タレントの「あびる優」が20日付「文春オンライン」記事に登場し、元夫で格闘家の才賀紀左衛門が裁判所の決定を無視して、親権者が「あびる」に移ったのにもかかわらず長女・Aちゃんを違法に連れ去った状態を続けていると告発。21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、婚姻中の才賀から「あびる」へのモラハラ・DV疑惑なども交えて詳細が報じられる。
「あびる」は2014年9月のテレビ番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)放送中、才賀との結婚を生発表。のちに2人揃って出席した結婚会見では報道陣の前で“熱烈キス”を披露したことも報じられ、15年5月には長女のAちゃんが誕生した。
しかし、「あびる」と才賀は19年12月に離婚。あびるは同13日付のインスタグラムで、
「これからも●●(編集部にて伏字)のママとして、大切に大切に愛情いっぱいに育てていくことを誓います」
とつづり、離婚後の子育てについて宣言。そのため当初、親権を持ったのは「あびる」とみられていたが、才賀は翌日付のインスタで、
「僕、才賀紀左衛門が親権並びに監護権(育児権)を持ち責任を持って育てていく事を表明いたします」
と主張(当該投稿は削除済み)。さらに、才賀は同19日配信の「AERA dot.」記事でインタビューに応じ、親権や監護権を譲らなかった理由について、
「優の酒癖の悪さ、お酒との関わり方を知っているからです。その悪癖を考えると、どうしても娘を渡すことができません」
と「あびる」側の非を主張した。これにより、ネット上には「あびる」に対する批判が続出。また、以降は才賀のインスタやブログに“父娘”の写真が掲載されるたびに「素敵なパパ」「応援しています!」といったコメントが目立つようになった。
才賀といえば、「あびる」との結婚会見後に発売された「女性セブン」(小学館)により離婚歴を報じられたことも。10代で結婚し、前妻との間に子どもも2人生まれていたが、才賀が自宅に女性を連れ込んでいたことが発覚し、前妻が子どもたちを引き取って離婚したという。
つまり、「あびる」とは再婚だった才賀。報じられた“バツイチの理由”が不貞とあって、ネット上には才賀への批判や「あびる」を心配する声もあったが、2度目の離婚後はシングルファザーとしてAちゃんを育てるなかで、才賀の評価が上がっていった印象だ。
そして今年6月、才賀と交際していた元読者モデルでフリーライターの絵莉さんの妊娠がわかり、その後、入籍はせずに事実婚という形を取ることも発表された。正式には“3度目の結婚”ではないにしても、才賀は新たな家庭を築いていくようにみえた。
直接的な強制執行の難しさ
一方、「あびる優」は4月14日にインスタで、
「1人で居ると、なんか、色々考えちゃうから。たまに、〈無〉になりたくて」
と吐露。また、Aちゃんの誕生日である5月5日には、
「会えない間にママの存在もママとの思い出も忘れちゃったのかもしれないけど、私をママにしてくれてありがとう」
「誰が何と言っても、よっちゃんのママは世界に1人私だけ」
「この気持ちがいつか届きます様に」
などとつづり、翌日には“母娘”の動画を公開して、
「会いたい。会いたい。会いたい。会いたくて苦しくて辛くなる。でも頑張る」
という悲痛な心境と、前向きな気持ちも書き込んでいた。
そんな「あびる」は今回、「文春」に登場して、才賀紀左衛門に関する暴露を展開。「あびる」は離婚直後に親権者変更の申し立てを行い、昨年2月には東京家裁が、親権者は「あびる」となることと身柄の引渡しを命じたが、才賀は即日抗告。東京高裁は同4月、才賀の抗告を棄却して引渡しが確定したものの、いまだにAちゃんの引渡しは実行されていないという。
離婚協議中の夫婦などで、どちらか一方の配偶者が相手方の合意を得ることなく子供を連れて別居を開始する、いわゆる“子どもの連れ去り”が今、社会的に問題視されつつある。離婚協議において、子どもの監護を既成事実化すれば親権者の指定で有利になるとの思い込みに起因するケースも多いが、未成年者誘拐罪などの刑事責任を問われる恐れもあると指摘されている。
もし「あびる」の主張が事実であれば、才賀は裁判所の決定に反するかたちで、親権者ではないにもかかわらずAちゃんとの同居を続けていることになり、悪質な“連れ去り”行為とも受け取られるが、山岸純法律事務所代表の山岸純弁護士はいう。
「子を引き渡せとの審判(判決とは別の手続きです)が出ると、まずは『間接強制』という方法をもって、金銭を強制的に支払わせられたくなければ子を引き渡せという手続きを試みることとなります(「子を引き渡すまで、一日あたり〇万円を支払え」という裁判です)。
もちろん、『執行官』という職業の方が、ガチで一定の有形力を行使して子を引き渡させるという『直接的な強制執行』もあるのですが、
・間接執行をやってもだめだった場合
・間接強制では見込みがない場合
・子の急迫の危険を防止する場合
といったように、極めて限定的な制度です。実際、子を強制的に取り上げるとなると、子にもケガを及ぼすリスクもあるので、なかなか及び腰になるわけです(執行官としても、万が一、子にケガをさせたりしたら、国家賠償請求をくらうのでやりたくない)。
そこで、能ある弁護士は『面会交流の場』に執行官を呼んでおいて、引渡命令を受けている親から子が離れた瞬間に行動に出るよう段取りしたり、保育園や幼稚園に協力してもらったりします。
そして、そもそもの連れ去りを防止するためには、親権をもつ親として、一人で子を監護していこうとするのではなく、知人、地域、行政、親類、なんでも頼っていくことが必要ではないかと思います」
絵莉さんへのモラハラ疑惑
さらに才賀紀左衛門にとってはマイナスのニュースも続いている。
「才賀に関しては最近、事実婚相手・絵莉さんへのモラハラ疑惑も取り沙汰されている」(芸能記者)
絵莉さんは、先月18日付のブログで“つわりに苦しんでいた日々”に触れたなかで、才賀が「前の嫁もその前の嫁もつわりなんてなかった。オカンも『こんな早くからつわりなんてあって大丈夫なの?』言うてるで」などと心ない発言をしていたことを暴露。同ブログに反応した才賀は「その節は大変申し訳ございません」「反省してます」などと謝罪していたが、ネット上には彼への批判が多く寄せられていたものだ。
あびる優が「文春」で語った内容に対して、才賀はどのようなリアクションを見せるだろうか。
(文=Business Journal編集部、協力=山岸純弁護士/山岸純法律事務所代表)