなし”というのは異常だと感じる」(マーケティング会社管理職)

東大卒の知性派で歌舞伎俳優というポジション

 前述のとおり、特に近年、不祥事を起こしたタレントに活動休止や所属事務所との契約解除などの厳しい処分が下されるケースは多い。たとえば2020年に不倫騒動を起こした渡部建(アンジャッシュ)は、第一報前にテレビ各局に出演見合わせを申し入れ、いまだにキー局地上波の番組への復帰は果たせていない。19年に詐欺グループら反社会的勢力が関与した闇営業への参加が発覚した宮迫博之は、当時所属していた吉本興業から謹慎処分が発表され、収録済の番組は宮迫の出演シーンをカットして放送され、出演中だったCMも放送が見合わせに。こちらも渡部同様にキー局地上波の番組への復帰は果たせていない。

 最近では今年7月、木本武宏(TKO)が関与した投資トラブルで複数のタレントや仕事関係者が多額の損失を被っていると報じられ、所属事務所の松竹芸能は木本との契約解除という重い処分を下したが、すでに第一報前から木本サイドがテレビ各局に出演見合わせを申し入れしていたことがわかっている。

 そんななか、香川照之が“お咎めなし”で済んでいる理由について、テレビ局関係者はいう。

「やはり東大卒の知性派で歌舞伎俳優、バラエティもビジネスもこなせて“単なる一俳優ではない”というポジションが大きく影響している。被害者であるホステスの方は見まごうことなく一般人だが、大企業の上層部を占める高学歴の中高年男性の間に『もし香川を降板させれば暴露に屈したことになる』という、おかしな意地みたいなものが生まれているのではと感じる。テレビ局としても、大御所で超人気俳優の香川には“出演していただいている”という立場であり、今後のドラマやバラエティのキャスティングにも影響してくるので、降板や放送中止という強い姿勢には出られない。

 香川も『THE TIME,』で『与えられていただける仕事に対しましては、しっかりと真摯に真面目に一生懸命全力でこれまで通り挑んでいきたい』と話しているとおり、本人的にもこのまま活動を継続できるという自信があるのだろう」

 また、別のテレビ局関係者はいう。

「今回の事案が起きた場所が銀座の高級クラブという要素も、各企業の判断に影響している。香川の出演を継続させるか降板させるか、CM契約をどうするのかといったマターは各企業やテレビ局の経営判断になってくるが、特に50代以上の男性管理職や役員の間に“酔った上での粗相”“銀座のクラブが客の情報を漏らしていいのか”という意識があるのは否定できない。実際にウチにも“何年も前の情報をホステスに漏らされた香川が気の毒”と口にする管理職までいる」(8月27日付当サイト記事より)

 香川の活動継続を世間はどう見ているのだろうか――。

(文=Business Journal編集部)