24日発売の「週刊新潮」(新潮社)で、銀座の高級クラブでホステスに不適切な行為をはたらき、同店ママがホステスから損害賠償を求めて訴訟を起こされるという性加害問題を起こしていたと報じられた人気俳優の香川照之。25日には香川の所属事務所は「本人の至らなさで当該女性に不快の念を与えてしまったことは事実です」と謝罪コメントを発表したが、その香川が出演する7月期の連続テレビドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)の第8話が25日、予定通り放送された。
香川は同作で、竹内涼真演じる主人公・宮部新と激しく対立する宿敵、長屋ホールディングスの会長・長屋茂を演じている。
「香川は主要キャストで毎話、出演場面も多いため、香川のシーンだけをカットして放送するのは不可能。おそらくテレ朝は報道を受けて香川サイドに事情確認をしているだろうが、香川本人が訴えられていたわけではなく、被告はクラブのママであり、あくまで香川は第三者の間で争われた裁判で名前が出てきた登場人物の一人にすぎないともいえる。
なのでテレ朝としては香川から説明された内容を信じるほかないし、昨年に原告が訴訟を取り下げているということは、このホステスとママの間で和解が成立している可能性があり、双方に訴訟の内容について秘匿義務が課されるので、香川も細かい内容まで把握していたとしても、口外できない。訴訟が取り下げられたという事実もあり、加えて本人が『お相手の方には、ご理解とお許しをいただいております』『ご報告の文面も、お相手の方のご了承を得て発信させていただいている』と公式にコメントを出している以上、今出ている報道だけで局がドラマ放送中止を判断することはない。
もっとも、問題が性加害というセンシティブな性格のものだけに、この問題を無視して何ごともなかったかのように放送すれば、放送局としての倫理を問題視する声があがるのは避けられず、局としては“悩ましい”の一言だろう」(テレビ局関係者)
香川は現在『六本木クラス』に出演するほか、朝の情報番組『THE TIME,』でMCを務め、NHK Eテレで『香川照之の昆虫すごいぜ!』というレギュラー番組を持ち、トヨタ自動車やサントリー、東洋水産、アリナミン製薬、大日本除虫菊など数多くの大手企業のCMにも出演。一方、代表を務めるアランチヲネでは子供服ブランド「Insect Garden」や「洋服や絵本を通して自然教育の重要性を親子に届ける通販メディア」を謳う「INSECT MARKET」を展開するなど子供向けビジネスも手掛け、幅広い活動を展開している。
「香川が出演する番組のスポンサー企業やCM出演する企業に一般の人からクレームが殺到するような事態が起きれば、降板や放送見合わせといった対応がとられる可能性もゼロではない。もし一つでもそのような動きが出れば、雪崩を打って他も追随するので、芸能活動に影響が出るのは免れない。出演番組やCM、関係するビジネスなど、その影響範囲は予測がつかないほど大きなものになる。
とりあえず香川サイドとしては沈黙して事態を静観する姿勢を見せていたが、早めに公に何らかの説明コメントを出したほうが得策だと判断したのではないか」(前出と別のテレビ局関係者)
当サイトは8月24日付記事『香川照之、高級クラブでホステス「わいせつ行為」訴訟、新潮報道…活動休止の可能性も』で報道を受けた業界内の反応などについて報じていたが、改めて再掲載する。
――以下、再掲載――
24日付「デイリー新潮」記事は、人気俳優の香川照之が銀座の高級クラブでホステスに不適切な行為をはたらき、同店ママがホステスから損害賠償を求めて訴訟を起こされていたと報じた(同日発売「週刊新潮」<新潮社>が詳細報道)。香川は現在放送中の連続テレビドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)に出演しているほか、朝の情報番組『THE TIME,』(TBS系)でMCを務めてもおり、多方面への影響が懸念される。
香川は1965年に歌舞伎俳優の市川猿之助と女優の浜木綿子の間に生まれるも、香川が1歳のときに猿之助が不倫に走り家を出て、その約2年後に猿之助と浜は離婚。名門歌舞伎一家の男子は幼い頃から舞台に上がることも珍しくないが、香川は浜と共に歌舞伎界とは無縁の生活を送ることになる。
香川は名門・暁星学園から東京大学文学部に進み、学業面で秀でた才能を見せるも、卒業後は俳優の道に進み、89年にはNHK大河ドラマ『春日局』に出演。以降、テレビドラマや映画などの仕事をこなしキャリアを重ねていった。
「香川が俳優としての才能を開花させたきっかけとなったのは、やはり2000年のカンヌ映画祭で審査員特別グランプリを受賞した『鬼が来た!』だろう。香川は中国で監禁される日本兵という役どころだが、監督・スタッフ・主要キャストがほぼ全員中国人、撮影も中国の地方でのロケという過酷な環境に置かれ、怒気迫る迫真の演技をみせ、一躍注目される存在になった。それ以降の活躍ぶりは説明するまでもないだろう」(映画業界関係者)
その後は『半沢直樹』(TBS系)や『99.9-刑事専門弁護士-』(同)、『日本沈没-希望のひと-』(TBS系)、そして現在放送中の『六本木クラス』など数多くの連ドラ話題作に出演する傍ら、父・猿之助との和解を経て12年には九代目市川中車(ちゅうしゃ)を襲名し歌舞伎デビューを果たす。さらには朝の情報番組『THE TIME,』でMCを務め、“昆虫好き”が高じて18年には昆虫をモチーフとする子供服ブランド「Insect Garden」を運営する会社アランチヲネを設立するなど、マルチな活躍ぶりをみせている。
「香川照之はトヨタ自動車のCMで同社の自社メディア・トヨタイムズ編集長を務めているが、昨年に帝国ホテルで開かれたトヨタ社長、豊田章男氏の長男の結婚を祝う会にも出席するなど、章男社長とも親交がある。東大卒の知性派という顔は、企業に香川をCMに起用したいと思わせる大きな要素にもなっている」(全国紙記者)
信じがたいレベルの香川の暴挙
そんな香川にスキャンダルが飛び出した。「新潮」によれば、香川は19年に銀座の高級クラブを訪れた際、ホステスの胸部を触ったり、服の中に手を入れるなどの行為に及び、同店ママがホステスから損害賠償を求めて訴訟を起こされていたという(すでに訴訟は取り下げ)。
「香川照之は6年前に元CAの妻と離婚後、19年には『女性自身』(小学館)で交際中の銀座のクラブのホステスとのハワイ旅行が報じられており、結構“クラブ活動”がお盛んなのかもしれない」(週刊誌記者)
気になるのは今後の活動への影響だが――。
「『新潮』には、にわかには信じがたいレベルの香川の暴挙が書かれているが、出演する『六本木クラス』は現在まさに放送中で、多くの大企業のCMに出演しているほか、情報番組のMCも務めたり、NHKのEテレでも番組(『香川照之の昆虫すごいぜ!』)を持っている。そのなかの1つでも放送見合わせなどの動きが出れば、他も一斉に追随し始める可能性もある。後追い報道が続いて問題視する動きが広まれば、番組を降板して活動休止に追い込まれる可能性もゼロではない。
もっとも、事が起きたのは3年も前で、昨年には訴訟が取り下げられているということなので、なぜ今このタイミングでぽっと報道が出てきたのか、背景に何があるのかは気になるところだ」(テレビ局関係者)
香川サイドの釈明が待たれる。
(文=Business Journal編集部)