人気YouTuberで参院議員のガーシーこと東谷義和氏が、マストドンを使った独自SNS「GC2」を立ち上げ、さっそく得意の暴露話の投稿をスタートさせ、話題を呼んでいる。
これまで数多くの企業経営者や芸能人のプライベートにまつわる話をSNS上で明かしてきたガーシー。特に今月投開票された参議院選挙に立候補して以降は、連日にわたり動画配信を行い、港区界隈の人脈や知り合いの経営者、女性たちから入手したという情報に基づき、ある有名企業経営者への批判を集中的に展開。その一方でTwitterアカウントの凍結やYouTubeアカウント「ガーシーch」の一時BAN(凍結)がなされ、現在は主にインスタライブなどを使って情報を発信している。
そして18日には“チャンネルBAN”対策として、一般の人々から“捨てアカ”を募集して、それらのアカウントを使って動画を投稿をしていく考えを発表。はやくも同日中に1000を超えるアカウントを獲得したことを報告したものの、ガーシーの支援者でこれまで動画での共演も多かった東京美容外科統括院長の麻生泰氏は21日、Twitterで「ガーシーさんとのコラボライブがYouTube側より削除されてしまいました」と投稿。
27日には“青汁王子”の愛称で知られる実業家の三崎優太氏が、ユーチューバー・ヒカルと実業家・与沢翼氏とともに出演するYouTube企画「賛否両論」でガーシーをゲストに招く予定だったが中止になったと明かし、
「もろもろ番組的に、今ガーシーさん界隈のチャンネルが何かいろいろあるっていうことで、できなくなっちゃったんですね」
と説明。一方では、YouTube上に多数アップされていたガーシーが出演する動画の“切り抜き動画”も次々と削除され、切り抜き専門チャンネルも続々と凍結されており、第三者のアカウントを利用しての動画配信活動が行き詰まる可能性も出ていた。
「YouTubeの運営元は、ガーシー本人のチャンネルに加えて、第三者のチャンネルにアップされたガーシーが登場する動画まで削除する動きをみせており、下手をするとガーシーとコラボした人のチャンネル全体に影響が出る恐れも指摘され始めている。ガーシーは過去に関与した“BTS詐欺”の被害者への弁済や、自身がつくった借金の返済にYouTubeチャンネルで稼いだ収益を当てようとしていたが、早くもその目算が崩れ始めているのでは」(IT企業社員)
インスタのアカウント停止の可能性も?
こうした状況を打破するためガーシーは13日、マストドンを使った独自SNS「GAAC2 FREE SPEECH」を立ち上げ。ガーシーと交流がある実業家・高橋理洋氏が「言論の自由を尊重したSNS」として立ち上げたものだが、27日には名称を「GC2」に、ドメインを「freespeech.gaac2.com」から「gc2.jp」に変更。28日にはその「GC2」上で初投稿して、前出の有名企業経営者が女性に送ったとされるSNSメッセージを公開。翌29日には、その経営者の“アテンダー”だという男性が有名アスリートと映った写真を投稿し、物議を醸している。
このほかにもガーシーは19日には、ドバイの和食料理屋からInstagram上でインスタライブを配信。前出の麻生氏、高橋氏や、東京・南青山の人気ヘアサロン「ing」代表でタレント・小倉優子の元夫でもある菊地勲氏を含め10人ほどでの“飲み会”の様子を配信。27日に離婚を発表した小倉とも以前から面識があるというガーシーが「小倉優子の暴露? あるけど」と口にしたり、菊地と一緒に小倉をネタにするかのようなトークを展開するなどしてニュースにも取り上げられた。
「今後はGC2とインスタを主戦場として情報を発信していくとみられるが、インスタもYouTubeの運営元やTwitterと肩を並べる4大プラットフォーム“GAFA”の一員、メタ・プラットフォームズ(Facebookの運営元)の傘下であり、コンプラには厳しい。もしガーシーの暴露話がプライバシー侵害や名誉棄損とジャッジされれば、YouTubeやTwitterと同様にアカウントが停止される可能性もある。
GC2のほうは、すでに3万フォロワーがついているものの、やはりYouTubeなどのメジャーなプラットフォームと比べると情報の拡散力は弱く、現時点ではまだネット上でたどり着きにくかったり、閲覧するにはユーザ登録が必要だったりと、“誰でも簡単に見れる”という状態ではない。そのため、注目度という意味では今までのようには行かないかもしれない」(同)
8月の臨時国会には登院せず
また、週刊誌記者はいう。
「ガーシーが暴露を始めてから半年ほどたち、綾野剛や小栗旬、新田真剣佑など彼が力を入れて批判を展開してきたタレントは、結局、ほぼノーダメージで仕事に影響は出ていない。参院議員に当選して以降は暴露も鳴りを潜めており、世間的には飽きられ始めている印象もある。
また、参院選では『47都道府県暴露』と銘打ち、当選したら芸能人などの著名人の裏話を実名で明かしていくという“選挙公約”を掲げていたが、もし実行に移せば、名前を明かされた側は名誉棄損などを訴えて法的手段を取ってくる可能性もあり、そうなれば、すでに借金があるガーシーの立場はますます厳しくなる」
ガーシーは参院議員に当選して事実上の初仕事となる8月の臨時国会には登院しない意向を表明しており、参議院が除名などの処分を行うという展開も取り沙汰されるなか、果たして今後、どのような活動を展開していくのかが注目される。
(文=Business Journal編集部)